2006年にドラム式洗濯乾燥機のブランドとして誕生した『AQUA』(アクア)から、2013年冬商戦に向けた洗濯乾燥機のフラッグシップモデル『AQW-DJ7000』とノンフロン大型冷凍冷蔵庫『AQR-FG50C』が登場。2013年10月31日に東京ミッドタウンで開催中の『グッドデザインエキシビション』内でのメディア向け発表会でお披露目されました。
発表会の冒頭で、中川喜之ハイアールアクア代表取締役社長は「我々は日本では最後発のメーカー。同質化競争をしては埋もれてしまうので、ユニークな存在になりたいと常々意識している」と話し、「日本の市場でプレゼンスを確保するために重要な一歩。使い心地のいい家電と認識している」と、ブランドの理念である"Life is Precious"(人生は尊い)を具現化する商品であると強調しました。
●世界基準のお湯洗い機能搭載の『AQW-DJ7000』
家庭用洗濯機のパイオニアであり、コインランドリーやクリーニング店向けの洗濯乾燥機の実績もある三洋電機のノウハウを受け継いだ『AQUA』ブランド。そのドラム式洗濯乾燥機の最新モデル『AQW-DJ7000』は、ヒーターで水を温めて洗う「お湯洗い(追いだき)」機能が最大の特徴となっています。
日本では水道水をそのまま利用することが普通ですが、欧米や中国・韓国ではお湯洗いが主流。そのようなグローバル向けの商品や業務用洗濯機の独自技術を活かして開発されました。
「お湯洗い(追いだき)」機能では、ヒーターで水温を最高で50℃にまで上げることが可能。洗剤の酵素を活性化させることで、頑固な汚れも落とすことができるとのこと。
実際、クレヨンの洗浄テストでは、水温20℃では落ちないような汚れでもお湯ではキレイに。黄ばみ汚れ洗浄テストでもしっかりと洗われるという結果が示されています。
温度設定は、スタート後に水温センサーでドラム内の水温を計測。5℃ごとに9段階の温度調整することができます。
また、「すすぎ」工程では、オゾン水ですすぐことにより汚れを分解。排水時の界面活性剤の量を減らす効果もあるとのこと。オゾン(O3)が黒ずみなどの有機物の汚れに威力を発揮します。
ドラム式のユーザーの60%、縦型洗濯機でも55%がお風呂の残り湯を使用しているという調査結果が示されているように、近年一般の家庭でも高まりを見せている節水の意識。『AQW-DJ7000』ではそのようなニーズに応えるために、オゾンにより残り湯を除菌・浄化する独自の『アクアループダイレクト』と『オゾンすすぎ』を搭載しています。
『アクアループダイレクト』では、『水道水ゼロ』を設定すると洗濯の全工程でお風呂の残り湯だけで洗濯が可能に。風呂水ポンプ内蔵タンクに水をキープすることにより2回目以降は呼び水ゼロで洗濯ができ、オゾンで洗浄した風呂水ですすぐので清潔さも折り紙つきです。
オゾン技術は、最終すすぎ時に水量を4L増やし、ドラム回転数を上げることで隅々まで洗い流して除菌する『自動おそうじ』機能にも使われており、空気だけで除菌・消臭・汚れ分解を行う『エアウォッシュ』運転を約20分行うことを合わせて、ドラム内をキレイに保ちます。
最大で約16%の省エネ洗濯ができる『ecoモード』や、従来機種と比較して約2倍になった液晶など、使いやすさにもこだわった『AQW-DJ7000』。オープン価格となっていますが、森田昌治・ハイアールアクア商品統括部長によると実売は28万円前後を想定しているとのこと。
『AQW-DJ7000』 概要容量:洗濯・脱水 9.0kg / 乾燥6.0kg
希望小売価格:オープン価格
発売日:2013年11月下旬
色・タイプ:L(W)左開きホワイト/R(W)右開きホワイト
外形寸法(給排水ホース込): 幅636mm×奥行698mm×高さ1122mm
質量:約80kg
標準使用水量:洗濯時約68L/洗濯~乾燥時約70L
消費電力:洗濯時210W/洗濯~乾燥時1100W
運転音:洗い時約29dB/脱水時約39dB/乾燥時約37dB
●「節電」「整理・収納」「鮮度保持」にこだわった『AQR-FG50C』
ハイアールの『AQUA』ブランドとしては初参入となる冷凍冷蔵庫『AQR-FG50C』は、日本市場に対応した400リットル以上の超大型クラス。デザイン性を重視し、美しさと傷のつきにくさを両立させた強化処理ガラスを採用。ガラスに樹脂フレームのないヨーロピアンスタイルの『フレームガラストップ』仕上げとなっています。
『AQR-FG50C』で最大の特徴といえるのが、ドアが開いている時に冷蔵庫内の食品の鮮度を保つ『スマートエアカーテン』機能。庫内の冷気を循環させることにより、外気を入りにくくして温度上昇を1/2に抑え、扉を閉めた後も最大60秒間作動することにより、ドアポケットの温度回復のスピードも約60秒間アップさせることを実現。生鮮食品の鮮度劣化や栄養素の減少を抑え、節電にも効果的とのこと。
495リットルの大容量を誇る『AQR-FG50C』。冷蔵室は棚に強化ガラスを全段に使われており、ドアポケットも卵とチューブを一緒に収納できるようになっているほか、一升瓶や2リットルのペットボトルも入る大きさになっているなど、取り出しやすさに重点を置いた設計となっています。
特に『トリプルフレッシュルーム』はクラス随一の幅57cm・容量24リットルとなっており、ファミリーパック用の食品トレーを入れることも可能に。それぞれの容器を2段にすることで整理しやすさを追求しています。
フリーザーには、急速冷凍専用のファンで発生させた冷気を当てることにより、約4倍の速さで一気に冷凍させる『ジェットフリージング』機能を搭載。ほかにも、野菜や果物の老化を早めるエチンガスをカットするフィルターが野菜室に完備されており、取り外し可能な製氷機などと合わせて、ユーザーのニーズに合わせた使い方ができるようになっています。
また、ドア表面の『フィーリングタッチパネル』は手を触れることによってモードや庫内の状態を確認することができます。
使いやすさと美しさにこだわった『AQR-FG50C』はピュアホワイト・ブルーシルバー・マテリアルブラウンの3色がラインナップされており、想定価格は27万円前後。
『AQR-FG50C』 概要定格内容積:495L
冷蔵室264L(フレッシュルーム:24L)
アイスルーム18L
上段冷凍室21L
下段冷凍室107L
野菜室89L
希望小売価格:オープン価格
発売日:2013年11月下旬
カラー :ピュアホワイト(W)/ブルーシルバー(S)/マテリアルブラウン(T)
外形寸法:幅685mm×奥行713mm×高さ1836mm
●CMキャラクター・小泉今日子さんがメッセージ
発表会の席上では、『AQUA』のCMキャラクターを務める女優の小泉今日子さんからメッセージが寄せられました。「私も普段『AQUA』を使っていますが、シンプルで使いやすくてデザインもとっても素敵です」という小泉さんは、現在新CMの撮影中とのこと。「今度は私が小さくなって登場しますが、詳しいことはまだ言えません。でもとても楽しい素敵なCMができ上がると思いますのでオンエアと楽しみにしてください」とアピールしました。
ブランドの顔とも呼べるドラム式洗濯乾燥機の新モデルに加えて、大型冷蔵庫市場にも参入することになった『AQUA』。中川社長は「冷蔵庫・洗濯機以外の展開も視野に入れている」と意欲的に語っており、今後の商品開発の展開にも注目が集まることになりそうです。
AQUA(アクア) ハイアールアクアセールス
http://aqua-has.com/
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