家族でも安心して楽しめる「レゴ バットマン ザ・ムービー」
名作『レゴ ムービー』で大感動してからレゴ関連の映像作品がすっかり好きになってしまった筆者です。
というわけで、『レゴ バットマン ザ・ムービー』も観て参りました。
映画大好き少年、ゆうくん(小学校低学年男子)とそのお父さんも一緒に観てもらい、観た直後に、感想をきいてみました。
上映の間、何度も声をあげてクスクス笑っていたので、おそらく小学生にはド直球だったのでしょう。
―― 『レゴ バットマン ザ・ムービー』観て、どうでした?
ゆうくん:うん、おもしろかった!
―― ゆうくんは、バットマンのことは詳しいの?
ゆうくん:まだ、映画とか観たことないです。でも、ゲームで少しやりました。(『レゴ バットマン3 ザ・ゲーム ゴッサムから宇宙へ』をプレイ済とのこと)
そんなに知らないんだけど、面白かったです。
―― 映画のどこが、良かったですか?
ゆうくん:バットマンって、最初はなんでも一人で全部やる、って感じでイヤな人だったんだけど、最後は全員全力でやるってことになって。そこが良かったです。
―― みんなで力を合わせたんだね
ゆうくん:はい。みんなでひとつのチームになってたし、家族になってました。いい作品だなと思いました。
―― いちばん覚えている場面はありますか?
ゆうくん:バットマンが外では賑やかに喋ってるけど、家に変えたらひとりぼっちでシーンとなったところ。
―― あの場面みんな笑ってたね、今日はありがとうございました
ゆうくん:ありがとうございました。
『レゴバットマン ザ・ムービー』予告編
https://youtu.be/lgugWD24iFI
登場人物のクセがすごいんです
うぬぼれ屋だけど寂しがり屋というめんどくさいヤツ設定のバットマン。そこに現れた元気すぎる少年ロビン。そして、例によって世界を乗っ取ろうとしているジョーカー。それぞれの登場人物のクセの強さがほんとに半端ない。
その部分も含めて、本作のお楽しみポイントです。
筆者達が今回観たのは吹き替え版。重要な役割を果たすロビンを吹き替えたのは、お笑い芸人の小島よしお氏。この演技が非常に自然でマッチしていました。いつもの小島よしお氏のギャグが途中で入らなければ自然すぎて最後まで小島よしお氏が吹き替えていることに気づかなかったかもしれません。バットマン役の山寺宏一氏、お笑い芸人のおかずクラブのお二方など、声優さんの演技もレベルが高く、それもお楽しみのポイントのひとつと言えます。
総てがレゴでできているという、ほんとに独特な世界を描いた作品なんですが、そのおかげでしょうか。適度なコミカルさが常にあり、でもしんみりしたシーンでは「レゴブロックの人」が語っているからこその余計なものを削ぎ落とした「演技」がストレートに観ている人の気持ちにささってくるような気がします。
独特であり同時にクセがある、この「映画版レゴの世界」。クセがあるゆえにクセになっちゃいそうです。
全編通して、笑いが常にあり家族で観ても安心して楽しめる作品でした。
映画『レゴ バットマン ザ・ムービー』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/legobatmanmovie/
(ガジェット通信)