中2日間を休めば最大9連休（！）となる今年のゴールデンウィーク。お出かけや旅行の予定を立てている人も多いはずですが、旅先での空き時間や目的地に到着するまでの移動はリラックスして過ごしたいですよね。飛行機のフライト中や新幹線の車内、高速道路の渋滞など、今から過ごし方を考えておくのが得策ではないでしょうか。
そこで今回は、スマートフォンやタブレットでも楽しめる『Netflix』のオススメ作品をピックアップ。GWにもってこいのダウンロード機能とあわせて紹介します。
『Netflix』のダウンロード機能とは
『Netflix』は世界最大級のオンラインストリーミングサービス。映画、ドラマシリーズ、アニメ、ドキュメンタリーなど、好きな時に、好きな場所から楽しめるのが特徴です。さらに、外出先や移動中でも“好きなだけ”視聴できるように、モバイル端末へのダウンロード機能を採用しています（ダウンロード対象コンテンツに限る）。
Wi-Fi環境下で好きなコンテンツをスマホやタブレット端末にダウンロードしておけば、インターネット接続のない場所でも自由に作品を楽しむことが可能です。モバイル通信量の消費を気にする必要もナシ。フライトモード時も再生が可能なので、長時間移動の飛行機の中でも大活躍です。
というワケで、ダウンロード機能に対応したNetflixオリジナル作品の中から注目の人気作品をセレクトしてみました。どれも連休中の予定そっちのけでハマってしまうかも！
GWがもっと楽しくなるNetflixオリジナルドラマ！
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』
少年の失踪、不思議な能力を持つ少女、謎の組織と研究所……次から次へと奇妙なこと（＝ストレンジャー・シングス）が巻き起こり、「未知の世界」への扉が開かれます。姿を消した少年の捜索を巡り、次第に国家規模のとある秘密が明らかに。サスペンスやミステリー、そしてSFアドベンチャーの要素が強い昨年大ヒットを記録した作品です。
舞台は1983年、インディアナ州の田舎町。物語をメインで引っ張る少年たちは、映画『スター・ウォーズ』や小説『指輪物語』、コミック『X-MEN』、テーブルトークRPG『ダンジョンズ＆ドラゴンズ』に夢中のボンクラ3人組（失礼！）。もうこの時点で最高です！ 失踪した少年の母親を演じるウィノナ・ライダーの素晴らしい怪演にも注目。
個人的には、J・J・エイブラムス監督の映画『SUPER8/スーパーエイト』の“イイ部分”だけを凝縮したような印象。『グーニーズ』、『E.T.』、『スタンド・バイ・ミー』などの映画が引き合いに出されるのも納得です。片田舎の風景や謎が謎を呼ぶ展開は、デヴィッド・リンチ監督の人気ドラマシリーズ『ツイン・ピークス』も連想させます。
こちらはシーズン1（全8話）でいったん話が解決してまとまっていますが、10月よりシーズン2の配信も決定しています。
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』予告編 第2弾（YouTube）
『ゲットダウン』
ヒップホップを知らなくても首を振りたくなる！ ピース綾部さんじゃなくてもニューヨークに行きたくなる！
舞台はヒップホップ黎明期、1970年代後半のニューヨーク。治安の悪いサウスブロンクスから、川を隔てたマンハッタンへと移り住むことを夢見るティーンエイジャーが主人公。政府に見捨てられた街で、その唯一にして最大の手段が“音楽”です。
主人公エゼキエルたちは運命の出会いを経て、ひとりのDJと4人のMCによるチーム“ゲットダウン・ブラザーズ”を結成。程よく泥水をすすりつつも、リリックのセンスと度胸を武器に着々と成りあがっていくサクセスストーリーがハッピーで爽快。そしてラップのシーンは問答無用で超ドープ！ セリフがいちいち韻を踏んでいるので、常にフリースタイルのラップを聴いているかのよう。アゲアゲな70年代ディスコサウンドとブレイクビーツが鳴り響き、車内のBGMとしても楽しめそうです。
日本のヒップホップ界隈からもリスペクトの声が相次いでいる『ゲットダウン』。フリースタイルやMCバトルブームで改めてヒップホップに注目が集まる今、そのカルチャーが産声を上げた瞬間に生きる彼らのリアルな姿を目に焼き付けるべし！
普通だと米国産テレビドラマの1シーズンは、日本でいうところの2クール（約6か月）の長さに相当するため、イッキ見するにはかなり体力を要します。その点、『ゲットダウン』はすでに配信中の全11話で完結しているので、GW中に結末まで楽しめますよ。
大人気オリジナルドラマ『ゲットダウン パート2』予告編（YouTube）
『サンタクラリータ・ダイエット』
タイトルからは想像もつかないですが、なんと愉快なゾンビものです！
ロサンゼルス郊外で不動産仲介業を営む夫婦に突如として悲劇（喜劇？）が。結婚生活19年目にして、ママがアンデッドになっちゃった！ ドリュー・バリモア演じる主人公シーラは、見た目はごく普通の人間。ただ普通と違うのは、心臓が止まっていること、あらゆる欲求が抑えられないこと、そして人を食べたくなっちゃうことです。
信じがたい現実を目にして、愛する夫と高校生の娘はてんてこ舞い。そして不運なことに、なんとお隣さんは警察官と保安官。思わぬご近所トラブルを抱えながら、人生で最高に刺激的な生活がスタートします。家族がまたノーマルに暮らせることを夢見て、今日も“食料”の調達にお出かけです。
現在シーズン1（全10話）が配信中で、シーズン2の制作も決定しています。1話あたり30分弱なので、ちょっとしたスキマ時間を使って大笑いしましょう。
極上コメディ『サンタクラリータ・ダイエット』予告編（YouTube）
『ハウス・オブ・カード 野望の階段』
もはや説明不要の大傑作。『Netflix』上陸前より日本でも人気を博していた政治ドラマですが、実はもともとNetflixオリジナル作品なのです。
大統領選で大いに活躍し、新政権で国務長官のポストを約束されていた主人公フランク（ケヴィン・スペイシー）。しかし、その約束を反故にされ、ホワイトハウスへの復讐と権力の奪還を誓うところから物語がスタートします。新米の女性記者を利用して情報操作したり、他の議員の弱みを握って手駒にしたり……、裏取引、枕営業、警察やマスコミへの圧力など、“あらゆる手段”を使って政界の頂点を目指していきます。フランクを怒らせたら「倍返し」どころじゃ済みませんよ！
「野望の階段」を駆け上がるためには善悪の概念も捨て去ってしまうフランクですが、共に復讐を誓った妻クレア（ロビン・ライト）も“ヤバい女”感がムンムン。トランプとヒラリーが手を組んでも敵わないかも……。しかし、ドス黒い陰謀が渦巻く政界の中では、彼らのような血も涙もない冷酷人間でさえ応援したくなるのが不思議です。
ケヴィン・スペイシーと共に制作総指揮を務めるのは、『セブン』、『ファイト・クラブ』などの巨匠デヴィッド・フィンチャー。シーズン1の第1～2話では監督も務めており、金、女、裏切りの渦に巻き込まれながら成り上がっていく『ソーシャル・ネットワーク』や、生々しい夫婦関係を描写した『ゴーン・ガール』あたりのテイストを感じる人も少なくないでしょう。
現在は最新となるシーズン4まで配信中。シーズン5の配信日が5月30日に決定しています。
ハウス・オブ・カード 野望の階段 シリーズ予告編（YouTube）
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