●回転台に乗せて12分でスキャン完了
スキャンはスキャナの回転台の上に物を載せて行います。 スキャンの時間は12分です。 大きな特徴として「このスキャナで取り込んだデータは、そのまま3Dプリンタで造形出来る品質のデータとなる」と販売サイトでは説明しています。
業務用製品だと、スキャンは点の集合(Point Cloud)という形で保存されます。これを別のソフトウェアや人間系で、面集合の3Dモデルに変換する必要があります。『MakerBot Digitizer』は面集合の3Dモデルとして出力されますので、ゲームなどの3Dモデルとしても応用可能です。
照明設備も家庭や事務所にある通常の照明でスキャン可能なので、スキャナが置ける場所さえ確保できれば可能です。
スキャン開始から、面データの3D Modelに変換するまで約12分
●難しい3Dモデリング不要
今までの3Dモデルは、3Dモデリング用ソフトを使って作る必要がありましたが、『MakerBot Digitizer』なら置いて12分待つだけです。 粘土や削りだしなどでフィギュアを作っているモデラーの人にも、3Dモデルを公開する道が開かれました。
設置ではなく、使いたいところに持って行って使うというスタイルです。工房でも邪魔になりません。
●他の商品と比べてみると
安価な3Dスキャナというと、今年3月に発表された499カナダドル(4万3千円)『The Photon』が有名ですが、この製品のリリースは9月のため、『MakerBot Digitizer』の方が早いリリースとなります。 国内では『ローランド』が販売している『LPX-60DS』が68万円です。この製品はモデリング用途ですが非常に高価です。
●主な仕様
スキャン可能な大きさ:高さ20センチ、直径20センチ
解像度:0.5ミリ
スキャン可能な重量:3キログラム
対応OS:Windows7、Mac OSX 10.7、Linux(Ubuntu) 12.04
MakerBot 公式サイト
Matterform The Photon 公式サイト(まだ、製品はリリースされていない)
写真はプレスリリース及びmakerbot.comから
※この記事はガジェ通ウェブライターの「寺平長由」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
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