「時は来た!! それだけだ」「みんGOLまでついて 今買わね~バカがいるかよ!!」――プロレスファンの記憶を呼び起こすソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のテレビCMが話題になっていますが、CMに登場するアントニオ猪木さんと橋本真也さんが、『バキ』『餓狼伝』で知られる漫画家・板垣恵介先生の手によりこのたびイラスト化。屋外広告としても展開しているこのイラストの壁紙が12月3日からSCEのサイトで配布されています。ガジェット通信も早速ダウンロードして、記念にあのシーンを完全再現してみることにしました。
※記事には複数の写真を掲載しています。すべての写真が表示できない方はガジェット通信をご覧ください。
http://getnews.jp/archives/276680
1990年2月10日、新日本プロレスが開催した東京ドーム大会『'90 スーパーファイト IN 闘強導夢』。メインイベントにはアントニオ猪木・坂口征二組 VS 橋本真也・蝶野正洋組のタッグマッチが組まれます。勢いを増す闘魂三銃士の2人に対して、選手キャリアのピークは過ぎたかつての黄金コンビ。プロレスファンは期待と不安を持ってこの1戦を待ち受けていました。
大一番を前にした控え室。今後の進退についてコメントを引き出そうと「もし負けるということがあると……」と問いかけるアナウンサーに、猪木選手は「出る前に負けることを考えるバカがいるかよ!」と闘魂ビンタで一喝。一方、橋本選手は「時は来た!……それだけだ」と静かな闘志をたたえるコメントを残し、いずれのシーンも放送を見たプロレスファンたちの記憶に深く刻まれました。
あれからおよそ22年。あのシーンがテレビCMや動画で再び注目を集め、プロレスファンの心を熱くしています。橋本選手のセリフはそのままですが、猪木選手のセリフは「みんGOLまでついて 今買わね~バカがいるかよ!!」と改変。プロレスファン的にはオリジナルを聞きたかったところですが、猪木さん本人のアフレコ付きなので「おめぇはそれでいいや!」と思うことにします。
ガジェット通信で橋本選手を再現するのは、周二郎探検隊。白ハチマキと白装束(布)をまとってみたところ、どこか破壊王の面影が! 橋本選手の壁紙を設定したPS Vitaを片手にやってもらいましょう。
「時は来た!!」
「……それだけだ」。蝶野選手役のwosa記者がフライング気味に噴いているのが残念ですが、素で噴いてしまったので仕方ありません。
筆者は恐れ多くも猪木さんを再現させていただくことに。このとき猪木さんが着用していたシルバーのガウン(布)に白タオルを身にまといます。猪木さんの壁紙を設定したスマートフォンを坂口選手役のwosa記者に持ってもらい、アナウンサー役のすこやか山田記者に向き合う筆者。心なしかアゴがしゃくれてきます。
「出る前に負けることを考えるバカがいるかよ!」でビンタ。鍛えている者を相手に合意のうえ再現していますので、読者の皆さんは気軽にマネしないようご注意ください。
壁紙を配布開始した12月3日は、プレイステーションの18歳の誕生日。昭和プロレスの熱い男たちの名シーンを再現してお祝いしてみました。2005年に亡くなった橋本選手に対して不謹慎と思う人もいるかもしれませんが、橋本さんの息子でありプロレスラーの橋本大地選手は、このSCEのプロモーションに対して次のようにコメントしています。
父の有名になったあのセリフ「時は来た!」は、伝説の試合となった一戦の直前に生まれた言葉です。あの全盛期時代の父の雄姿を今、テレビCMを通して見れるなんて息子の僕としては嬉しい限りです。
プロレスファンの皆さんにも喜んでもらえれば!
この気持ちを受け止め、せいいっぱいやらせていただきました! ちなみにこの壁紙は全部で4種類、PC/PS3用とPS Vita用、PSP用、モバイル機器用にそれぞれ限定1万2300ダウンロードのみ提供中。「123」は猪木さんの「1・2・3! ダーッ!」とプレイステーションの誕生日、12月3日にちなんだ魔法の数字ですよ。まだダウンロードしていない人は急げ!
年の瀬のPlayStation祭り特設サイト
http://www.jp.playstation.com/cp/2012winter/OOH/
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