「ゆりめいと」とは何か? その名の通り百合作品を結集させた特別なスペースなのだが、簡略化すれば極楽のことである。
開催期間中は各出版社の複製原画が展示されている。
この度複製原画が展示されているタイトルは以下の通り。
一迅社(コミック百合姫)からは『citrus』『立花館To Lieあんぐる』『月が綺麗ですね』『2DK、Gペン、目覚まし時計。』『捏造トラップ-NTR-』『ゆるゆり』。
KADOKAWAからは『あかるい記憶喪失』『あの娘にキスと白百合を』『ご主人様と獣耳の少女メル』『同居人が不安定でして』『やがて君になる』。
幻冬舎コミックス(月刊バーズ)からは『このはな綺譚』『ふたりべや』。
講談社からは『さよならジュリエッタ』『将来的に死んでくれ』『DNAは教えてくれない』。
新書館からは『加瀬さん。』シリーズ。
(出版社・作品名五十音順)
また「アニメイト百合部」店舗ではゆりめいとオープン記念フェアも開催される。
「アニメイト百合部」とは「百合」好きなアニメイトスタッフの声かけにより結成された対象店舗のことだ。
実はこの「百合部」、2016年11月にアニメイトが結成したのを皮切りに他店でも続々と結成されている。アニメイトでは既に20店舗が入部。ゲーマーズでは2017年3月に5店舗が百合部を結成。同時期に、芳林堂書店を含む書店の書泉各店でも、書泉百合部を結成している。
またゲーマーズでは「ゆりめいと ゲーマーズ池袋購買部 1巻応援フェア」を開催。
そう、百合部は本来ライバル同士であるはずの店舗間の枠を超えて連動しているのである。
この現象そのものが百合の有するエネルギーのあらわれではないだろうか?
今回の「ゆりめいと」開催は実はエイプリルフールネタとして告知されていた。
嘘でなく実現してほしいと声が寄せられるなか、実際のゆりめいと開催が告知された。
そのため百合ファンの喜びはひとしおだった。
実際に行ってみると会場内には中央に書棚が置かれている。ここが聖地だ。
アニメ化を控えた『加瀬さん。』シリーズのPVも流れておりナチュラルに五体投地したくなる。
泣かせるのは百合部店員による手書きポップ。
また書棚のラインナップは痒いところに手が届く百合作品が集められていた。
上記に連ねた特典付きの作品以外にもあらゆる出版社やシリーズから厳選された珠玉の百合作品らが集積されている。
すでに何度も足を運んでいるファンもいる模様。
大きな掲示板には来訪者がメッセージを貼ることができる。
好きな作品をここで推すのも一興だ。
大沢やよい先生や仲谷鳰先生のサイン会も開催されていたが、現在は終了している。
しかし、対象コミックスを購入すると特典のブロマイドが入手可能で開催中は何度でも足を運びたい。
実際にリピーターも多いようだ。興味のある人は是非チェックしてみよう。
ゆりめいと特設ページ: https://www.animate.co.jp/special/65191/
【リンク】
アニメイト百合部ツイッター https://twitter.com/animateyuribu
【リンク】
ゲーマーズ公式アカウント ツイッター https://twitter.com/gamers_no_gema
【リンク】
ゲーマーズ百合部特設ページ https://www.gamers.co.jp/special/66248/
【リンク】
書泉百合部ツイッター https://twitter.com/SHOSENyuribu
【リンク】
※参加店舗:書泉ブックタワー8F(秋葉原)、書泉グランデ2F(神保町)、芳林堂書店 高田馬場店 5F、芳林堂書店 コミックプラザ(池袋)
書泉百合部特設ページ https://www.animate.co.jp/ex/shosen_yuribu/
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(執筆者: 小雨) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか