hikari-cha026_R.jpg

秋葉原の食を網羅するガジェット通信の“秋葉原制覇”ですが、メジャーな店からマイナーな店まで、筆者(YELLOW)が歩いて撮って食べて歩くを繰り返す地味な作業の努力の積み重ねによって成り立っている事実……あると思います!

と、とりあえず筆者も頑張ってる感をアピールしつつ、神田で筆者の100倍頑張って営業している『ひかり』(大衆中華料理)を紹介します。

神田最安値更新!日式中華の老舗『ひかり』

hikari-cha025_R.jpg

厳密には値上げしないで頑張っていたら、いつの間にか神田で“一番安くて美味しい中華料理屋さん”になっていたというオチで御座います。

「うちは神田で一番安いからね。」(店主 談)

この言葉に嘘偽りはなく、マジに安いのでメニューを御覧下さい。

hikari-cha004_R.jpg

まあ、最近はチェーン店も値段だけは安いので、それと比べたら普通かな感は否めませんが、手作りの中華料理店でこの値段は安いと思います。

hikari-cha009_R.jpg

無論、筆者は値段よりも店が放つコスモに導かれて訪れたわけでして、この店構えってか雰囲気からジワジワ来る“美味い予感”を感じるセンスは重要です。

『チャーハン』を所望する!

hikari-cha007_R.jpg

炒飯と書いたり『チャーハン』と書いたりする筆者ですが、これは店のメニュー表通りに忠実に書いている為です。

そのメニューに対する思いがあって『チャーハン』と書いてあるのかもですので、そこは原文のまま書くのが礼儀かと存じます。

hikari-cha008_R.jpg

というわけで、神田で一番安い『チャーハン』(480円)をオーダーしたのですが、残念ながら御飯がなくなったとの事で食べれませんでした。

これは『ひかり』あるあるですので、覚えておいて下さい。

本日も『チャーハン』を所望する!!

hikari-cha012_R.jpg

そして二度目の再訪です。もはや『ひかり』で『チャーハン』を食べないと収まりません。しかし、店内に入ると

「ちょっと出前行くから待ってて。すぐ戻るから。」(店主 談)

と言って、店主は出て行ってしまいました……。店の中、俺しか居ないじゃん……。

hikari-cha011_R.jpg

暇なので店の壁にあるメニューを眺めてみると、実にメニューも豊富である事が伺えます。

しかも、日式中華と言うか日本人に慣れ親しんだメニューばかりで、昔懐かしい気持ちになりますね。

すると、どうでしょう?

さっき出前に徒歩で出た店主が、2分と経たずに戻って来ました。どんだけ近くの出前なのかと小一時間ですが、この『ひかり』の出前を頼めるとか羨ましい限りです。

hikari-cha015_R.jpg

本日のオーダーも『チャーハン』で御座います。(ブレない男43歳独身)

hikari-cha013_R.jpg

この日は12時前を狙ったので御飯が残っていたのですが、あまり御飯を沢山炊かないので御飯物や定食狙いならオープン直後に訪れる事をオススメします。

『チャーハン』を食す!

hikari-cha028_R.jpg

整いました。

勢いあまってセンターからズレた感は否めませんが、筆者の期待を裏切らないビジュアルである事は変わりありません。

hikari-cha029_R.jpg

珍しいところでは、ピーマン的な何かが入っている事でしょうか?

これがデフォルトなのか、食材が余っていたから入ったのかは謎ですが、筆者はピーマン嫌いじゃないので全然オーケーです。

肉はチャーシューの切り落としと思われ、多くもなく少なくもないベストなバランスで入っています。

しいて言うならネギ感は少なく卵も少な目、炒飯と言うよりは“焼き飯”寄りな予感ですが、ダイナミックな味付けは『ひかり』らしいと思いました。

「ダイナミックな味付けって何だよ!」

って思う人が多数だと思いますが、昔の炒飯によくある化学調味料的な感じだと思って頂ければ幸いです。

最近は“化学調味料=悪”という間違った風潮があるのですが、別に化学調味料が悪いって事はありません。

確かにお手軽に“美味しく感じちゃう”みたいなチートツールの類いではありますが、それで美味しくなるなら使うのも有りだと思う筆者です。

しかも!

この手の昔ながらの中華料理屋さんは、化学調味料の味も含めての味ですので、それも含めて昔からの味を忠実に守るのは逆にリスペクトだと思います。

スープは普通だぞ!

hikari-cha027_R.jpg

『チャーハン』に付属のスープを頂くと、これまた期待通りの味で御座います。インスタントではない本物の中華料理屋さんのスープです。

無論、美味しい事は美味しいのですが、そこまで美味しいを連呼する程ではない、普通な感じでしょうか?

逆に『チャーハン』におけるスープの立ち位置を考えた場合、このくらいの地味な美味しさがベストかと思います。

『餃子』も食す!

hikari-cha030_R.jpg

筆者は初見の中華料理屋さんでは炒飯から入ります。炒飯を食べればその店の味がある程度分かるからです。

嘘です。

純粋に炒飯が好きなだけです。

しかし!

この『ひかり』の『チャーハン』を見た瞬間、その美味しさを確信した筆者は『餃子』(350円)も追加しました。結果、こんな感じです。

hikari-cha031_R.jpg

予想通り、餃子にもコダワリが感じられますね。店内を良く見てみると“餃子の皮も手作り”みたいなアピールが書いてありました。

『ひかり』の手作り餃子の味は語るだけ野暮というものです。このグラフィックから感じて下さい。

hikari-cha032_R.jpg

一応、感じられない人の為に補足すると『雁川』よりも上、『大阪王将』よりも上の上って立ち位置です。

ここら辺は個人の嗜好ですので、どの店が一番かは人それぞれですが、盲目的に『雁川』サイコーを連呼する人達には、是非とも食べ比べて欲しいですね。

特に餃子に関しては秋葉原、もとい神田で一番美味しいと思うので必食かと存じます。

『ひかり』 総評

hikari-cha005_R.jpg

ネットで調べず己の足と感性のみで発見した『ひかり』ですが、まさに秋葉原もとい神田でナンバーワンの大衆中華料理屋さんだと思いました。

世間の流行に流されない昔ながらの『チャーハン』も最高ですが、なんと言っても手作り餃子は感動モノですね。

「お前はいちいち大袈裟なんだよw」(読者 談)

みたいな御意見も多数あると予想されるので、コチラを御覧下さい。

hikari-cha016_R.jpg

『生ビール 中』(280円) 『生ビール 大』(380円)

最高だろ?

いや、それは流石に安すぎて逆に不安になるパターンですが、この『ひかり』ならもしかしたらって希望も沸いちゃう筆者です。

というわけで、秋葉原から遠いとか言ってる場合じゃないんで、歩いて『ひかり』まで訪れてみて下さい。と、言いたいところですが、店のキャパが広くはないので、一日5人くらいのペースで地味に訪れて

「あれ? 最近お客様増えたかな?」(店主 談)

みたいな配分で訪れる事を希望します。まあ、筆者が紹介しても影響は少ないので、多分狙い通りチョイとお客さんが増えるくらいだと思いますけどね。

それでは、是非みなさんも『ひかり』に訪れて歴史を胃袋に刻んでみて下さい。

『ひかり』

住所:東京都千代田区神田司町2-16 鉄鋼新聞第5ビル1F

営業時間 11:00~15:00 18:30~23:00 
定休日:日曜日

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: YELLOW) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

RSS情報:http://getnews.jp/archives/1545226