ボクシング映画『My Name Is Lenny(原題)』の撮影がロンドンで開始された。映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や、映画『X-MEN:アポカリプス』に出演したジョシュ・ヘルマンが出演する。
サロン・ピクチャーズがプロデュースを行い、ライオンズゲートによって英国内で公開される本作は、ロンドン北部にあるホクストンとイズリントンで4週間以上にわたり撮影される予定だ。
『My Name Is Lenny(原題)』は、「ザ・ガバナー」の呼び名で知られるベア・ナックル(素手で戦うボクシング)選手、レニー・マクリーンの実話に基づく物語だ。ヘルマンはボクサーのマクリーンを演じ、テレビドラマ『This Is England:90(原題)』で第69回英国アカデミー賞テレビ部門で助演女優賞を獲得したシャネル・クレスウェルは、妻のヴァル・マクリーンを演じる。UFCミドル級チャンピオンのマイケル・ビスピン(ドラマ『ツイン・ピークス』、映画『xXx<トリプルX>:再起動』)は、マクリーンの最大のライバルであるロイ・“プリティ・ボーイ”・ショーを演じる。
その他の出演者には、マイケル・ガンボン(映画『ハリー・ポッター』シリーズ、映画『ヘイル、シーザー!』)、ニック・モラン(映画『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』、映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』)、ジェニファー・ブルック(映画『Astral(原題)』)、チャーリー・パーマー・ロースウェル(映画『レジェンド 狂気の美学』、テレビ『Ripper Street(原題)』シリーズ)、そして現ベア・ナックル・ボクシング世界チャンピオンのデッカ・ヘッジが名を連ねる。
監督はロン・スカルペッロ(映画『Offender(原題)』、映画『PRESSURE/プレッシャー』、映画『Bobby(原題)』)、脚本はポール・バン・カーター(映画『Offender(原題)』、映画『The Guv’nor(原題)』)とマーティン・アスキュー(映画『Snow in Paradise(原題)』、映画『ロックンローラ』)が担当する。
プレス発表によると、「『My Name Is Lenny(原題)』は、レニー・マクリーンの1970年代東ロンドンにおける若きストリート・ファイター時代を原点として、絶えず付きまとう子供時代に受けた恐ろしい虐待の影響や、激しいライバル関係にあったロイ・ショーとの3度に渡る非公式のボクシングの試合、最後には『ザ・ガバナー』のチャンピオン・タイトルを獲得するまでを記録した作品である」ということだ。
晩年のマクリーンはベストセラー作家となってテレビや映画にも出演するようになり、1998年に亡くなる少し前には、ガイ・リッチー監督のデビュー作である映画『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』の“バリー・ザ・バプテスト”として最もその名を知られていた。
ヴァン・カーターとサロン・ピクチャーズの創設者仲間であるニック・タウシングは、レニーの息子であるジェミー・マクリーン、パトリオット・ピクチャーズのマイケル・メンデルスゾーンと並んでプロデュースを手掛ける。サロン・ピクチャーズのクリストファー・J・レイノルズはエグゼクティブ・プロデュースを担当する。メンデルスゾーンのユニオン・パトリオット・キャピタルが完全出資し、エンバンクメント・フィルムズのティム・ハスラムとユーゴ・グランバーは海外の販売を担当する。
サロン・ピクチャーズはまた、ライオンズケートによる長編ドキュメンタリー映画『The Guv’nor(原題)』のプロデュースも担当した。同作は10月10日(現地時間)にDVDが発売される予定だ。
最近サロン・ピクチャーズは、ブライアン・コックスとミランダ・リチャードソンが出演するジョナサン・テプリツキー監督の映画『Churchill(原題)』の製作を終えた。