あらゆる感情、欲望、社会病質的心理傾向はすべて記録され、管理され、大衆は「良き人生」の指標として、その数値的な実現に躍起になっていた。人間の心の在り方、その個人の魂そのものを判定する基準として取り扱われるようになるこの計測値を人々は「PSYCHO-PASS(サイコパス)」の俗称で呼び慣わした。犯罪に関する数値も“犯罪係数”として計測され、犯罪者はその数値によって裁かれる。
治安維持にあたる刑事たちは常に、犯人を捕まえる実動部隊となる“執行官”と、執行官を監視・指揮する“監視官”のチームで活動する。自らが高い犯罪係数を持ち、犯罪の根源に迫ることのできる捜査官こそが優秀な“執行官”となりうる。それゆえに、犯罪者になりかねない危険も孕む“執行官”は、その捜査活動を冷静な判断力を備えたエリートである“監視官”に監視されている。
公安局刑事課一係のメンバーはそれぞれの想いを胸に、正義の在処を常に突きつけられながら任務を遂行していかなければならない。
彼らが立ち向かうものの先にあるのは――
■秋アニメクロスレビュー『PSYCHO-PASS サイコパス』
ストーリー原案/虚淵玄(ニトロプラス)
アニメーション制作/Production I.G
総監督/本広克行
声優/関智一、花澤香菜、野島健児ほか
10月11日よりスタート
フジテレビ 毎週木曜日 深夜24時45分~
公式サイト:http://psycho-pass.com/[リンク]
●総合得点 平均
8.6/10点(レビュアー5名)
●アニ二郎探検隊 のレビュー
演出 8
脚本 8
作画 8
OP / ED 8
キャラクター 7
-----
総合 8
ヒロインの新人が一番まともなこと言ってるんですが、この世界では彼女の価値観はイレギュラー。設定は映画マイノリティ・リポートに近い。潜在的に眠る犯罪を起こす可能性を数値化し、引っかかったら犯罪者予備軍として扱われる。まだ、何もしていなくてもだ。
まだ明かされていないのだが、このシステムで犯罪の抑止がどれくらいできているのかが気になる。非常に興味深い世界観である。しかし、1話目から夢も希望も感じられないなぁ。それがたまらなく面白いんだけどね。
●srbn のレビュー
演出 8
脚本 8
作画 7
OP/ED 8
自分の身の危なさ 9
-----
総合 8
精神の汚染状態から潜在犯を予測し、排除するシステムが機能する街が舞台。この街に住めるか?って言われたらまあ無理でしょうね。汚染度の検出方法や基準値、どういったときに汚染度が変化するのかなどまだはっきりしていない部分が多いので住みたくないです。
主人公の新米監査官が今後どう活躍するのか、犯罪係数は非常に高いが取り締まる立場の執行官が今後どうなるのか、そして冒頭に出てきたやつは何者なのかなど、まだまだ謎が多い作品ですね。
OPもEDも映像とマッチしていて、思い切った良い起用だと思います。あっという間に終わった感じのする密度の濃い作品でした。攻殻、まどマギ越えなるか。
●渋市 飛鳥 のレビュー
演出 10
脚本 10
作画 8
OP / ED 8
キャラクター 8
-----
総合 9
設定・物語・キャラクター、どれもが素晴らしい作品でした。
ストーリー原案・脚本に虚淵玄さん、同じく脚本に「ヤングガン・カルナバル」の深見真さんとか……私得すぎる! 設定も”らしい”ワクワクさせられる内容。もっとそれぞれのキャラクターやその過去を知りたいなぁ。2話以降にも期待!
そして花澤香菜さん演じるヒロインの常守朱が今どのような経験を積んで、どう成長していくのか楽しみです。あの黒髪美人さん、3話で首チョンパとかないですよね……?
●藤本 エリ のレビュー
演出 9
脚本 9
作画 8
OP / ED 7
キャラクター 8
-----
総合 9
監督が『踊る大捜査線』シリーズの本広克行さん、原案・脚本が『まどか☆マギカ』の虚淵玄さんという異色のアニメ。『踊る』シリーズはもはやゴミクズ映画の決定版と化していますが、『PSYCHO-PASS サイコパス』はかなり面白かったです!(踊るは監督じゃなくて脚本が悪いということでFA?)
今期のノイタミナ枠は2作品ともProduction I.Gが制作していますが、作画もキレイで、ゴミゴミした街並みの描写にそそられます。近未来な世界観も、観る側は花澤香菜ちゃん演じる朱と共に説明を吸収していく感じで、分かりやすかったです。これから主人公・狡噛慎也との絡みに期待!
“きれいな関智一”にもニヤニヤ。あ、あとJ-Rock界を代表する中二病バンド、『凛として時雨』によるOPも雰囲気に合ってました。
●鬼嶋 ピロ のレビュー
演出 9
脚本 9
作画 9
OP / ED 8
今期アニメの中での注目度 10
-----
総合 9
今期のノイタミナ枠、本広克行×虚淵玄(ニトロプラス)×天野明× Production I.GによるオリジナルTVアニメな今作。注目度で言えば間違いなく今期トップと言っても過言ではないでしょうw
「踊る」シリーズの監督、「マドマギ」の脚本、「リボーン」のキャラデザ、「攻殻」のスタッフ、なんちゅー布陣だよwwww
近未来の世界感のようですが、設定用語はよくわからんですwww ちなみに調べてみてわかったんですが、サイコパスってのは反社会的人格を挿す心理学用語なんですな。
とりま難しく考えすぎずオリジナルアニメなんで1話目は雰囲気を楽しもうずwwww 作画も音楽もクオリティめっちゃめちゃ高いのはわかり過ぎるくらいわかるし、雰囲気もカメラワークもさすがですわwww 「踊る」のマスコットの湾岸くんが随所にいるのがウザいですがwww
第1話のクライマックスの展開は唖然として口半開きで見入っちゃってましたwww 予想通り、本広×虚淵タッグおそるべしwwww 本広演出と虚淵脚本の本気がどこまで行くのか楽しみですなwwww 多少ぶひれる要素にも期待してますwww
●レビュアープロフィール
アニ二郎探検隊
アニメの流通も手がける某企業に勤務する元イベント屋の30代
srbn
OPやEDに弾幕が流れるようなアニメをよく観ていますよ。
渋市 飛鳥
作監や脚本よりまずは声優をチェックします。好きな声優が演じているアニメは地雷でも必ず最後まで視聴。スタジオの名前が書いてあっても出待ちはダメだぞ!
藤本 エリ
日常系アニメと、黒髪&細身キャラクターをこよなく愛するアニメ・声優好き。一番応援している声優は小野大輔さん。好きな監督は水島努。
鬼嶋 ピロ
業界の隙間でぬるっとなんやかんやしてるアニヲタDQNですw
■関連記事
突然のキスで恋が芽生えるのはイケメン限定ですよね 少女漫画原作アニメ『好きっていいなよ。』[6.8/10点]
“7”と“F”の超時空コラボレーション! 『マクロスFB7 オレノウタヲキケ!』10月20日いよいよ公開!
「ぐぬぬ……」とさせてくれるほどイイ出来の『バクマン。第3シリーズ』 アニメをあまり観ない人にもオススメしたい[7.5/10点]
そろそろ曲がり角(?)のベストジーニストとジーンズ協議会
Huawei、デュアルコア・デュアルSIMのAndroid 4.1スマートフォン「Ascned Y300」をブラジル市場で年末に発売