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その店でしか食べられない洋食10選
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その店でしか食べられない洋食10選

2012-11-19 17:00
    とんかつ八千代『チャーシューエッグ』

    “洋食”を提供するレストランは、カジュアルなものから敷居が高いものまで、様々な店が溢れている。だが、その店だけの“オリジナルメニュー”を扱っている店となると、その数はそう多くはない。ここでは、創意工夫を重ねた一皿を提供している東京の洋食レストランによる、ユニークなメニューを紹介する。

    ※10点全ての写真を表示させるにはこちら

    ●ネスパ 東京店『コロペット』
    ネスパ 東京店『コロペット』
    大阪に本店がある老舗洋食店、ネスパ 東京店のオリジナルメニューが、『コロペット』。この愛嬌がある名前をもつ名物は、ネスパの創業者が考案したもの。メニューは、海老、牛肉、豚肉、鶏肉の4種類があり、それぞれ大ぶりな具をエバミルクを使用した濃厚なホワイトソースでくるみ、そして揚げたもの。外はサクッと、中はしっとり、そして具はずっしりとした、3拍子揃ったメニューだ。

    最寄り駅:人形町
    料金:盛り合わせコロペット 1250円
    お店:ネスパ 東京店

    ●とんかつ八千代『チャーシューエッグ』
    とんかつ八千代『チャーシューエッグ』
    築地市場内に店を構える、とんかつ八千代。店名に“とんかつ”とあるが、とんかつの専門店ではない。車海老、あじ、帆立などのフライなども人気が高いメニューだ。こちらで味わえるのが、火・木・土曜限定で並ぶ『チャーシューエッグ定食』。この、分厚く噛めばホロっと崩れるチャーシューを煮込むのに時間がかかるため、曜日限定のメニューとなっている。1200円という値段は割高に感じるかもしれないが、極厚チャーシュー3枚、目玉焼きが2つ、ご飯、味噌汁、お新香、それぞれ相当なボリュームなので、満足いくだろう。

    最寄り駅:築地市場
    料金:チャーシューエッグ定食 1200円
    お店:とんかつ八千代

    ●ぽん太『メンチボール』
    ぽん太『メンチボール』
    西洋のカツレツを起源にもつ、とんカツ。そんな、とんカツが名物の代官山・ぽん太。だが、味わうべきはとんカツだけではない。『メンチボール』もそのなかのひとつ。こちらのとんカツは、低温でじっくりと揚げるのだが、この『メンチボール』も同じように調理されている。一見するとあっさりとした色味だが、以外なほどにサクっとした食感。中にはふんわりとした豚挽き肉がたっぷりと詰まっている。ソースは、しょう油を使用した和風仕立て。あっさり、さっぱりとしているが、味わい深い一品だ。2800円とやや高めではあるが、一度、味わう価値はある。

    最寄り駅:代官山
    料金:メンチボール定食 2800円
    お店:ぽん太

    ●煉瓦亭『元祖オムライス』
    煉瓦亭『元祖オムライス』
    銀座3丁目の老舗洋食店、煉瓦亭。100年以上も続く老舗中の老舗であるため、名物メニューは多い。だが、とくに注目したいのが、ふんわりと焼き上げられた『元祖オムライス』。このオムライス、よくあるチキンライスを卵で包んだものではない。豚挽き肉、グリンピース、玉ねぎ、マッシュルームなどの具、そしてライスを卵と合わせ、さっと焼き上げられたもの。そのため、調理したてのものを温かいまま、すぐに提供することができる。老舗がほこる定番メニューだ。

    最寄り駅:銀座
    料金:元祖オムライス 1200円
    お店:煉瓦亭

    ●洋食 小春軒『洋風カツ丼』
    洋食 小春軒『洋風カツ丼』
    人形町・小春軒も100年続く老舗。今でもお昼時などは人が溢れる人気店だ。財布にも優しいコロッケから、ヒレカツ、エビフライなどの豪華なものまで、洋食メニューは一通り揃う。そして他店にはないメニューが『洋風カツ丼』。もちろん、東京では一般的な、卵でとじたカツ丼ではない。蓋をあけると、ニンジン、玉ねぎ、ジャガイモなどのカラフルな煮物が見える。その下には目玉焼き、そしてご飯の上には、小ぶりなロースカツ。甘く仕上げられた洋風ソースと野菜、そして脂身のないカツのあっさりとした味わいを楽しんでほしい。

    最寄り駅:人形町
    料金:洋風カツ丼 1300円
    お店:洋食 小春軒

    ●コニシ『クラブクロメスキー』
    コニシ『クラブクロメスキー』
    広尾一丁目の交差点近くにある、勝新太郎が愛した洋食店、コニシ。こちらのオリジナルメニューは、一風変わった名前の『クラブクロメスキー』。カニクリームコロッケに近いもので、かわっている点といえば、中にベーコンが入っているというところだろう。ふんわりとした優しい食感と、コクのあるホワイトソースの相性がよく、上品でバランスのよい仕上がりとなっている。日によってはメニューにないので、その場合は名物のハンバーグを注文するのもいいだろう。

    最寄り駅:▽▽駅名▽▽
    料金:本日のおすすめランチ 850円
    お店:コニシ

    ●おまかせ亭『和風オムレツライス』
    おまかせ亭『和風オムレツライス』
    フレンチをベースに、和・洋・中、様々なアレンジを加えた創作メニューを提供している、おまかせ亭。こちらの名物は、人気メニューのオムレツライスに和風の餡をかけた、和風オムレツライス。しょう油と出汁をきかせた餡がたっぷりとかかっており、バターの風味と、柔らかでとろっとした卵の食感、和風の味わいが一体となったメニューだ。オムレツを作ってライスの上にのせ、それを割ってオムライスにすることから、オムレツライス、という名前に。サラダ、デザートがセット。

    最寄り駅:渋谷
    料金:和風オムレツライス 1050円
    お店:おまかせ亭

    ●大越『みかライス』
    大越『みかライス』
    麻布十番駅の近くにある、洋食屋 大越。無数の洋食メニューがある中、その独自の存在感を放っているのが『みかライス』だ。これは、ライスの上、半分にカレー、そしてもう半分にミートソースがかかったもの。カレーは、家庭で味わうような懐かしさのあるオーソドックスな味わいで、やや甘めな仕上がり。対してミートソースは、ドミグラスソースのようなコクがあり、非常に味わい深い。洋食のコントラストを味わうことができる、満足いく一品。

    最寄り駅:麻布十番
    料金:みかライス 700円
    お店:洋食 大越

    ●チャモロ『厚切り牛たんオムライス』
    チャモロ『厚切り牛たんオムライス』
    恵比寿南交差点近くにある洋食屋、チャモロ。ここで味わうべきは、やわらかい厚切りの牛タンがどーんとのった『牛タンオムライス』だ。バターが香るオムライスと、ホロッと崩れる牛タン、そしてたっぷりとかけられたデミグラスソース。これにサラダと味噌汁がついて1500円。

    最寄り駅:恵比寿
    料金:厚切り牛たんオムライス 1500円
    お店:チャモロ

    ●松榮亭『洋風かきあげ』
    松榮亭『洋風かきあげ』
    明治創業、100年以上も続く老舗洋食店、松榮亭。こちらで出されるオリジナルメニューが、文豪・夏目漱石も味わったといわれる看板メニュー『洋風かきあげ』だ。半月状のこの“かきあげ”、小麦粉と卵で作られたもので、つなぎには自家製ラードも使用、中には、コロっとした豚肉と玉ネギが入っている。歴史をかんじさせる名物ではあるが、その味わいも一昔前のもの、といったところだろうか。

    最寄り駅:淡路町
    料金:洋風かきあげ 900円
    お店:松栄亭

    ※この記事は、東京のイベント・お店情報サイト『タイムアウト東京』が執筆しました。

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