2012年11月11日(日)板橋区立グリーンホール にて『東京ロケテゲームショウ』が開催され、約30のサークルが自主制作したゲームを展示、参加者を楽しませた。『東方Project』の二次創作作品やオリジナルのWindows用アクションゲームだけでなく、PlayStation VitaやニンテンドーDSi/3DSで動くソフトが発表されるなど、多様なゲームが発表された。
●自主制作ゲームって?
昨今のゲームでは家庭用ゲーム機であるPlayStation3やニンテンドー 3DSだけでなく『Ib』『青鬼』『ゆめにっき』というフリーゲーム、『東方Project』『ひぐらしのなく頃に』『月姫』など同人ゲーム、個人開発のスマホアプリなど多様なゲームが生まれている。こうした自主制作ゲームはフリーゲーム、同人ゲーム、インディーズゲームと様々な名称で呼ばれている。海外では『Minecraft』が有名で、多くのソフトがXboxでプレイできたり、『Steam』という販売サイトにて購入ができるなど市場が広がっている。
『東京ロケテーゲームショウ』はそうした自主制作ゲームの開発者が交流したり、開発中のゲームを展示して意見交換をするイベントだ。プロ・アマ問わずゲームを発表しており、中には『巨人のドシン』等で有名なゲームクリエーター飯田和敏氏の姿もあった。やはり作成中のゲームを公開して、来場者の意見を伺いたいとのことだ。
●アマチュアが作ってしまうゲームの数々
サークルぜろじげんは、PlayStation Vitaで動作するポーカーゲーム『Royal Red Royal(仮題)』を展示。PlayStation Vitaは現在一般の開発者でも使える開発ツールが公開されており、誰でも開発することができる。ゆくゆくは8か国語に対応して公開する予定だという。
ニンテンドーDSi/3DSで動くソフトの展示もあった。DSiウェア『プチコンmkⅡ』を用いて作られたパズルゲームで、QRコードや無線通信をつかって配布をすることができ、『プチコンmkⅡ』上で動作する。簡単なものしか作れないとはいえ、DS上で自由にソフトが動くのは面白い。
また、フリーゲームを自主制作するにはおなじみになっている簡易言語HSPによる『HSPプログラムコンテスト』の入賞作品展示やJavaScriptでゲームを使うためのライブラリ『enchant.js』ブースなど、まさに現在の自主制作ゲームにまつわる世界が一覧できる展示会であった。
(伊予柑 [NKH]ニコ生企画放送局)
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