この漫画の作者兼主人公・932さんは10年間、自宅に引きこもる生活を送っていましたが生活費を稼ぐことを思い立ってヤマト運輸の配送センターが募集していた年末限定の短期アルバイトに応募します。面接当日は道に迷って遅刻し、息も絶え絶えで担当者の印象は良くなかったに違いないと思っていたらまさかの採用となり、ベルトコンベアーで次々と運ばれて来る荷物の仕分け作業に配属されました。配属された部署では気が遠くなるような単純労働の繰り返しだったり荷物をコンテナへ詰める際の手際の悪さを注意されたりで自信を失いそうになり、932さんが1人で不安をつのらせて行く様子や冷凍箱の荷物を出し入れする過酷な作業などのありありとした描写が目を引きます。やがて、バイトを始めてから2週間も経つと体が慣れて来て配属直後の悩みだった筋肉痛や関節痛をすっかり克服した932さんはこの短期アルバイトを「肉体更正プログラムとして優秀だった」と振り返りますが、アルバイト代を元手に外出訓練をするはずだったのに元の引きこもり生活に戻ってこの漫画を描いていると言うところで完結しています。
スレッドでは「面白いし読みやすい」「字がかわいい、パースもきちんと取っててうまいね」など好評を博し、中には「画才というか漫画の才能有りすぎだろ(略)肉体労働なんて勿体無いよ、漫画アシの口でも探してみたら」と、本格的に漫画家のアシスタントから生計を立ててみてはどうかと勧めるレスも見られました。投稿されたスレッドは既に1000レスで埋まっていますが、2月28日付で『はてな匿名ダイアリー』に紹介されたものが『はてなブックマーク』や『Twitter』を経由して広まっています。
10年間引きこもった末にヤマトの仕分けで脱ヒキした男性が描いた実体験漫画が分かりやすいと話題に(はてな匿名ダイアリー)
画像:2ちゃんねる・引きこもり板「そうだ、絵を描こう 43枚目」の932レス目([リンク])に投稿された漫画の冒頭部分を引用
※この記事はガジェ通ウェブライターの「84oca」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
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