海外では既に発売されていた『FuelBand』だが、『FuelBand SE』となって変わったのはカラーバリエーション、耐水性、Bluetooth4.0への対応による『FuelBandアプリ』とのシームレスな連携と新機能だ。
『FuelBand SE』は加速度計が内蔵されている。この加速度計により、装着している人がどんな動きをしてどのくらいの運動量をしているかを“NikeFuel”という単位を中心に計測し、アプリと連動している。
NikeFuel(以下Fuel)というのは、カロリーに変わる新しい“活動単位”。Nikeによれば「性別や体型に基づいて測定されるカロリーとは異なり、NikeFuelはその人の体型などにかかわらず同じ活動を同じポイントとして一定に加算します」とのこと。
トークセッションではボクシング世界チャンピオンの内山高志選手、フィギュアスケートの安藤美姫選手、世界陸上メダリストの為末大さんが登場。「各スポーツの運動量が、Fuelで比較できるのは興味深い」と『FuelBand SE』の使用感について語った。
ナイキジャパンゼネラルマネージャー カール・グリバート氏、ナイキ本社デジタルスポーツ担当副社長ステファン・オランダ―氏もそれぞれ挨拶、プレゼンテーションを行った。
印象深かったのは日常のどんな行動も「セッション」として記録し、その行動・運動の特性に合わせてFuelの計測方法も最適化させるという点。例えばランニングとヨガでは体の動かし方が異なるので、Fuelの計測もスポーツのタイプに合わせて正しく計測できるようにしているそうだ。運動ではないが、睡眠の状態も記録可能だという。
セッションはユーザーが『FuelBand SE』本体もしくはアプリから任意に計測を開始できるようになっている。また他にも友人と一緒にワークアウト・達成や挑戦が楽しめるようなグループ機能も強化されている。
後半は、先ほどの“セッション機能”を中心にトライアルが体験できた。
セッション開始するには、アプリから「セッション」の項目もしくは、『FuelBand SE』のボタンを長押しで準備完了だ。
記者も試しに、セッション開始した状態からパンチングポールを叩いてみた。
始めるやいなやiPodに表示されたアプリの数値はどんどんと上昇。運動の激しさ(ペース)に応じて背景の色も変化する。この時は3分で91Fuel、39.7Fuel/minという数値になった。
比較として、ワニたたきゲーム『ワニワニパニック』にも挑戦してみた。こちらでは、およそ1分で33Fuel、30Fuel/minという数値。
1分あたりの消費量はやはりパンチングの方が上回ったようだ。
こうしてあらゆる運動が記録されていくのは、実際楽しい!自分の運動量を数値量、ログとして確認できるだけでも『FuelBand SE』の価値は高そうだ。
体験セッションでは、先ほどの内山選手が再登場。シャドーボクシングでの動きを実際に見せてもらえることに。実際にシャドーを行うチャンピオンの動きは圧巻の速さだった。あまりの速さに『FuelBand SE』が記録できないという一幕もあったものの、そのあと無事に動作が確認できたようだ。プロの速さは想定外だったのか。
ガジェ通記者も、内山選手と一緒にシャドーを体験させてもらう。チャンピオンの隣で失礼があっては、と必死にあがいたところ数値は、1分で49Fuel、39fuel/minとなった。必死だったおかげか、動きに無駄が多かったのか、これまでより高めの数値となった。
実際に使ってみたが、これをつけてスポーツするにあたっての違和感は少ないだろう。ただしサイズは適切なものの方がもちろん望ましいと言えそうだ。
先ほども述べたとおり、普段ハードに運動をしない記者のような人間でもこうしたガジェットで自分の状態を記録できるのは非常に楽しいと感じた。
『FuelBand SE』は2013年11月6日(水)、nike.comまたは店頭にて販売開始。
カラーバリエーションはブラック、ボルト、ピンクフォイル、トータルクリムゾンの4色。
日本、アメリカ、イギリス、カナダ、フランス、ドイツでの同時発売で各15,750円(税込)となっている。
さらに10/25(金)からNike Harajuku、Nike Osaka Running、Nike Fukuokaおよびナイキストア吉祥寺にて店頭予約受付を開始する。
※予定数量受付次第終了
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