関連CDや視聴率も絶好調、大人気のNHKドラマ『あまちゃん』。東北が舞台ということで、番組開始当初より「ドラマの中での東日本大震災は?」と言われてきたわけであるが、物語の上でも2011年3月11日が近づくにつれネット掲示板上などで展開について議論が活発になってきているようである。
物語の舞台となっている岩手県久慈市は、実際の震災では2名の死者が出たという。ドラマの登場人物の中でも、亡くなってしまう人がいるのではと今後の展開を憂う人も多い。ドラマでは、宮本信子さんが演じる天野夏(主人公の祖母)が語りを行っているのだが、実は震災で亡くなって天国から過去を振り返って語っているのだという説があったり、夏さんは助かるのだが小泉今日子が演じる春子(主人公の母)が亡くなってしまう、挿入歌『潮騒のメモリー』の歌詞“三途の川のマーメイド”といったフレーズなどがそれを暗示しているという説があったりと喧々諤々(けんけんがくがく)のようである。また、ネット上にアップされたロケの写真や、TV雑誌などに掲載されているドラマのあらすじ、スチール写真から展開を予測するという人もいたりするようだ。そういった行為を無粋とみる人もいるかもしれないが、楽しみ方は人それぞれで、作品の人気ゆえにといったところだろうか。
当の宮藤官九郎さんは、『週刊文春8月15日・22日 夏の特大号』の特集“「あまちゃん」のすべてを知る男 脚本家宮藤官九郎読者からの23の疑問に答える!”で、
「東日本大震災の後、どのような展開になるか、気になるところです。」
という質問に対して
東北を舞台にしている以上、震災のことは書かないわけにはいかないんだけど、でもこれは震災を描くためのドラマではないんですよね。「海女なのに全然潜ってないじゃない!」というご指摘も、一時期結構あったんですよ(笑)。元々が「地元アイドルが町おこしをしていく」というアイデアから出発しているので。『あまちゃん』ってタイトルは、「海女」はもちろんだけど「アマチュア」の意味もあって、アキが大都会や芸能界という「海」でどう成長していくかの話なんです。
と答えており、また、「『あまちゃん2』はどこかで観せていただけますか?」という質問に対しては
続編はないですよ。『あまちゃん』の登場人物や町はみなさんの心の中で生きていてくれればいいと思ってます。
と答えている。
ドラマの放送も残すところあと一月ほどとなった『あまちゃん』。今後もいろいろと話題を提供してくれるに違いない。
※画像は『NHK』のサイトより引用
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