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「人生のコツはこの3つだけ。」

2013-08-10 20:00
    「人生のコツはこの3つだけ。」

    今回は杉原洋紀さんのブログ『Hiro Blog』からご寄稿いただきました。

    ※すべての画像が表示されない場合は、http://getnews.jp/archives/395667をごらんください。

    ■「人生のコツはこの3つだけ。」
    2013年の6月7日にアメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)の卒業式でスピーチをした、ドロップボックス社CEOのドリュー・ヒューストン(Drew Houston)のメッセージは、印象的で素敵でした。

    「人生のコツはこの3つだけ。」

    (画像が見られない方は下記URLからご覧ください)

    http://px1img.getnews.jp/img/archives/2013/08/24.jpg

    素晴らしいスピーチなのに日本語にはまだあまり訳されていないようなので、ここで簡単に紹介したいと思います。

    MITを2005年に卒業してドロップボックス社を立ち上げて大成功したドリューは、充実した人生を生きるために必要なコツ(虎の巻)について、その日MITを卒業する学生たちを前にして、こう語りました。

    「というわけで、僕は君たちにちょっとした虎の巻を伝授したいと思う。僕も自分の卒業式だとしたらそれが聞きたかったからね。僕の虎の巻には、実は多くのことは書かれてない。テニスボール、サークル、30,000という数字、それだけだ。これだけ聞いても何のことだかまださっぱりだとは思うけど、ちょっとだけ辛抱して聞いていてほしい。」

    ――まずはじめにドリューは、一つ目の秘訣、「テニスボール」について、説明します。

    「大好きなことを仕事にしろってスピーチしようかと思ってたんだけど、やっぱり本当はそうじゃないんだよね。『自分は好きなことをやってるんだ』って自分を説得してしまうのはすごくたやすい。だって、そう思いこまなきゃやってられないから。

    でも考えてみると、僕の知ってる成功者たちのほとんどは、ただ単に大好き(love)なことを仕事にしてるだけじゃないんだ。彼らは、気になって仕方がない大切な問題を解決することに没頭している(obsessed)んだ。

    そんな彼らを見てると、テニスボールを追いかける犬を思い出す。あのぎらついた眼、手綱を解かれて突っ走りだして、行く手を阻むものを許さず猪突猛進するあの姿。一方、僕の友達の中には、よく働いて立派な給料をもらってる奴もいるけど、そいつらは、デスクに縛り付けられて暮らしてるって不満たらたらなんだよね。

    ただ問題なのは、誰もがすぐに自分の『テニスボール』を見つけられるかっていうと、そうではないってこと。僕も自分のテニスボールを見つけるまでにはけっこうな時間がかかったよ。」

    ――ドリューは次に「サークル」の秘密も明かします。

    「僕が大学を通じて学んだことの一つは、才能に恵まれていることや勤勉なことと同じくらい重要なことがあって、それは、自分の周りに刺激的な人間をたくさん持つってことなんだ。もしマイケルジョーダンがNBAに行かないで、適当なところをふらついていたとしたら、彼の栄光はきっとなかっただろう。君のサークル(仲間)は、いつも君を魅力的な人間に変え続けていくんだ。」

    ――最後に、「30,000という数字」についても、彼は語ります。

    「ある晩、なんだか眠れなくてパソコンをいじってたら、『人生は30000日しかない』って誰かが書いてるのをみつけて、ふーんと思って最初は気にも留めなかったんだ。でも、ふと思い直して電卓をたたいてみたら、僕はそのときすでにもう9,000日を消費してたんだ。その瞬間はさすがに焦ってこう思ったよ。僕って今までに何かを成し遂げたっけ?ってね。

    ……おっと、君たちももう8,000日くらいは過ぎたとこだったね。

    その晩、僕は気づいたんだ。人生にウォームアップなんてない、練習試合なんてない。リセットボタンだってありゃしない。僕らは毎日、人生という物語に少しずつ言葉を書き綴っていっているんだ。

    それに死ぬ時には、『ドリュー・ヒューストン。174番の成績で亡くなりました。』なんて書かれやしない。だからその時から僕は、自分の人生を完璧主義で生きようと思うことをやめた。そのかわりに、自分の人生を面白くすることに決めたんだ。僕は自分の『物語』は、大冒険にしたかった。そしてその決意が、すべての始まりだったんだ。

    今日、君たちの卒業式の日に伝えたいことは、このことに尽きる。完璧な人生なんか目指さなくていいから、大冒険の人生にしてみたらいい。 ――そうして、更なる高みに向かって、のぼり続けていってほしい。」

    ……良いスピーチですね!

    「30,000という数字」は自分が何もしなくても消費されていく一方、「テニスボール」と「サークル」は、自分から日々よく考えて行動していかないと手に入れられなさそうなところが、人生の面白さの源なのかもしれないなと、僕も考えさせられました。

    気になって仕方がない問題の解決に没頭して、刺激的な仲間に囲まれながら、30,000ページの大冒険の物語を、一日一日書き綴っていこうと、心を新たにさせてくれる感動的なスピーチでした。

    ※このスピーチの映像は下記のリンクから見ることができます。始まって8分ほどのところで、ドリューが登場します。

    「MIT Commencement 2013 - Speeches」 『MIT Video』

    http://video.mit.edu/watch/mit-commencement-2013-speeches-24832/

    ※このスピーチの韓国語版解説もあり、とてもよくまとめられています。

    興味のある方はこちら*1からどうぞ。

    *1:http://blog.naver.com/jroxycool/70173311014?viewType=pc

    (最後になったけど、スピーチを紹介してくれた美奈*2、どうもありがとう

    *2:「lets.girls.talk @MN_HR」 『twitter』
    https://twitter.com/MN_HR

    執筆: この記事は杉原洋紀さんのブログ『Hiro Blog』からご寄稿いただきました。

    寄稿いただいた記事は2013年08月09日時点のものです。

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