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趣味と本業。
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趣味と本業。

2013-02-27 16:03
    趣味と本業。

    今回はMIZUUCHIさんのブログ『Tokyo Life』からご寄稿いただきました。

    ■趣味と本業。
    いつの頃からか、ジムに通うのが日課になってます。

    時にはかなり真剣にトレーニングして、けっこういい感じの体になってるんじゃない?って時期もあった。ベンチプレスで挙げられる重量も増えてね。

    そして、これより上を目指すには今のままの生活だと無理だな、というところまで来たと感じられたことがあります。

    筋トレって、挙げられるウェイトの重量とか、体のサイズとか、やったことに対してその成果が割と分かり易く見えるので、「このままではこれ以上は無理」というのが自覚できるんですよね。

    食事の内容・タイミング、睡眠、そして当然トレーニングの量・質・タイミング。これらを全部最適化して行かないと、これ以上は伸びないなという地点に至った感があったんです。トレーニングに専念した生活をしないと無理って。

    しかし、現実にはそうはいかない。仕事をしていれば、食事やトレーニングが予定どおりにいかないことはよくあるし、友人知人や仕事関係の人と夜に会って飲みに行くこともある。私の場合はさらに、転職や海外出張、海外赴任も多かったので、その度ごとにジム通いは一時中断したり、おろそかになったりで。で、「これ以上は無理」という地点から遠ざかって、また最初からやり直し。

    *   *   *

    その道で一流と言われるところに到達した人は、きっと他を犠牲にしてでもその何かひとつに専念する決意があったんだろうなと思うのです。そこがアマチュアとプロの境目であり、趣味と本業の違いなんでしょう。

    スポーツでも音楽でも芸術でもビジネスの世界でも、他のことを犠牲にしてでもそのとき取り組んでいることにすべてを捧げる選択が出来たかどうかが、プロとアマチュアの分岐点になるのかもしれない。あのときトレーニングを優先する選択をしていれば、今ごろ私はどっかのジムのインストラクターか、パーソナルトレーナーにでもなっていたかもしれない。

    といって、すべてを捧げて取り組んでも、世に認められるにはさらに生まれ持った才能や運も欠かせないわけで、だからこそその道のプロ、一流、カリスマと呼ばれるに至る人は数が限られ、凡人とは違う迫力、オーラを醸し出すんでしょうね。

    *   *   *

    まあでも、そんなにギチギチがんばらなくても、毎日どうしようどうしようって模索しているうちに過ぎて行くのが人生で、その模索する過程を楽しめればいいなって、思ったりもするんですけどね。

    執筆: この記事はMIZUUCHIさんのブログ『Tokyo Life』からご寄稿いただきました。

    寄稿いただいた記事は2013年02月26日時点のものです。

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