• このエントリーをはてなブックマークに追加
『gdgd妖精s』で自分の殻を破った シンガーソングライター・大友ジュン(井上純一)インタビュー
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

『gdgd妖精s』で自分の殻を破った シンガーソングライター・大友ジュン(井上純一)インタビュー

2013-10-01 00:30
    大友ジュン

    大友ジュン(本名:井上純一)

    1977年5月16日生まれ(36歳) 東京都出身

    2001年、system-Bのメンバーとしてテレビ東京系列アニメ『爆転シュートベイブレード』のエンディングテーマのボーカルを担当したことから本格的に音楽活動をスタート。

    その後、シンガーソングライター・奥井雅美のバックコーラスや楽曲提供、テレビ東京系列アニメ『シャーマンキング』のキャラクターソングのボーカルなどの活動を経て、2006年、大友ジュンとしてミニアルバム『遠い空』でCDデビュー。

    現在もライヴハウスやショッピングモールなどで精力的に活動中。

    その他、本名の井上純一名義では『gdgd妖精s』(2011年/1期)、『サンドウィッチマンライブツアー2012』、舞台『苦情★真に受けTV』(2012年)、『僕の妹は「大阪おかん」』(2012年)、『gdgd妖精s』(2013年/2期)、『直球表題ロボットアニメ』(2013年)、『サンドウィッチマンライブツアー2013』、『てさぐれ!部活もの』(2013年)など、楽曲提供も行っている。

    ――はじめまして。よろしくお願いします。

    大友:よろしくお願いします。

    ――大友さんのことは、本名名義の井上純一として楽曲提供をされていた『gdgd妖精s』で知りました。ブログに書かれていましたが、今回が初インタビューだとか。

    大友:音楽活動をやっていて初めてのインタビューです。このような機会を頂けて光栄です。

    ――ブログに楽曲解説の記事が上がっていて非常に興味深く読ませていただきました。

    大友:ありがとうございます。

    ――アコースティックな楽曲で聴いていて心地よかったです。体験を元に書かれた曲が多いようですが。

    大友:自分で歌う曲に関しては、今まで体験したことや経験したこと、感じたことを元に曲を書いています。『gdgd妖精s』等の楽曲提供に関しては、その時点で手に入るだけの情報、資料を全部もらって何度も見たり聞いたりした上で作品に合う曲を作っています。

    ――曲作りのアプローチが違うんですね。

    大友:最初に『gdgd妖精s』のお話をいただいた時は正直「出来るかな?」と思っていたのですが、せっかくの機会なのでやらせていただくことにしました。自分が作った曲を人に歌ってもらうことで音楽の見え方が変わって良い経験になっています。

    ――大友ジュン名義の曲と、井上純一名義の曲でまるっきり違いますよね。

    大友:大友ジュンとして僕のことを知っていた人が『gdgd妖精s』の曲を聴いた時に「これ本当にジュン君が書いたの?」っていう意見もいただきました(笑)アニメの方で知った方は、歌っている方のを聴くと逆に「ちょっと待って、こんなに真面目な曲を書く人なの?」と全く逆のことを言われたりします(笑)

    ――でも、本当に別人のような曲を書かれていてびっくりしました(笑)

    大友:そう言っていただけることが何よりも褒め言葉です。自分でも「本当にこれを自分が書いたのか?」って思う時もありますが(笑)

    ●中学時代、本気で米米CLUBのボーカルになるつもりでいた

    ――アーティストになろうと思ったキッカケは何だったのでしょうか?

    大友:中1の頃だったと思うのですが、音楽番組を観ていて米米CLUBの石井竜也さんがかっこいいなあと思ったんです。そこで、普通なら「石井さんみたいになりたい」とか思うんでしょうけど、僕は「もし石井さんに何かあったら米米CLUBの2代目ボーカルを継ぐんだ!」って本気で思ってたんです(笑)それがキッカケでした。

    ――なるほど(笑)中学生らしいといえばらしいですね。

    大友:己知らずも甚だしいですよね(笑)若さとは時に恐ろしいです(笑)

    ――作っている音楽には米米CLUBの影響があるのですか?

    大友:曲作りについては米米CLUBに関わらず、あまり誰の影響も受けていないです。専門的な教育も受けていないですし、世の音楽家の中でも自分は音楽の知識もテクニックもない方だと思っています。ただ、作っている曲に関しては自分が歌っていて心地良いと思うメロディのみを採用しています。そういう自分の中の感覚を信じています。

    ――最初は悪ふざけを本気でやる人なのかな、と思っていたのですが、繊細な感性の持ち主なのかな、と思うようになりました。

    大友:周り、特に『gdgd妖精s』や『直球表題ロボットアニメ』の監督である石舘光太郎からは僕はクソ真面目だって言われています。石舘からは、表現者としてクソ真面目である事は表現の幅を狭めるということを危惧されていたんです。そこで、自分が歌うわけじゃないから良い意味で自由に無責任に遊んでみろ。それが絶対にお前のためになるからというような事を言われて、楽曲提供のオファーをもらったんです。

    ――石舘監督とはどのような関係なのですか?

    大友:元々、12年ぐらい前に最初のアニメの仕事である『爆転シュートベイブレード』のエンディングテーマを歌っていた頃なんですけど、石舘とはたまたま地元が同じで、カラオケボックスで一緒にバイトしてたバイト仲間なんです(笑)。

    ――なんと!結構長い付き合いになりますね。

    大友:僕は音楽をやっていたんですが、石舘は当時、お笑い芸人をやっていて、休みの日には二人でドライブに行ったりしていました。ほぼ毎日のように一緒にいましたね(笑)バイト時代は僕のほうが先輩だったんですよ(笑)

    ――石舘監督の作品についてはどう思っていますか?

    大友:曲を作るにあたって台本を頂くんですが、活字で読んでいるだけで声に出して笑っちゃうくらい面白いです。その台本に声優さんが声を当ててかわいくなるんだから当然面白いですよね。友達だからではなく、一人の表現者として僕は彼の物を作る姿勢を心から尊敬しています。

    ●初めての電波ソング作り 「ニヤニヤしてたと思います」

    ――『gdgd妖精s』の『おいでよ!妖精の森』作曲が初めての電波ソングだったそうですが。

    大友:僕はジャンプ黄金世代なので『キン肉マン』や『聖闘士星矢』などは熱心に観てたのですが、最近のアニメはほぼ観ていなかったんです。電波ソングという言葉すら知らなかったという状態です(汗)なので、曲作りの参考音源を聴いた時は色々と衝撃的でした。

    ――普段と全く違うタイプの曲でしたが、どのようにして産まれたのですか?

    大友:メロディはそれほど時間をかけずに完成させたのですが、歌詞はそうはいきませんでした。参考音源を聴いていて感じたのは、掛け声やセリフが印象的だったということ。そこで、掛け声やセリフをいっぱい入れることを中心に、良い意味でふざけられるだけふざけてみようと思って歌詞を作りました。

    ――確かに、掛け声やセリフは印象的ですね。

    大友:それと、作品を作りながらも僕自身が一人の視聴者として楽しめるかどうかというのも重要視していました。「これをあのキャラクターに言ってもらったらかわいいかな」とか考えながら。深夜のファミレスで歌詞を書いていたんですが、多分、気持ち悪い顔でニヤニヤしながら作業してたと思います(笑)これまでの提供楽曲は、僕が作った物のほとんどをLiLiというバンドのHajime君にアレンジしてもらっています。彼は僕にない世界観を持っているので、あの独特のアニメっぽさはアレンジのHajime君に助けられている部分がかなり大きいですね。

    ――エンディングでは一転、ガチのバラードになっていますが。

    大友:これは監督からの指示でオープニングは電波ソング、エンディングは真面目なバラードという感じ、と言われていました。オープニングはキャラクターの魅力をそのまま伝えるように歌ってもらいましたが、エンディングは僕なりのこだわりもあってかなり細かく歌唱指導をさせて頂きました。

    ――こちらは大友ワールドといった感じでしょうか。

    大友:歌ってもらった声優さん達も面食らってました(笑)僕の仮歌に出来るだけ近づけよう、ひとつの楽曲として完成させよう、というのもありました。1期のレコーディングでこういう感じだったので、2期の際には事前にかなり練習されて来ていてさすがだなと思いました。

    ――10月から始まるアニメ『てさぐれ!部活もの』でもオープニング、エンディング、キャラソンを担当されているんですよね。

    大友:オープニング、エンディング、キャラソンが4曲の合計6曲の作詞・作曲をさせて頂いてます。ある意味、これまでのアニメのタブーに踏み込んでいるので「怒られないかな?」って思いながら作りました(笑)監督の指示で作ったので、何かあったら全部、石舘監督のせいです(笑)

    ――オンエアが楽しみです(笑)

    ●タイアップ曲オンリーのワンマンライヴ『大友秋祭 ~今夜はぐだぽょ~』開催

    ワンマンポスター

    ――今度、10月14日にイベントがあるそうですが、見どころを教えて下さい。

    大友:普段の大友ジュンがやっているライヴの色も出しつつ、井上純一名義の楽曲のセルフカバーなどを中心にたっぷり披露します。また、スペシャルゲストとして『gdgd妖精s』シルシル役の水原 薫さん、『直球表題ロボットアニメ』フジイ役の西 明日香さんにもお越しいただきます。

    ――おお、豪華ゲストですね。

    大友:他にもLiLiのメンバーや、踊り手のみなさんも登場してステージを盛り上げてくれます。アニメを観て下さった方には絶対に楽しんでいただけるライヴとなっていますので、是非お越し下さい。

    ――はい、楽しみにしています!本日はありがとうございました!
    大友:ありがとうございました!

    今後も井上純一名義でのアニメタイアップや、大友ジュンとしての活動を続けていく。「作品を世に発表できることが幸せ」と控えめに語りながらも、もっと世の中に知られたいという想いを熱く感じた。『gdgd妖精s』や『直球表題ロボットアニメ』で井上純一の名前を知った人は、是非一度、大友ジュンの楽曲を聴いてみて欲しい。とても同じ人間の生み出した音楽とは思えない世界観が広がっていることに気づくだろう。アーティストとしても真面目な人間性や、幅広い作曲対応力など、今後アニメソング界のみならず注目されるアーティストとなることは間違いない。

    大友ジュン公式サイト
    http://jun-otomo.com/

    大友ジュンツイッター
    https://twitter.com/Jun_Otomo0516

    大友ジュン『記憶』
    http://www.amazon.co.jp/dp/B008DVA4M2/

    大友ジュン『悩んで 学んで』
    http://www.amazon.co.jp/dp/B00B2N2JPI/

    ■関連記事
    ドワンゴに1日社員としてやってきた『社員ふなっしー』がやりすぎでヒヤヒヤする……「ふなっしーさん自重!」
    今度のMMDアニメは日常系で“部活”がテーマ! 2013秋アニメ『てさぐれ!部活もの』制作決定
    『gdgd妖精s』を制作した“10年先を行く”CGグラフィックのパイオニア 菅原そうたインタビュー
    『gdgd妖精s』『直球表題ロボットアニメ』などを手掛けたCGショートアニメの鬼才・石舘光太郎『ガジェット通信』独占インタビュー
    コスプレや方言でオススメ本の魅力を語る“読書女子”にドキドキ 『読書女子 レビュー合戦』


    RSSブログ情報:http://getnews.jp/archives/426915
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。