アルコン・エンターテイメントと米ワーナー・ブラザースが、これから公開を控える映画『ブレードランナー』続編のタイトルを映画『Blade Runner 2049(原題)』に決定した。
同作には、ハリソン・フォード、ライアン・ゴズリング、ジャレッド・レトー、ロビン・ライト、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークス、カーラ・ジュリ、バーカッド・アブディ、デイヴ・バウティスタが出演する。ドゥニ・ヴィルヌーヴ(映画『ボーダーライン』)が監督を務めており、7月に撮影を開始した。
同作は、北米では2017年10月6日に劇場公開を予定している。ソニー・ピクチャーズ・リリーシング・インターナショナルが、北米以外での配給を担当する。
続編『Blade Runner 2049(原題)』は、1982年に公開されたオリジナル版『ブレードランナー』の数十年後を舞台とし、フォードはリック・デッカード役を再び演じる。あらすじの詳細は明かされていないが、作品内の一部は2049年を舞台にするようだ。
雨模様のデストピアと化した2019年のロサンゼルスを舞台に、デッカードが異世界のコロニーから脱走した4体のレプリカントを追う姿を描いたオリジナル版は、リドリー・スコットが監督を務めた。ルトガー・ハウアーが演じるロイ・バッティに導かれたアンドロイドたちは、4年の寿命を延ばす方法を探し求めていた。
オリジナル版は1993年に、米議会図書館により米国立フィルム登録簿に保存されるよう選ばれた。
続編の脚本は、ハンプトン・ファンチャーとマイケル・グリーンによって執筆され、フィリップ・K・ディック原作の小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』をもとにしたファンチャーとデヴィッド・ウェッブ・ピープルズによる序章の後を継ぐことになる。
続編のエグゼクティブ・プロデューサーは、サンダーバード・フィルムズのフランク・ギストラとティム・ギャンブルが務める。スコット監督もウィリアム・C・カラッロと共にエグゼクティブ・プロデューサーを務める。
アルコン・エンターテイメントはまた、10月6日(現地時間)に、アルコン・インタラクティブという名前の新部署を設立し、VR(バーチャルリアリティー)技術を扱うオキュラスとのイニシャル・パートナーシップも締結した。この提携の一部として、オキュラスが『Blade Runner 2049(原題)』をもとにするVR体験を製作・配給する予定だ。
続編のタイトル発表の声明には、ヴィルヌーヴ監督、スコット監督、フォード、ゴズリングの現場での写真が添えられた。