世界140カ国以上で販売されている『プリングルズ』は、アメリカンな濃厚風味とサクッパリッとした食感で日本でも人気のポテトチップス。そのプリングルズの特徴的な筒状容器が、イギリスのリサイクル協会から名指しで「最悪の包装」に認定されてしまいました。
リサイクル協会の最高責任者は、金属底・厚紙筒・プラスチックのフタからなる特徴的なプリングルズの容器は、各部分を分離することが不可能なため「リサイクルの一番の敵」であり、環境を考えると悪夢であると語りました。
確かに、あの容器をゴミに出す時の面倒臭いことといったら! プラスチックのフタは容器包装プラスチック、筒の厚紙は燃やすゴミ(油の臭いが染み込んじゃってるからね)、スチール製の底は燃えないゴミに分別しなければならないのですが、厚紙を割くのには結構力がいるし、金属底との分離がまた超大変。プリングルズの公式サイトでは「おいしく食べたら楽しくリサイクル」なんてページを設けてリサイクルを啓蒙しているけど、全然楽しくないです、ハイ。
プリングルズを販売するケロッグ側の言い分としては、ポテチの新鮮さを長期間保ち食品廃棄物を少なくするためにあの容器がいいのだというのですが……。ちなみに、カルビーとヤマザキビスケットからも筒状容器のポテチが販売されていますが、これらは中身のポテチが別にアルミ包装されていて底も紙製なので、そのまま潰して資源ゴミに出すことができます。エコ意識が薄くほとんどの州でゴミ分別の必要がないアメリカのゴミ出し制度が反映された容器が海外で問題を起こしている、ということなのでしょうか。生産国も変わった今、そろそろ紙底に変えてもいい気がします。
画像とソース引用:
http://www.independent.co.uk/news/business/news/pringles-tubes-lucozade-sport-bottles-recycling-villains-trade-association-reuse-a7742121.html[リンク]
https://www.pringles.com/jp/home.html[リンク]
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