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マーベル・コミックに登場する架空の組織「S.H.I.E.L.D.」のエージェント達が様々な怪事件に挑んでいく、アベンジャーズスピンオフ作品『エージェント・オブ・シールド』。シーズン3が2月3日よりブルーレイ/DVDリリース&一挙デジタル配信開始となります。

ガジェット通信は、12月初旬、この『エージェント・オブ・シールド』新シリーズが撮影されている、シールドのヘッドクォーター見学や、キャストインタビューなど取材を行ってきました。先日、コールソンのインタビューを掲載しましたが、今回は「スカイ(デイジー)」を演じたクロエ・ベネットにインタビュー。

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―クロエさんは元々マーベル作品がお好きでしたか?

クロエ:私には兄弟が6人もいるの。子供の頃、お姫様のお人形とかの中にコミックのヒーローたちも沢山いたわ。6人の兄弟に囲まれて女の子1人だったから他の女の子よりもコミックのヒーローやスポーツに接する時間が多かったと思う。でもこのシリーズがスタートしてからコミックの事に詳しくなった事は確か。マーベル・コミックや他のコミックベースの映画が好きだし、コミック・ブックも読むようになったのよ。

―では6人のお兄さんや弟たちはあなたがこのシリーズに出てる事をすごく誇りに思ってるんじゃないですか?

クロエ:ぜーんぜんそうじゃないの(笑)。彼らは私がこのシリーズに出ている事をバカバカしくて面白いと思ってるけど、誇りになんか思ってないの(笑)。いつもからかわれてるのよ。私のファイトシーンなんか見てられないって思ってるらしいし、私の事を冗談の種にしかしてないわ(笑)。

―今までで一番撮影が大変だったのはどんなシーンですか?

クロエ:シーズン2の終わりの方が凄くチャレンジングだった。私の役デイジーは孤児として育ったんだけど両親が見つかって会うのね。母親は彼女を殺さなければならないし父親も…両親に初めて会うというのに最悪の状況だったの。だからシーズン3の中でもデイジーのチャレンジはまだまだ続くのよ。付き合った過去があるウォードとの関わりも出てくるし、とにかく何事もスムーズに進まないの。他にもチャレンジングなシーンは結構あるわ。特殊効果を使う時は撮影してる間、実は相手が居ないのね。何もないグリーン・スクリーンの前で1人なのに相手が居るような感じを出して演技する訳だから。

―デイジーは初め、すごく孤独であんまり人付き合いが良い方じゃなかったですが、段々友達もできて、人との接触がうまくなっていきます。

クロエ:デイジーの変化は目まぐるしい感じでしょう。シーズン1で彼女が現れた時デイジーは結構行動派だったわ。でも実際は一匹狼でトレーラーに1人で住んでいたし、ハッカーの典型みたいな孤独な生活をしていたわ。シーズンを通して彼女はどんどんダークな方向に進んでいったと思うの。彼女がやりたいことが思ったほど簡単ではない事を自覚したし、いろいろな困難を体験して少しずつ人生というものを分かり始めたのね。多分デイジーの年頃ではこの変化は普通の事じゃないかしら。色々体験して大人になっていくっていう事。

―あなた自身もまだお若いですが、デイジーという役をこなしながらあなたも一緒に成長していく感じがはありますか?

クロエ:共に成長している事は確かよ。彼女を通して私も人生を体験してるって感じがするわ。面白いなって思うのは私が演じてるキャラクター(デイジー)の成長と私自身の成長が平行して進んでいるのを感じること。一年に22ものエピソードを作ってるから、デイジーと共同生活してるって感じがするの。このシリーズから生まれるプレッシャーとか、実生活とのバランスをどうやって取るのか?っていう部分も含めて、キャラクターと共に大人になってるって感じが強いわね。

―デイジーのどんな部分があなたの成長を助けていますか?彼女から学ぶところは何ですか?

クロエ:多分彼女の絶対にへこたれない部分が私にいろいろ教えてくれていると思う。デイジーは本当にいろいろな苦難に巡りあって、それを乗り越えなければならなかったでしょう?どんな時もとにかくポジティブに希望を捨てないで生きていくのが彼女だから。そんなデイジーから学ぶ事が多かったと思う。シーズン3ではもっと悲しい事も起こるんだけどあんまり詳しく言えないわ。彼女の前方にはいばらの道が待ってるって感じね。でもいつも彼女は頑張るの。決してへこたれずに前進するの。

―このシリーズの撮影現場にいる時間がすごく長いそうですが、共演者がファミリーみたいになってますか?

クロエ:イエス!クラークは最悪なのよ。私を虐めるのよ(笑)。良い共演者に囲まれてラッキーだと思う。家族と過ごす時間よりずっとずっと長い時間を共演者と一緒に過ごしているわね。このシリーズのキャストは私のファミリーなの。クラークは先輩であり話を聞いてくれる大切な仲間でありいろいろな事を教えてくれる師でもあるの。(クラークさん近づいて来てクロエにお金を渡す)見て見て、彼の事褒めるとこうやってお金くれるのよ(笑)サンキュー(爆笑)
ええっ!これ100ドルよ!!
(クラークさん)もっともっと褒めてよ。
(クロエ)彼は素晴らしいアクターなの。彼は本当に良い人よ(爆笑)私にとって理想の男性よ。ベストだわ!
(お金を返すとクラークさんが受け取って)僕は嘘にはお金を払わない(笑)

―シリーズの中でもコールソンはデイジーをすごく庇いますよね。普段でも彼はあなたを保護してくれてるんですね?

クロエ:イエス。彼はいつも私を応援してくれてるの。作品の中でも、普段も守ってくれてるわ。本当にラッキーだと思ってる。私にとってこのシリーズは初めての大役で、経験が浅い事から戸惑う事が多いけど、彼が守ってくれる事で随分助かっているの。彼を見てていろいろ学ぶ事ばかり。こういう大きなシリーズの中で、日々の出来事にどんなふうに対処して行くか?周りの人とどんなふうに接していくか?というような、撮影現場で一緒に仕事をする人たちと上手くやって行くコツを彼から学んでいるの。人には良くするっていう事の大切さを教えてくれたわ。撮影現場では、主役の彼はリーダーだしね。彼の人との接し方を見てて随分学ぶ事が多かった。

―シーズン3にはさらに個性的なキャラクターが登場します。シーズン1&2と比べて、あなた自身も慣れてきたという事も含めて、シーズン3の撮影現場の変化や印象を教えて下さい。

クロエ:シーズン3の撮影現場は今までとは全く違うと言っていいくらい、いろいろな事が変化したの。シーズン3はシールドの一つのチャプターが終わるって感じね。いままでで一番凄い事が起こっているの。シーズン3の後はシールド・チームは今までと同じ状態に戻る事はないの。それほど沢山の“出来事”が満載なの。今のシールドを十分楽しんでおいた方がいいわよ。シーズン4のシールド・チームはかなり違うものになってるんだから。シーズン4は私が好きなコミックヒーローが登場するの。ファンも喜んでくれると思う。

―アメコミの映画やテレビシリーズなどの人気が上がる一方ですがどうしてだと思いますか?

クロエ:まずは、ヒーローと呼ばれてる人達にも弱いところや完璧じゃないところがあるという部分が人を惹きつける理由の一つだと思う。特にマーベル・シネマティック・ユニバースのヒーローには、いろいろな形、タイプ、力があって、必ずしもスーパーヒーローと呼ばれているキャラクターだけがヒーローではないでしょう? そんなところに見る人は惹かれるんだと思うの。スーパーヒーローだったとしても常に完璧じゃなくて、弱いところも苦手な事ももろい所もあるっていうことね。それがマーベルユニバースに惹かれる部分じゃないかしら?スーパーなんだけど完璧じゃないっていうところがアメコミの面白さだと思う。スーパーパワーはいい事ばかりを連れて来ないって言う事。私がオーディションで使った言葉なんだけど、私がとっても好きな言葉は「スーパーパワーは余計な予期しないゴタゴタも一緒に連れて来る」って言う台詞なの。スーパーパワーがなければ起こらない余計なゴタゴタ。それを山程持ってやって来るのがスーパーパワーっていう事ね。そんなところが見る人を惹きつけると思ってる。

―今日は素晴らしいお話をどうもありがとうございました!

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作品情報

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「エージェント・オブ・シールド シーズン3」
2017年2月3日(金) ブルーレイ COMPLETE BOX(20,000円+税)、DVD Part1(4,700円+税)発売!第1弾DVDレンタル、一挙デジタル配信開始!
2017年2月17日(金) DVD Part2、Part3(各4,700円+税)発売!第2弾DVDレンタル開始!

「マーベル エージェント・オブ・シールド 3」
全国無料のBSテレビ局 Dlife(ディーライフ)にて1月21日(土)21:00スタート!
(二)毎週土曜21:00~/(字)金曜27:00~

http://www.dlife.jp/lineup/drama/agentsofshield_s3/

(C) 2016 MARVEL & ABC Studios

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