平成仮面ライダーシリーズ第11弾の『仮面ライダーW』は2009年9月から2010年8月まで放映され、大好評を博した。
放送終了から2年が過ぎたが、まだ覚えているファンも多いだろう。
当時はその人気ゆえ、変身ベルト『ダブルドライバー』の品薄状態が続いていたことも記憶に新しい。
思えばその前のシリーズである『仮面ライダーディケイド』、そして『W』の後の『仮面ライダーオーズ』、『仮面ライダーフォーゼ』と思い返すに、「変身ベルト」人気はすでに始まっていたのだ。
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さて、今回レビュー用に特別に貸し出しを受けたのは『COMPLETE SELECTION MODIFICATION DOUBLEDRIVER(コンプリート セレクション モディフィケイション ダブルドライバー)』だ。
現在もおもちゃ屋で販売されている『スーパーベスト DXダブルドライバー』が当時の“子供向け変身ベルト”の復刻版だとすれば、『コンプリート セレクション モディフィケイション ダブルドライバー』(以下CSMダブルドライバー)は、「大人が装着できる変身ベルト」なのだ。
『スーパーベストDXダブルドライバー』が定価6825円(税込)に対し、『CSMダブルドライバー』は10500円(税込)という大人の価格。さらに店舗販売では無く「プレミアム バンダイ」での予約販売のみという“特別版”だ。
一体どの点が違うのか、当時の『DXダブルドライバー』と比較しながら紹介してみたい。
●随所にみられるこだわり
まず、パッと見で大きく違うのはベルト部分だろう。作中の造形により近い質感とサイズに変更されている。
『DXダブルドライバー』はその特性上、ベルト部分は灰色の樹脂素材の成形色のままであるが、『CSMダブルドライバー』は幅が太目に変更され、見た目もメタリックに仕上げられている。
裏側には本革(リアルレザー)を用いて、強度と装着性が格段に上がっている。
気になる装着可能サイズは約70cmから100cmまで。編集部一の巨漢である周二郎探検隊のわがままボディ(推定腹回り120cm)には適さなかったものの、常識的なサイズの人にはマッチするように作られている。
連結部のアタッチメントパーツも着脱が容易な部品に変更されている。
ちなみに『DXダブルドライバー』でも、別売りの「延長ベルト」(プレミアムバンダイで1050円)を装着することで、成人男性の腰回りに対応させることが可能だった。
しかし、延長させることなく装着できる『CSMダブルドライバー』は、やはり見た目も自然だ。ライダー世界への没入感が一味違うと言えるだろう。
ガイアメモリは「サイクロン」「ジョーカー」「ヒート」「メタル」「ルナ」「トリガー」と、おなじみの6種類が付属している。
これらも『DXダブルドライバー』のものと異なる部分がある。音声や形状そのものは変わらないのだが、ステッカー部分には、より高級なホログラムシールが採用されている。
“地球の記憶”を秘めた、神秘のメモリにふさわしい仕上がりと言えるだろう。
ベルト本体は、モールド部分にいわゆる「スミ入れ」が施された。これにより強い立体感・重厚感の増加に成功している。
塗装も見直され、紅い部分にはメタリックレッド、黒い部分にはつや消しブラックが用いられている。
マキシマムスロット部分も同様のつや消しブラックになったことで、かなり引き締まって見えるようになった。
●「いくぜ、フィリップ」「ああ、翔太郎」
まずはそのまま装着。「サイクロンッ! ジョーーーカァーーー!!」聞きなれた音声。やはりテンションが高まることは高まる。が、なんだか違う。
理由を考える。
そう、普段着のままでは、自分の中のフィリップ、翔太郎は目を覚まさないのだ。
せっかくの『CSMダブルドライバー』、装着するならベルトの出来に応えなくてはならない。己の中の仮面ライダーを呼び覚ますのだ。
スーツ、ベスト、ソフト帽を装着して、ダブルドライバーを改めて装着してみる。ビリビリする。大地の記憶が、体の隅々を駆け巡るかのようだ。おやっさん、俺はまだ、半人前かなあ…。
改めて変身だ。
「サイクロンッ! ジョォォォーカァーーー!!」
これだ。
求めていたものがここにある。
ここは会社の廊下だし俺一人だけど、今、この瞬間、俺は二人で一人の仮面ライダーだ。
※ドーパントじゃない。
大人のために作られた変身ベルト『CSMダブルドライバー』。その威力をまざまざと見せつけられたかのようだった。
●桐山漣さん「迷うんだったら絶対に買った方がいい」
プレミアムバンダイでは、『CSMダブルドライバー』の販売に際して左翔太郎役である桐山漣さんの特別インタビューも掲載されている。
その中で桐山さんは、「ダブルドライバー」に関する思い出、そして今回の『CSMダブルドライバー』について述べている。
インタビュー内でも述べられているように、日本以外にも韓国、香港、台湾での同時受注販売が開始される予定だ。
台湾では特に盛り上がっているらしく、「台湾に住もうかな?と思ったくらいの歓迎ぶり」と桐山さんは話す。
さらに「迷うんだったら絶対に買った方がいい! 迷っているのならぜひ買ってほしい!!」と絶賛して締めくくっていた。
2013年5月発送分については、2013年1月9日締切となっている。
買うのか、買わないのか、――迷っている人は先の桐山さんの言葉を思い出しながら、自分の中に棲む「翔太郎」と「フィリップ」に相談してみてほしい。
COMPLETE SELECTION MODIFICATION DOUBLEDRIVER(2013年5月発送分) | プレミアムバンダイ | バンダイ公式通販サイトhttp://p-bandai.jp/item/item-1000078295/?utm_source=search&utm_medium=pc&utm_content=textlink [リンク]
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