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東京オリンピック開催決定というわけで外国人に喜ばれる意外な日本のおみやげをピックアップしてみた
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東京オリンピック開催決定というわけで外国人に喜ばれる意外な日本のおみやげをピックアップしてみた

2013-09-14 18:30
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    日本に訪れる外国人観光客が増えているようです。各自治体も、外国の観光客誘致に力を入れていますし、東京オリンピック開催が決まりましたから、さらに日本に訪れる観光客が増えそうですね。

    外国人観光客のニーズも多様化しつつあります。今や、世界のマニアの聖地と化した「秋葉原」のような定番の観光地だけではなく、色々な場所を見て回りたいという方が増えているようですね。

    余談ですが、筆者の若い頃(ぎりぎり昭和の頃でございます)、秋葉原といえば、当然ながらメイドカフェなぞはなく、アニメ関連のお店なども見たことはなく、電子部品やジャンク品(部品を取るための壊れた機械)を売るお店が所せましと並んでおりました。

    当然、集まる人も、お友達にはなってもいいけど、家には絶対に遊びに来てほしくない理系のむさくるしい野郎ばっか

    唯一のなごみタイムは、路地裏でひっそりやってる、極上洋食を出してくれるリーズナブルなお店で過ごすことでした。

    秋葉原って、もともと、青果市場とかが近くにあった場所なので、路地裏に入ると、安価で極上の洋食が食べられるお店が結構あったんですね。最近、秋葉原に行くたび、時代を感じます。あのころ、まさかメイドカフェみたいな、おにゃのこと楽しくお話できるお店がこんなに出てくるとは思いませんでした。

    (あと20年遅く生まれたかった……ちきしょう、青春を返せ。)

     

    さてさて、話題がそれました。本題です。

    筆者は、仕事の関係で、外国から来る取引先の観光案内を請け負うことがあります。首都圏だと、浅草、秋葉原、新宿、渋谷、横浜、鎌倉といった場所が人気ですね。現地へ案内すれば、日本人と同じく記念写真を取り、食事を楽しみ、お土産を買って帰ります。

    当然、日本に行ったことが分かる記念品を買う人が一番多いのですが、「こんな物やサービスが喜ばれるんだ!」と驚くものをお土産として買う人も少なくありません。筆者が、観光案内した時に喜ばれた意外な日本みやげを、いくつかご紹介しますね。

     

    ●チューブ入りの本格練りワサビ(アメリカ)
    日本食は、世界のスタンダードになりつつあります。とはいえ、外国だと、本格的な日本食材を手に入れるのが難しいことも多いみたいですね。

    アメリカは、お寿司屋さんはじめ、日本食レストランが多いですから、わさびくらい探せばありそうなものです。はてはてと思っていたら、どうやら、検疫の関係で、生きた植物をアメリカに持ち込むのは難しいので、生の本わさびを、お土産にするのは厳しいんだそうです。

    チューブ入りの本格わさびは保存が利くし、お値段もお手ごろだし、日本食好きな人には好評なのだとか。

    アメリカ人の友人曰く、「いやーステーキをレアで焼いて、日本のわさびをつけて食べると最高。和食ってほんっと最高だよね」(それって和食なのかなあ)

     

    ●シャンプーリンス コスメ 生理用品 紙おむつ

    これは、国を問わず、チェックする女性の方は多いですね。そういえば、ロシアから来た女性の友達が、資生堂のTSUBAKIというシャンプーを大人買いして帰ったことがありました。(「大人買い」というより輸出といったほうが正しいくらいの量でしたけど。実際、彼女がロシアに帰る際に、通関が大変でした。)

    紙おむつや生理用品は、女性の友人曰く、非常にクオリティが高いらしいです。

    というわけで、「お買い物につきあって」と言われて、いそいそと同行するわけですが、一応、僕は男なので、生理用品売り場に連れていかれて、「店員さんと価格交渉してくれる?」とか、「こっちのナプキンは2日目でも大丈夫かしら? 使い心地を店員さんに尋ねてくれる?」なんて言われるのは、かなり恥ずかしいっす。

    (そういう世代なの。だってだってだって、昭和の男なんですもの……)

     

    ●カレールーなど(韓国ほかアジア各国)

    イギリス経由とはいえ、カレーってインドから来たものですから、アジアの国なら、どこでもそれなりのカレールーって入手できそうな気がしますけど、日本製のカレールーは、お土産に喜ばれるのだとか。

     

    ●柿ピーや乾き物のおつまみ(ドイツほか)

    ドイツやベルギーの友人は、柿ピー(柿のタネとピーナッツをまぜたおつまみ)や、スルメやカワハギなどの乾き物のおつまみを、卸業者から買って帰ります。

    ビールのつまみに最高なんだとか。この友達は、新橋(注:東京にあるサラリーマンの聖地と呼ばれる安価な飲み屋が集まる街)に連れて行った時、非常に喜んでいましたので、単に酒飲みオサーンの味の好みは、世界共通というだけなのかもしれません。(「新橋のガード下で飲む時は、ネクタイを頭に巻くのがサムライの作法だ」と吹き込んだことは、もう時効でしょう。他のお客さんと盛りあがってましたけどね。)

     

    ●焼き鳥屋や飲食店の時間決め食べ放題(中国)

    かなりの確率で、中国からの団体さんは、食べ放題好きな人が多いです。

    個人でやってる焼き鳥屋さんや、飲食店と交渉して、明朗会計・食べ放題にしてもらうと、すごく喜ばれます。

    なんでも、日本にも中国人が経営する旅行会社があるけど、マージンが加算されていてかなり高くなっていることが多いらしいですね。そんなわけで、お会計を心配せず、安心して好きなものをたくさん食べられるイベントを設定してもらえると、とても楽しいのだとか。

     

    ●温泉の素などの入浴剤(カナダ、ノルウェー)

    年配の方や、女性の方は喜んでくれる方が多いですね。寒い国だから、体が温まるものは実用的なんでしょうか。そういえば、温泉って、病気やけがの治療のために入るもので、国によってはお医者さんの処方箋がないと入れない国もありますからね。ちなみに、使い捨てカイロについては、意見が半々でした。衣類で寒さを防ぐことを徹底する習慣が根付いているからかもしれません。

     

    まだまだありますが、今日はこのへんで。

    身近に私たちが接しているものほど、外国の人にとってみれば、珍しいものばかり。友好を深めるためにも、新しいビジネスを模索するためにも、こういったことを研究してみるといいかもしれませんね。

    ※この記事はガジェ通ウェブライターの「松沢直樹」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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