「五体不満足」などの著書で知られる作家、乙武洋匡さんが5月18日にツイッターで店名を挙げて入店トラブルをツイートしたことがきっかけとなり、ネット上で意見が飛び交っている。障害者のためのバリアフリーや、ツイッターでの「晒す」行為の是非などが絡み合って複雑になっているこの問題。著名人の反応も様々だ。
「もしドラ」の作者としておなじみのハックルさんこと岩崎夏海さんは、当初より乙武さんの店名を挙げたツイートに否定的で、18日に乙武さんがツイートした後に「フォロワーの多い人は少ない人と違った責任が求められると考えます」とツイート。Twitterは巨大なメディアになっていて、「晒す」ような真似は自分を貶める行為であり、
一つ確実に言えるのは、彼がああいうツイートをしたからたいって、差別が減ったり、嫌な思いをする人が減ったりするわけではないということ。逆に、接客業は車椅子の人に対する恐怖心だけが増大する。結果、腫れ物に触るような扱いに。それは差別が別の形で現れただけ。
とツイートし、賛否を呼んだ。
その後、乙武さんは21日にオフィシャルサイトに「イタリアン入店拒否について(http://ototake.com/mail/307/)」という文章をアップ。フジテレビ「とくダネ!」にコメンテイターとして出演している夏野剛さんは、乙武さんがオフィシャルサイトで店名を挙げたことについて冷静さを欠いた行為で軽率だったと語っていることに対して、
店名を挙げたことを悔いる必要は全くない。逆にこのようなシェフのお店に行く人もいるのだから。
乙武くんがこんな仕打ちに冷静沈着だったら魅力半減だよ。
とツイート。また、先の岩崎さんの発言を受けたものかどうかは不明ながら
有名人やフォロワーの多い人は自制すべきとか言う奴はSNSとか使う資格なし。個人の喜び、怒り、信念、楽しみ、そう言ったものを全部シェアするのがSNSのよさ。嫌だったらフォローしなければいいのだ。
ともツイートして、こちらも賛否を呼んだ。
※夏野剛氏「有名人やフォロワーの多い人は自制すべきとか言う奴はSNSとか使う資格なし。」「僕は乙武くんを信じてるから。」(http://togetter.com/li/506457)
22日には厚生労働相が国会で答弁するまでに到るなど、最初のツイートから時間がたったが、未だ「炎上」が続いているこの問題。あなたはどう考える?
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