『タクシードライバー』『グッドフェローズ』といった名作を世に送り出し、ハリウッドの黄金コンビと謳われた巨匠マーティン・スコセッシと名優ロバート・デ・ニーロ。そして、『レオン』『グラン・ブルー』で知られるヒットメーカー、リュック・ベッソン監督。この豪華すぎる3人が初のコラボを果たし、かつて誰も観たことのない“ファミリー”を主人公に、奇想天外なスリルとユーモアで魅せる痛快エンターテインメント『マラヴィータ』が、11月15日(金)より公開されます。
この度『マラヴィータ』では、今年の8月17日に70歳を迎えた名優ロバート・デ・ニーロが、マフィアの“ファミリー”よりも固い絆で結ばれた“ファミリー”(家族)の大黒柱を演じることで話題に。10月17日から開催される「第26回東京国際映画祭」への出席のため、6年ぶりの来日が決定しています。
より魅力的な役に挑戦し続けるデ・ニーロをはじめ、70歳オーバーにも関わらず前線で活躍しつづける名優たちは映画界にたくさん。若者にはまだまだ負けていられない?
■ロバート・デ・ニーロ (70歳)
アカデミー助演男優賞を受賞した『ゴッドファーザー PART II』では、シチリア島で数ヵ月間生活し、独特なシチリアなまりを完璧にマスターしたり、アカデミー主演男優賞を受賞した『レイジング・ブル』では、体重を30ポンドも増やしたり、『タクシードライバー』でも、舞台となったニューヨークで、実際にタクシードライバーとして働いたりと、役作りに一切の妥協を許さないことで有名なデ・ニーロ。
常に信憑性を追求し、細かい点まで調和させてきたデ・ニーロは、『マラヴィータ』での役柄でもある東海岸出身の元マフィアのボスが本当にフランスの小さな町に落ち着く可能性があるのかを知るため、撮影前に証人保護プログラムでの生活のリサーチまで行ったという。70歳を迎えたにもかかわらず実に精力的な彼が魅せる、アル・カポネ風の“怒れる元マフィア”の顏と、哀愁漂う一家のパパとしての顔。その演じ分けにも期待したいところ。
■アンソニー・ホプキンス(75歳)
『REDリターンズ』11月30日(土)全国公開、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』2014年2月1日(土)全国公開。
■ロバート・レッドフォード(77歳)
『ランナウェイ/逃亡者』10月5日(土)全国公開。
■モーガン・フリーマン(76歳)
『グランド・イリュージョン』10月25日(金)全国公開。
『マラヴィータ』ストーリー
フランス・ノルマンディー地方の田舎町に引っ越してきたブレイク一家は、一見ごく普通のアメリカ人だが、実はとてつもない秘密を隠し持っていた。主のフレッド・ブレイクは泣く子も黙る元マフィアで、家族ともどもFBIの証人保護プログラムを適用され、偽名を名乗って世界各地の隠れ家を転々としてきたのだ。そんなワケあり一家はノルマンディーのコミュニティーに溶け込もうとするが、かんしゃく持ちのフレッドは事あるごとに昔の血が騒ぎ、妻マギーとふたりの子供も行く先々でトラブルを起こしてしまう。やがてフレッドに積年の恨みを抱くマフィアのドンが、彼の居場所を突き止めて恐怖の殺し屋軍団を現地に派遣。かくして“ファミリー”VS.“ファミリー”の仁義なき壮絶バトルの火蓋が切られるのだった……!
(C)EUROPACORP- TF1 FILMS PRODUCTION – GRIVE PRODUCTIONS Photo : Jessica Forde
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