ヤマハ株式会社から小中学校をはじめとする学校の教育現場に向けたICTを活用した音楽教育ソリューション『Smart Education System』の提供が開始されます。
いったいどういったものなの? というと、ひとつに『ボーカロイド』を使った授業用ソフトが2月7日より登場するそうなのです。つまりはボカロ作りをフツーに音楽の授業で学んでいく、いう時代に突入したということ。どんな教材なのでしょうか。『ボーカロイド教育版』のデモンストレーションの様子を動画とともにご紹介いたします。
【動画】『ボーカロイド教育版』デモンストレーションの様子(YouTube)
https://youtu.be/vR2QyZjP_C0
直観的に学べる遊べる! 『ボーカロイド教育版』
『ボーカロイド教育版』は、ヤマハが開発した歌声合成技術『VOCALOID(ボーカロイド)』小中学校の音楽授業を想定、改良したもの。思い浮かんだ歌詞やメロディーをどんどん入力でき、子供たちが使いやすい様に直観的な操作で楽曲作りが可能になっているそう。メロディーつくりを体系的に学びながら楽しんで創作できます。
まず、歌詞となる文字を入力。音声の言葉を読み取るので「こんにちは」の「は」は「わ」と入力。
次に、画面にメロディーを入力。タブレットで直観的に操作が可能。再生すれば出来上がり。歌詞つきのメロディー音声が完成!
そのほか、ハーモニーの学習にも対応した『パート重ね機能』作った音楽を作品として残せる『出力機能』などが取り揃えられており、楽曲作りが簡単に学べそうです。
音楽作り、曲作りはプログラミングと非常に共通点があり、簡単なツールを使って学ぶことができるのは、2020年に小学校で必修化される予定の『プログラミング教育』の観点からも注目されています。
そのほか人気楽器ギターを用いた『ギター授業』、伝統的な器楽を学べる『箏授業』用ソフトも同時に展開。
ヤマハのボーカロイド開発者である剣持秀紀さんへ取り組みについて、お話をうかがってみたところ「今後、子供たちならではの創造性あふれる楽しい楽曲が生まれるのではないでしょうか」と語られていました。未来の子供クリエーター達が誕生するのが楽しみですね。
公式サイト
ボーカロイドビジネス
http://business.vocaloid.com/education/
製品詳細情報
『ボーカロイド教育版』
シングルライセンス:希望小売価格 20,000円(税抜)
校内無制限ライセンス:オープンプライス
発売日2017年2月7日