声優の林原めぐみさんが、2017年6月11日にファーストライブを中野サンプラザで開催すると発表。1986年より活動を開始し、3月30日には50歳を迎える長い芸歴の中でも初めてのライブということで、さまざまな世代の声優ファンがざわめいています。
林原さんと言えば、『らんま1/2』の女らんまや、『魔法のプリンセス ミンキーモモ』のミンキーモモ、『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイ、『スレイヤーズ』のリナ=インバース、『カウボーイビバップ』のフェイ・ヴァレンタイン、『名探偵コナン』の灰原哀などなど、90年代を席巻した女性声優。現在でも『昭和元禄落語心中』でみよ吉を艶っぽく演じているのはご存知の通り。
現在では当たり前となった声優が歌う主題歌ですが、その礎を築いたのも林原さんの功績として挙げられるでしょう。
1997年にリリースされた『スレイヤーズTRY』の主題歌「don’t be discouraged」はオリコン初登場4位を記録。この時の初動は10万枚を超えていると言われ、ほかにも「~infinity~∞」「A Happy Life」などの名曲を毎年のように送り出し、前述の『昭和元禄落語心中』では椎名林檎さんが手がけたオープニングテーマ「「薄ら氷心中」(第一期)「今際の死神」(第二期)を歌い健在ぶりを示しています。
絶大な人気を誇っている林原さんですが、ファンクラブが存在せず、これまで有料のライブを行ってきませんでした。これには「お金でファンを区別したくない」という林原さんの意向があったとされています。そのため彼女のライブは過去に2015年の『KING SUPER LIVE』やラジオの公開録音などごく僅かな機会しかありません。
最後の大物が満を持しての登場に、声優ファンが色めくのも当然なのですが、問題は会場となる中野サンプラザのキャパ。席数は2222席……。これにはネットでも「チケット取れるわけがない」という声が多数寄せられ、「武道館でやったほうがいい」「中野サンプラザ30個分はいる」というあながち大げさとも言えない意見や、早くも転売を心配する声も。「チケット3万円でいいから大きな会場で」と切実に願うツイートも見られました。
チケット3万とかでもいいからデカイ箱でやってくれ。2017年に林原めぐみのライブに行きたがるオタクなんてもう年寄りなんだから金なら何とかする
— 清涼飲料酒 (@hi__ro) 2017年2月25日
林原めぐみファーストライブ
・エヴァ世代
・スレイヤーズ世代
・らんま1/2世代
・ポケモン世代
・名探偵コナン世代
他にも色々とありすぎて、つまりチケット入手がまず無理ということですわね— ダージリン (@nekosen_saki01) 2017年2月25日
もうチケットは諦めて「Blu-ray予約したい」という人まで現れている林原さんのファーストライブ。声優史に残るライブとなることはもはや間違いなく、運良くチケットを手に入れた人はかけがえのない体験をすることになりそうです。
MEGUMI HOUSE(キングレコード)
http://king-cr.jp/artist/hayashi/index.html [リンク]