8月18日、鹿児島市の桜島で爆発的噴火がおこり、市街地に大量の火山灰が降り注いだ。噴煙は火口から5000メートルに達し、観測史上最高の高さを記録したとのこと。
それにより、鹿児島で一番栄えている鹿児島中央駅から天文館にかけての地域に見事にドカ灰が降り注いだようである。『Twitter』などに画像が多数アップされ、ネットでは「サイレントヒル状態」などと言われていたようだ。
「あたり一面の雪景色ならぬ灰景色という感じで、さぞかし住民は大慌て」と他の地域の方なら思うだろうが、鹿児島の人(筆者は鹿児島出身)にとっては大災害ではないので「車や洗濯物が……」「掃除がめんどくさい」「髪や服についたり目に入ったりしてウザい」といった具合に面倒事は増えるものの、普通に日常生活を送っているようである。流石に今回は鹿児島の人も初めて経験するような降灰の量だったらしいが。さながら震度5の地震があっても平然と日常生活を送る日本人を外国の人が驚嘆の目で眺めるようなものだろうか。
家庭には黄色い「降灰袋」や半透明の「克灰袋」なるものが配られ、ごみ収集所とは別に灰収集所があるのだが、他の地域の方に言うと「またまたご冗談を」と受け取られることもある。ロードスイパーが灰を除去するために出動するというのも鹿児島ならではだろう。
ちなみに、鹿児島郡桜島町がいつのまにか鹿児島市になっていたことに今回気づきました。西駅が鹿児島中央駅に変わったのと同じ2004年の出来事みたいですね。
※画像は『Twitter』より引用
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