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劇場版『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』公開決定! 『Re:animation』オーガナイザーに聞く魅力
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劇場版『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』公開決定! 『Re:animation』オーガナイザーに聞く魅力

2017-04-25 12:00
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    2005年に放送され、少年レイトンがエウレカと出会い、世界を知る旅に出るというストーリーが人気を呼び、2000年代屈指のアニメ作品となった『交響詩篇エウレカセブン』。それが12年の歳月を経て劇場版『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』として公開されることが発表されています。3部作としてレイトンとエウレカの物語が紡がれ、これまで正面から描かれていなかった「ファースト・サマー・オブ・ラブ」が映像化されるという意味でも期待されます。

    『エウレカ』といえば、2017年4月26日まで『CAMPFIRE』でクラウドファンディング中の超都市型フェス『Re:animation10』は、もともと『エウレカ』ファンが集まったイベントが出自。そこで、オーガナイザーのちへさんに『エウレカ』の魅力や劇場版への期待、それに『Re:animation』への意気込みについてお話を伺いました。

    映画 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1 特報51s – YouTube
    https://www.youtube.com/watch?v=zzfVIGs1w6Q [リンク]

    --まずは、ちへさんが『エウレカセブン』との出会いから教えて頂けますか?

    ちへ:当時地方にいて、音楽を知っている友だちから3話までの録画データが「オープニングだけでも黙って見ろ」と突然送られていたんです。それで1話が「ブルーマンデー」だったので、「そういうアニメか!」となりました。

    --ニューオーダーの曲由来のタイトルにビビッときた、と。

    ちへ:そこから「残りも送って」と頼んで、「モーニング・グローリー」(26話)の頃には追いついてリアルタイムで見てましたね。

    --もともとタイトルやキャラクター、機体が曲名から取られていたり、音楽好きが「おっ」となる要素の多いアニメですよね

    ちへ:よく「クラブ帰りに見るアニメ」と言われていましたけれど、日曜日の朝の時間帯にやっていたということもあって、「ニルヴァーシュ」といった機体のネーミングにもビビっときましたよね。

    --特に好きなキャラクターを挙げるとすれば?

    ちへ:ホランド(・ノヴァク)が大好きなんですよ。最初は「アネモネかわいいな」だったと思うんですけれど、何度も見続けていくうちにホランドが好きになっていったんですよね。

    --ちょっとつっけんどんで強気なところがいいですね。とりわけ好きなシーンはありますか?

    ちへ:たくさんありすぎるんですけれど、エウレカが洞窟に入ってハゲていたところが「このアニメ、尋常じゃないぞ」と思いましたね。吉田健一さんが作画監督がやった回とかはぶっとんでいるけれどカワイイという。

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    --このタイミングで『ハイエボリューション』の公開が発表になりましたが、率直な感想を教えて下さい。

    ちへ:何しろオリジナル・メンバーが12年の歳月を経て揃ったというのが感動的ですよね。京田知己監督と吉田さんは『ガンダム Gのレコンギスタ』で一緒に仕事したりしていますけれど、シリーズ構成の佐藤(大)さんはそこにタッチするケースはなかったので「何してくれるのかな」と。前日譚というのが怖いですけれどやっぱり期待しますよね。

    --もともと、『リアニメーション』は『エウレカ』の飲み会から始まったということですが、最初に開いたのはどのような理由から?

    ちへ:地方から関東に出てきて、友だちがいなくて「さみしいな」と思って、『mixi』でオフ会が流行っていたので『エウレカ』の飲み会をやろうと声をかけたんです。2005年の9月に『甘太郎』で20人の予約を取ったのですけれど、40人の応募がきました。当時『エウレカ』のコミュニティが約5000人いましたからね。

    --当時『mixi』のコミュニティって影響力ありましたからね。そこからクラブイベントの『GEKKO NIGHT』に至るまでは?

    ちへ:11月にも飲み会をやって60人のパブを貸し切りにしたんですけれど、誰かがDVDを持ってきて見たらすごく盛り上がったんです。カラオケもすごく盛り上がって。「それならクラブ借りればいいんじゃない」となって、2006年の2月に『GEKKO NIGHT』を開催したんです。

    --『GEKKO NIGHT』では、『エウレカ』のほかにどのような曲がかかるイベントだったのでしょう?

    ちへ:『GEKKO NIGHT』では、アニメの曲は実のところほとんどかかってなかったんです。各話のタイトルチューンや各キャラの元ネタになったアーティストの曲だったりじゃんじゃんかかっていたので、アニソンはオープニングとエンディングの30分くらいしかかかってなかった。おまけでアニソンかけている時間もあったんですけれど、2フロアで2時間くらい。だから、テクノとかハウスとかニューウェーブのパーティーだったんです。

    --なるほど。『エウレカ』と音楽の両方が好きな人のためのイベントだったわけですね。そこから2010年に『リアニメーション』へと進化することになります。新宿・歌舞伎町での野外イベントは各方面に衝撃を与えました。

    ちへ:『GEKKO NIGHT』は『エウレカ』と音楽が好きな人のパーティーだったのが、『エウレカ』をアニソンに置き換えてみたというのが『リアニメーション』の試みで、そうするとアニソンが増えたんです。それで初期の『リアニメーション』は90~00年代のアニソンが多かったということですね。それが、中野に移った頃から最近のアニメをかけるDJも増えてオールジャンルになっていったというところですね。

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    --中野に移ってからも「秘密基地」の高田梢枝さんや「sakura」のNIRGILISが出演していて、何かと『エウレカ』色が感じられるイベントになっています。

    ちへ:結局のところ、後からアニクラに入ってきた人も『エウレカ』好きが多いですよね。DJコンテストをやってみても、皆あの頃の曲をかけてきます。25歳以下の人でも『エウレカ』の劇伴の「ホワイトタイガー」を使ってきたり、「スーパーカー」かけたりしますから、「好きなんだな」というのは通底しているので。無理に引き継ごうとしなくても、今回のように映画やります、となりますので(笑)。『リアニ9』でもHIROSHI WATANABEさんに出て頂いたり、たびたび『エウレカ』に引き戻される機会があるんですよね。だから縁は感じます。

    --現在クラウドファンディング中の『リアニメーション10』では、1200万円という高い目標額を掲げています。

    ちへ:ぜひ無料で開催したいと本気で思っています。今までは失敗してはいけない企画だったんですけれど、1200万円に近づければ素晴らしい成果。自分として「ハードルを下げる」という意味もあります。そもそもアニソンのチケットって高いので、アニクラならば安価で楽しめるということを目指していきたいと考えています。それでアニクラの裾野が広げていければいいな、と思っています。

    --わかりました。最後に『リアニ10』にどのような人に楽しんでもらいたいか教えて下さい。

    ちへ:『エウレカセブン』が好きな人は多くて、アニメファン以外にもパチンコもずっと稼働していて音楽に触れている人は多いと思うんですね。アニメ好きな人にはリーチしていくけれど、『エウレカ』しか分からなくても音楽が好きな素性があるはず。そういう人にはぜひ来て欲しいですね。

    映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』(公式サイト)
    http://eurekaseven.jp/ [リンク]

    リアニメーション10 お台場2DAYS 無料の野外DJフェス開催プロジェクト! (CAMPFIRE)
    https://camp-fire.jp/projects/view/21807 [リンク]

    (C)2017 BONES/Project EUREKA MOVIE

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