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ニコファーレでひろゆき無双! 2012年を振り返る生放送『徹底討論!2012 年とは何だったのか?』
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ニコファーレでひろゆき無双! 2012年を振り返る生放送『徹底討論!2012 年とは何だったのか?』

2012-12-28 12:01
    2012討論

    12月27日、ニコファーレにて激動の2012年を振り返る『田原総一朗、津田大介、ひろゆきらが大激論「徹底討論!2012 年とは何だったのか?」』が行われた。家宅捜索や書類送検で世間をにぎわせた2ちゃんねる元管理人のひろゆき氏をはじめ、メディアアクティビストの津田大介氏、今年は『ブロマガ』でも活躍した、『もしドラ』でおなじみのハックルさんこと岩崎夏海氏、批評誌『PLANETS』編集長の宇野常寛氏、旧皇族・竹田家の生まれで現在慶應義塾大学で教鞭を執る竹田恒泰氏、経済学者でありアゴラ代表取締役である池田信夫氏に加え、司会はあの田原総一朗氏という豪華なメンバーによる討論であった。

    この様子は『ニコニコ生放送』で中継され、放送時間1時間半ながら来場者数約4万5000、コメント約5万7000という注目度の高いイベントであった。

    ●ひろゆき書類送検でネットはどうなる?
    討論
    討論は「ひろゆき書類送検の影響」について各人の意見が交わされるところからはじまった。日本の警察の在り方や意義、今回の書類送検が日本のネットに与える影響、ひろゆきVS警察など、2ch元管理人ひろゆき氏についてたっぷり30分議論が行われた。今年3月に家宅捜索をされたのを皮切りに、12月には麻薬特例法違反幇助容疑で書類送検されるという、警察と何かと縁のある1年であったひろゆき氏に対し、司会の田原総一朗氏をはじめ出演者総勢で質問攻めにするという展開になった。

    「いままでなぜ潰れなかったのかが不思議」という池田氏は「いままでは『2ちゃんねる』を捜査に利用していたが、利用価値がなくなったのでは」と発言。竹田氏は憲法学者の立場から「未必の故意に当たるかどうか重要。警察からの削除依頼を故意に無視したとしたら問題」といった意見を述べ、それを受けてひろゆき氏は「削除依頼は来ていない。パソコンを取り上げられたりしたが、何も出てきていない。出てきていたら既に逮捕されている」と回答した。

    家宅捜索、書類送検といった比較的重めのテーマであるにもかかわらず、現場では終始笑い声もある楽しげな雰囲気の中で討論が繰り広げられていた。警察のやり方や、周りの人の考え方についてひろゆき氏は「警察が物事を決められるという前提なのがおかしい。日本は法に触れていなければ何をしてもいい国のはず。警察が許可してくれているから2ちゃんねるが運営できているという考えなのがおかしい」と発言し、『ニコ生』でのコメントも「たしかに」「そうだな」「なるほど」といったコメントが流れていた。

    ●“ネット選挙解禁”を明言した安倍内閣の影響は
    ニコ生アンケ
    続いての討論テーマは、『ニコニコ生放送』視聴者に向けて行われた「議論して欲しいテーマはどれ?」というアンケートの結果、37.1%のユーザーによって選択された「衆院選挙・安倍政権」。

    安倍政権の経済政策に反対という池田氏は「安倍総理は神輿。実質的な権力者は麻生なのでは」と発言。テストで高得点を取れるような、八方美人な内閣だと指摘した。

    また、安倍総理が26日に行った演説で、ネット選挙の解禁を明言したことから、ネットと政治の関係の話に。ネット選挙解禁の議論が進むと同時に、閣僚にネット規制推進派である高市早苗政調会長や、下村博文文部科学大臣などが登用されていることにも注目が集まる。大学教授である池田氏は「大学生の利用するメディアについてアンケートをとると、ケータイはほぼ100%、『Twitter』が8割程度、『Facebook』が7割程度に増えてきている。一方で、新聞を読んでいる人は100人中1人もいない」と若者とメディアの現状を説明。若者の情報源がテレビや新聞からパソコンやケータイに移行してきていることを受けて、旧メディアとネットとの関係にまで話が展開していった。メディアについてひろゆき氏は「新聞は見ていないにしても、みんなヤフーニュースなどの新聞社がソースのニュースを見ている。紙かどうかは関係なく、新聞社の機能というものにみんな恩恵を受けている」とコメント。宇野は「テレビのアナウンサーや雑誌の記者など、マスメディアに流れている情報には責任の所在がない。個人の発言には責任の所在がである中、マスメディアだけが曖昧」と発言した。

    ●濃厚な1時間半の討論 2012年とは何だったのか?
    討論
    最後にはユーザーからの質問コーナーがあった。「今年の顔であるAKB48は一過性のブームなのか、宝塚のように続くものなのか?」という問いに対し、宇野は「僕は定番化して欲しいと思っている。このままある種の宝塚というか、地域のガールスカウトのようなものとして育っていくとおもしろいと思う」といった意見を述べた。対する作る側であった岩崎は「秋元康の後継者が大事」と発言。非常に密度の濃い討論が行われていたが、1時間半という短さから若干消化不良感が否めなかった。とはいえ、激動の2012年を締めくくるのにふさわしいメンバーによる討論であったことには違いないであろう。

    全体を通して、番組タイトルである「2012年とは何だったのか?」について語られることはあまりなかった。しかし、政権交代によって議論が進むであろうネット選挙の解禁や、通称“アベノミクス”と呼ばれている経済政策について、さらには既存メディアとネットメディアとの関係など、2013年以降を語る上で非常に重要な視点が多く含まれているように感じた。

    地球滅亡さえしなかったものの、実に様々な出来事が起きた2012年。これをきっかけに今年1年を振り返ってみてはいかが。

    田原総一朗、津田大介、ひろゆ​きらが大激論 「徹底討論!2​012年とは何だったのか?」
    http://live.nicovideo.jp/watch/lv119451332

    画像引用:『ニコニコ生放送』

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