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「DCコミックス」のすごい人! ジム・リーさんに『ワンダーウーマン』を描いてもらったよ
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「DCコミックス」のすごい人! ジム・リーさんに『ワンダーウーマン』を描いてもらったよ

2017-05-18 19:00
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    8月25日に『ワンダーウーマン』、11月18日に『ジャスティス・リーグ』、秋公開の 『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』と、2017年期待の作品が目白押しの「DCコミックス」プロジェクト。いやあ、公開が待ち遠しいですね!

    そんな、「DCコミックス」の魅力を「DCコミックス」共同発行人であり、著名なアメコミアーティストであるジム・リーさんに聞いてきました! 我が「ガジェット通信」のためだけにその場で『ワンダーウーマン』を描いてくださったので、そちらもご紹介いたします。

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    【ジム・リー プロフィール】
    1964年8月11日韓国ソウル生まれ。アメリカン・コミックス作家。1987年にプロデビューし、以後、20年以上もトップアーティストの座に君臨しており、アメコミ界の神と崇められている。マーベルでは『X-MEN』#1で、売上部数810万部という、コミックス史上に残る大記録を達成。現在は、自社をDCコミックスと吸収合併させ、自らはDCの共同発行人を務めながら、『バットマン』『ジャスティス・リーグ』などのアーティストとしても活躍。ゲームや映画など、ますますその活動の場を広げている。
    日本でも熱烈なファンは多く、2014年に来日した際には、漫画家・松本零士氏や村田雄介氏との対談イベントや、明治大学で特別講義を行っている。

    ―ジム・リーさんはご自身が著名なアメコミアーティストさんでありながら、誰よりもアメコミマニアだと伺ったのですが、これまでどのくらいアメコミを読まれてきたのでしょうか?

    ジム・リー:実は僕は子供の頃はあまりコミックスを読んでこなかったんだ。コミックスを読むことを親によく思われていなかったからね……。そうだなあ、500冊くらいしか読んでないかな。

    ―500冊くらい“しか”なんですね(笑)。

    ジム・リー:今は僕にも子供がいるので、親の気持ちがすごく分かるんですけどね。いつも子供には「パパは好きなこと仕事にしてるじゃん!」と言われます。

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    ―今回描いていただいた『ワンダーウーマン』ですが、目を描くところからスタートするのですね。

    ジム・リー:はい。どのキャラクターもそうですが、目にこそ性格と個性が現れると思っているので、目を失敗するとその絵はとてもイマイチになるんです。目がうまくいけば、その作品はうまくいく。目が決まっていれば他はあまり気付かなかったりするんだ。

    ―おっしゃるとおり、この目を見るだけでワンダーウーマンの強さと美しさを感じることが出来るわけですが、ジム・リーさんが考える『ワンダーウーマン』の魅力を教えてください。

    ジム・リー:彼女はどの女性ヒーローキャラクターよりも多くの人に認知されていて、トレンドセッターなんですよね。彼女は天国の様に平和な場所で暮らしていたにも関わらず、戦によって引き裂かれている人間の世界の均衡をとろうと自ら飛び出していく。

    ―今世界的に女性のリーダーが誕生したり、女性が主人公の作品が愛されていますが、「DCコミックス」の中ではどの様に女性が活躍していくべきだと思いますか?

    ジム・リー:ヒーロー作品としての一貫性は持っていて欲しいですよね。女性だからといってそれが変わることは好ましくない。でも同時に「男性でも女性でもどちらでも良い」というキャラクターにはなって欲しくない。だからこそこの『ワンダーウーマン』にワクワクするんだ。これまで皆さんが観てきた男性が主人公のヒーロー作品とは絶対違うものになる。これまでとは違う感情、違うモチベーションを持っているはずだからね。

    ―日本でも近年ハロウィンの仮装が大ブームとなっていて、昨年は渋谷でハーレイ・クインを100人くらい見ました。今年はワンダーウーマンにチャレンジする人も多いのではないかと思うのですが、ワンダーウーマンになりきる秘訣は?

    ジム・リー:他のワンダーウーマンより一歩抜きでたい方は、ワンダーウーマンの衣装というのは1つでは無くて、色々なバージョンがあるので、人とは違うものを選ぶと良いと思う。僕は初期のデザインが好きで、とってもイケてるなって思うよ。

    ―まだ「DCコミックス」の作品に一つも触れたことのない読者もいると思うのですが、まずとっかかりとしてどの作品を読むのがオススメですか?

    ジム・リー:やっぱり自分を感動させてくれるものを読むべきですよね。僕にとっては『ダークナイト・リターンズ』だったんですね。でもそれは人それぞれ思うことは違うので「絶対これ!」って勧めるのは難しいかな。僕が手がけている『エッセンシャルズ・ガイド』という本では、各キャラクターの一番美味しい場面を読むことが出来るから、それを読んで好きなキャラクターを見つけて欲しいな。「これヤバイ!もっと読みたい!」って思えるキャラクターが見つかるはずだよ。

    【動画その1】「DCコミックス」の伝説的アーティスト! ジム・リー氏の超絶テクニック
    https://www.youtube.com/watch?v=lJ6IAlv_NiA [リンク]

    【動画その2】
    https://www.youtube.com/watch?v=wVOo68ObE8Q [リンク]

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    ―私の目の前でこんな素敵な絵を仕上げていただき感無量なのですが、画材へのこだわりを教えてください。

    ジム・リー:僕は仕上げにホワイトを使うのだけど、黒い髪の毛に線を足したり、目の輝きを描くのがこだわりかな。愛用している0.4mmのシャーペンは日本で買ったよ。アメリカには0.3mmと0.5mmしかなくて、0.3mmは僕には細すぎて壊れやすい、0.5mmは太すぎると悩んでいた時に、初めての日本に行った際に0.4mmを見つけて「Oh my god!」となった(笑)。僕の人生を変えてくれたよ。だから何万円分もシャーペンとシャーペンの芯を買って帰った。今はAmazonで買えるからありがたいよね。

    ―日本の漫画でジム・リーさんがお好きな作品はありますか?

    ジム・リー:80年代に『AKIRA』が英語に翻訳されてアメリカに入ってきて、それが僕が読んだ初めての日本の漫画だった。あとは士郎正宗の『アップルシード』『攻殻機動隊』、『ガンスミスキャッツ』も好きだ。僕の子供も大きくなってきて『TOKYOPOP』(※)の作品がすごく好きで、『デスノート』とか『るろうに剣心』、『鋼の錬金術師』なんかを読んでいたよ。

    ※かつて存在していた日本の漫画を翻訳して販売するレーベル。

    ―さすがたくさんお読みになっていて!

    ジム・リー:僕の子供たち、センスが良いでしょ?(笑)

    ―『デスノート』『るろうに剣心』『鋼の錬金術師』(2017年12月公開)はワーナー・ブラザースで映画化されていて、特に『るろうに剣心』は素晴らしい映画でした。

    ジム・リー:実は90年代に『るろうに剣心』の和月先生のアトリエに行って、娘たちのためにスケッチを描いてもらったこともあるんだよ!

    ―なんと豪華なエピソード! まさにコミックや映画の魅力は国境を越える、ですね。今日は貴重なお話&素晴らしいイラストをありがとうございました!

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    ジム・リーさんに描いてもらったこの美しすぎる『ワンダーウーマン』は、ガジェット通信編集部に飾らせていただきました!! マジ家宝!! 映画『ワンダーウーマン』も楽しみすぎるッ!

    ワンダーウーマン
    映画『ワンダーウーマン』2017年8月25日公開!
    http://wwws.warnerbros.co.jp/wonderwoman/

    (C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

    RSSブログ情報:http://getnews.jp/archives/1735643
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