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先月から続いているチリ史上最悪の森林火災の消火活動現場に、世界最大の消防飛行機が出動して成果を挙げている。

航空機からの消火活動というと、福島第一原発にヘリから霧状の水をふりかけていた時の印象が強すぎて頼りなく感じる人もいるかもしれない。ところがどっこい、ボーイング747-400をベースにした世界最大のこの「スーパータンカー」はぶちまける水量がケタ違い。一度におよそ75トン(一般的な家庭の浴槽の約380杯分)もの水に圧力をかけて一気に押し出すことで、地上の狙った範囲を水浸しにすることができるのだ。

【動画】Solo pasa en Chile – Edición SuperTanker(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=8NSqwOuGjXs[リンク]

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超低空でやや仰角を取ってフラップを目一杯展開し、できる限り速度を落としながら一気に放水。先月末には、小さな村に迫っていた火災現場に水を投下し、炎に飲まれそうになっていた5人の消防士の命を救ったとの報道も。現地の人からはえらく歓迎されているようだ。同機を所有するグローバル・スーパータンカー・サービスは、1日に7回出動して計500トンあまりの水を投下し、次の出動までの補給をわずか12分弱で完了させるなどの世界記録を打ち立てたと発表している。

ちなみにこの機体は2010年まで日本航空で使用されていた機体を改造したもの。今回のチリの任務には、ウォルマート創業家が設立したウォルトンファミリー財団から資金提供を受けて出動しているそうだ。

画像とソース:『YouTube』およびグローバル・スーパータンカー・サービス公式サイトより引用
http://globalsupertanker.com/[リンク]

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