とくダネ!

病院で番号で呼ばれたことに激怒し、それをブログに書いたことがきっかけで炎上騒動となった小泉みつお岩手県議会議員。6月11日のフジテレビ『とくダネ!』にはからずも出演したことで、一躍“全国区”となってしまったと思われる。

同番組では、8時25分からスタジオにてネットでの炎上騒動を詳しく紹介。取材班が後援会事務所を訪ねたが本人も関係者も不在だった。そして「今回の騒動が地元でどれくらい話題になっているのか?」ということで、問題のブログをプリントアウトし地元の町議会議員に見せて感想を聞くなどしていた。そして小泉県議に取材申し込みをするために電話をしたが「現在使われておりません」と音声が流れる。

そこで、岸本哲也レポーターが小泉県議の自宅兼後援会事務所を直撃取材とあいなった。午後2時、車の横でなにか作業中だった小泉県議、カメラとマイクを向けられると家に入ってしまう。そのまま県議は自宅に“籠城”、インターホンを鳴らして取材を申し込むも、奥さんとみられる女性に「お引き取りください」と断られる。そして、家の中が見えないように窓にダンボールを貼るなどしていたようだ。取材班は午後8時まで粘ったものの、結局取材できずじまいだった。

スタジオに戻って、岸本レポーターが再びこの騒動の解説をし、司会の小倉智昭さんやコメンテーターとトークがなされ、8時42分にこの問題も終了……かと思いきや、その後9時半すぎの「ご長寿おぴにおん」というコーナーでいろんなお年寄りに「この問題をどう思いますか?」とインタビューして回るという、なかなかに手厳しい番組づくりであった。2時間番組の中で、小泉県議について20分ちかく費やしていたことになる。

スタジオでは、参議院選挙からSNSが解禁されることに触れ、これまでに政治家が問題発言をした例を挙げる。

「原発事故による放射能汚染に関して、

(献血者の写真を掲載して)献血の車が止まっているけど

放射能汚染地域に住む人の血って、ほしいですか?」

と群馬・桐生市議の『Twitter』でのコメントを紹介。番組では匿名であったが、これは2012年5月25日の庭山由紀・元市議によるものである。この発言が問題となり、除名処分となった。

また、杉並区議がブログで、待機児童について

「子育ては本来家庭で行うもの

“お願いです。私たちの子育てをどうか手伝ってください”

というのがマナー」

と書いたことを紹介。こちらも放送では匿名であったが、今年2月の自民党の田中ゆうたろう区議のもので、現在も見ることができる。

田中ゆうたろうブログ

また、堺市長が震度4の地震が発生した直後に『Twitter』にて「今日は良いお天気ですね。久しぶりにゆっくりした朝を迎えています」と自動投稿を行っていて削除し謝罪したことも伝えていた。こちらは今年4月13日のものだ。

こういったトラブルの紹介に対し、竹田圭吾さんは

「有権者にとっては、こういうのがどんどん出てきたほうがメリットだと思うんですよ。ツイッターやフェイスブックって、世の中に有意義なのは『バカ発見機』なところだと僕は思ってるんですけど。要するに選挙のときにきれいごとを言って受かった人たちが本当は心の中でどんな人格なのかというのが全部出てくるわけですよね。

だから、あんまり遠慮しないでどんどん自分の思ったことをこういう風に政治家は言ってもらうことが有権者にとってもメリットだと僕は思います。」

と締めくくった。

※画像は『とくダネ!』ホームページより

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