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【画像】同時開催された横須賀サマーフェスタ&フレンドシップデーに始発で行ってきた!(後)
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【画像】同時開催された横須賀サマーフェスタ&フレンドシップデーに始発で行ってきた!(後)

2016-08-19 15:30
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    2016年8月6日(土)、海上自衛隊の『横須賀サマーフェスタ』と共に同時開催された、在日米海軍による基地開放イベント『2016 ヨコスカフレンドシップデー』。
    始発でヨコスカに赴いた筆者は、「恐らく混むだろう」と予想した自衛隊のイベントに先に参加。当初の予想よりもすんなりと見学できたので、午後になる頃にはそそくさとアメリカ海軍のお祭りへと足を運んだのであった。

    しかし!!

    そこはやはりアメリカ。全てが規格外のため、色々な意味で想定を裏切れる事態に陥ったので、その衝撃的光景の一部始終をお伝えします!

    前編:【画像】同時開催された横須賀サマーフェスタ&フレンドシップデーに始発で行ってきた!
    http://getnews.jp/archives/1507215 [リンク]

    大行列どころの騒ぎではなかった・米軍編

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    『ゴーストバスターズ』に『スタートレック』『ピートとドラゴン』。『スタートレック』は2ヶ月先、『ピートとドラゴン』に至っては年末公開予定なのに「NOW SHOUWING」と公開中の文字。これはいったい……?

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    そう、ここは日本の中のアメリカ、『在日米軍基地』。普段滅多に入ることが出来ない基地内だが、毎年行われている『フレンドシップデー』では日本人でも気軽に訪れる事ができる。

    ということで、午前中に海上自衛隊の基地を後にし、歩くこと約15分。汐入駅方面の米軍基地に到着。ここで開催されていたのが『2016ヨコスカフレンドシップデー』。

    基地内は完全に「アメリカの小さな街」のような構造になっており、アメリカにしかないようなファストフード店なども、この日ばかりは日本人でも利用できる。もちろんアメリカなので、基本通貨は『ドル』。もちろん日本円も使えるし、自販機も日本円が使えるので心配は不要。

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    基地に入ると、一目散に米軍船舶の体験乗船を目指す。せっかくなら、海上自衛隊と米海軍の船を、同じ日に交互に乗り比べて見たいもの。

    マクドナルド横須賀米軍基地店の巨大なドリンクに引き寄せられそうになるも、必死にこらえ米軍船舶が停泊しているエリアを目指す。自衛隊の見学エリアとは比較にならない程広大なので、初めて訪れるなら地図は必須だ。すると遠くに、だんだんと見えてくる船の姿が。

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    無限に広がるアメリカの基地内を歩いて歩いてやっと岸にたどり着くと、そこには信じられないほどの大行列。先頭が全く見えない長い行列を見ながら、おいおいこんなの聞いてないぞ……と青ざめる。
    この段階で12時半ほど。海上自衛隊の行列と比べると、アメリカの方が人気だったようだ。

    そしてこの規格外の行列に、既に脳内で暑さに対するで黄色信号が点灯していた筆者は、やむなく並ぶことを断念。
    横須賀では、先にアメリカ海軍を見ておけ」という貴重な教訓を得ることが出来た。

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    ちなみに、こちらが乗船しようと思っていたアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦『カーティス・ウィルバー』。隣に海上自衛隊の掃海艇『えのしま』が横付けされそちらも見学可能の様子。
    こうして遠方から捉えるだけでも、楽しそうな雰囲気が伝わってくるのがアメリカのいいところだ。

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    さらに奥を眺めるとそそり立つ壁……ではなく目を疑うほどの巨大な船が。
    横須賀を母港とする世界最大の軍艦ニミッツ級航空母艦『ロナルド・レーガン』。異様な威圧感を遠方から放っていた。

    ライブが好きなヨコスカのネイビー

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    横須賀基地はほとんど小さな町。ところどころに何らかの施設のアメリカンサイズな駐車場があり、その駐車場にライブ・ステージが組んであるという感じだ。
    午後1時くらいの段階でほとんど観客がいないにも関わらず『カントリーロード』などのカントリーソングを熱唱するネイビー。ノリがとにかく良い。

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    中心部には複数のステージがくんであり、日本のアイドルグループがパフォーマンスをする場面も見られた。こちらは何故かアメリカ人ファミリーに人気の模様。
    ほのぼのとした、良い雰囲気だ。ここまでは。

    衝撃的な光景の数々

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    基地が一般日本人に開放されるフレンドシップデーでは、様々な事を体験できる。体験乗船、バンドコンサート、ブラバン鑑賞、ボーリング(基地内に超本格的アメリカンなボーリング場がある)、軍人チームとの野球対決、良く分からないオリジナルグッズ購入etc。そのどれもがまず日常ではアメリカに行く以外、なかなか体験出来ないものであるが、恐らく、この祭りに来る日本人の半数以上が血眼で求めているであろうモノがあった。

    それは、そう、

    ジャンクフード!

    道端の屋台でAnthony’s Pizzaの山が量産される画には、文化の違いを通り越して次元の違いを見せつけられた様な気がした。
    上のピザのように、基地内の駐車場という駐車場に屋台街が出現しいて、至る所で大量の巨大な「何か」が売られているのだ。ピザ、タコス、バーガー、ホットドッグ、肉そして通称・色水ことカラフルな物質で着色されたゲータレード。さらに日本未発売モンスターなど、ドリンクもジャンク度MAXで提供されている。ちなみに、もちろんアルコールもあるぞ。バド(ワイザー)は$3。値段は至って普通。

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    こちら、目の前に出されたらかぶり付きたくなること必至な『ジャンボターキーレッグ』。巨大なターキーレッグが直射日光の下、ガンガンに燻られる。

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    ついつい購入。お値段$11と張るが、信じられないほど重く、巨大。明らかに中に鉄か鉛でもお入れになりました?というほど重く、少なくとも2ポンド(約900g)以上はあっただろうか。どう考えてもその場で完食出来ないので、残りは持ち帰った。

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    珍しい飲み物の数々も、米軍基地の醍醐味の一つだ。
    「オレーンジ」「ブル・ラーズベリ」「グリーン・りんご」など超個性的なネーミングに惹かれる。

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    勢いで買ってしまった、色の変わるレモネード。$7。
    とにかく暑かったので、非常においしく頂いた。

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    屋台の従業員は皆ノリがとにかく良い! 値段も決して高くはないので、色々なメニューに挑戦出来るのも嬉しい。

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    とにかくテンションの高い基地の人々。彼らにとって、基地内は完全に”ホーム”なのか、かなりフリーダムな様子だった。

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    値段はまちまちだが、Tシャツ1000円、キャップ1000円など意外と安い出店もある。話を伺ってみた範囲だと、アメリカ海軍内のCTF(コマンドタスクフォース)の部隊やロジスティクス、潜水艦艦隊の情報部隊など、実に多種多様な部隊がそれぞれTシャツを作り、オリジナルのフードメニューを販売。言ってしまえば、巨大な大学の学園祭の様な雰囲気である。
    エナジードリンク『モンスター』は大量入荷していたようで、どこでも購入する事ができた。

    意外と広い範囲を探索できる

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    米軍基地と言っても普段入ることは滅多にないので、その規模感はいまいちピンと来ないものがある。
    しかし、実際に基地内に入ってしまうとその広大さに度肝を抜かれること間違いなしだ。大きな小売店こそ無いものの、フードに関してはちょっとしたショッピングモール並のレパートリーがある。また娯楽施設も完備されており、巨大ボーリング場や映画館、広大な野球場に巨大なジムなど、一通りなんでも揃っている感じだった。
    また歩道や道路の作りもアメリカそのもので、全体的にビッグ。そこら中の壁にはアメリカ式にATMが埋め込まれてあり、探せば探すほどアメリカなテイストを体感できる。
    メインエリア以外でも見学出来る場所は多いので、ゆっくり見て回るのも楽しそうだ。

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    潮風が気持ち良い、海に面した野球グラウンド。非常に良好な環境で、プレイ出来る人たちが羨ましい。

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    また、トイレや喫煙所には非常に多く設置してあり、衛生面に関しては手抜かりが無い様子だった。またこれらの移動トイレは多くが新品だったようで、内部も非常にキレイだったのが印象的。唯一施設面で難点を挙げるとすると、日陰が予想以上に少なかったという事か。とは言え、メインイベントである花火は大物バンドによるライブは夕方以降に集中していたので、しっかりと対策をしておけば特に問題はなさそう。ちなみに、ボーリング場内がガンガンに冷房が効いていたので、涼みに多くの人が駆けつける一幕もあった。

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    アメ車のマスタング、カマロやコルベットをはじめ、クラシックなものから新しい世代まで幅広い種類のマッスルカーも展示してあった。この様な光景は横田基地の友好祭でも見る事が出来る、米軍基地祭の定番出し物だ。運が良ければ、バンドの大音量に負けじと鳴らされるV8サウンドを聞けるかもしれない。

    と、かなり駆け足ながらも一応全体を回ってみた横須賀の海自&米海軍祭り。想像よりも遥かにアメリカンなアメリカ文化を体験出来き、さらに普段滅多に見れない光景も目撃できるに違いない。猛暑の中、このような大規模イベントを無料で開催してくれる関係者には、ただただ頭が下がるばかりである。

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    本来であればこの後夜から始まる花火大会にも参加したかったのだが、想定以上の暑さと脚の疲れから断念。始発から通しで一連の祭に参加するのは相当な体力を要するので、来年参加する方は是非体力トレーニングを積んでから臨んでみていかがだろうか!

    ※画像は筆者撮影。

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