今年の大晦日、国民的アイドルグループ『SMAP』がついに解散する。
昨年2015年1月に週刊文春が報じた「メリー喜多川副社長5時間インタビュー」から、紆余曲折を経て今年8月14日にSMAP解散の報道となったのだが、そのインタビューの完全版も含め、SMAPとジャニーズ事務所のこれまでを振り返ってまとめられた1冊が「週刊文春記者が見た『SMAP解散』の瞬間」である。
著者は週刊文春の特派記者で、件のメリー喜多川副社長のインタビュー記事も担当した鈴木隆太記者。
これまでも数々のスクープをものにしてきたという鈴木記者、先日12月16日には『niconico』の「文春砲Live」にもパーティションの向こう側ではあったが生出演し、SMAP解散問題についても語っていた。
”流行語大賞受賞”をアノ人に報告!【文春砲Live #09】
http://live.nicovideo.jp/gate/lv283478015[リンク]
同書の帯には、
「対立するならSMAPを連れていっても出て行ってもらう」(メリー喜多川副社長)
「俺たちを巻き込まないでよ」(木村拓哉)
「話すわけないじゃん。だって、文春さんは敵でしょう!」(中居正広)
「このままフェイドアウトしちゃダメだ」(ジャニー喜多川社長)
「僕たちは15年前にもう壊れていたんです」(草彅剛・香取慎吾)
「事務所に感謝するのは当り前。それをわからなかったらアホでしょう」(滝沢秀明)
「社長になんかなるつもりなかった」(飯島三智・元SMAPマネジャー)
「僕はどうなっちゃうんですか?」(山下智久)
と、本の中に登場する、SMAPのメンバーや関係者が語ったという言葉が羅列されている。
第一章が「SMAPを連れても出ていってもらう すべてはここから始まった。メリー喜多川副社長インタビュー 完全版」で、最終・第五章が「独占告白 飯島元マネジャーの涙」という構成。SMAPのメンバーと飯島三智・元マネジャー、ジャニー喜多川社長、メリー喜多川副社長と娘の藤島ジュリー景子副社長を中心に、解散決定に至るまでの経緯と、その真相に迫る文春の取材課程がなんとも生生しく書かれた一冊となっている。メンバーの写真等も多数掲載されている。
現在、紅白歌合戦へのサプライズ出場が実現するか否かということが盛んに取りざたされているSMAP。ネット上では、クリスマスに紅白出場が発表されるのではという話も出回っていたりするようだが、興味のある方は大晦日までにこちらの1冊をお読みになってみてはいかがだろう。
※画像は「週刊文春記者が見た『SMAP解散』の瞬間」および『週刊文春デジタル』(http://live.nicovideo.jp/gate/lv283478015[リンク])より引用