先日、新潮文庫より竹内雄紀さん著『悠木まどかは神かもしれない』というタイトルの作品が出版された。
”まどか”といえば、現在劇場版が公開中のアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』が頭に浮かぶ読者の人は多いのではなかろうか。また、”悠木”といえば主人公・鹿目まどか役は声優の悠木碧さんが演じてらっしゃるので、このタイトルで『まどマギ』を連想するなと言う方が無理かもしれない。例えば“平野ハルヒ”と言われれば作品を知ってる人ならアニメの『涼宮ハルヒの憂鬱』を連想するのではなかろうか。
新潮文庫の『Twitter』アカウント(@shinchobunko)は、11月28日に
「絶賛発売中の『悠木まどかは神かもしれない』ですが、最初持ち込まれた時のタイトルは、『百円チーズバーガーズ』でした。ヒロインではなく主人公を含む33人の男の子たちのチーム名です。作中では、「3バカトリオ」とも呼ばれますが。「世界一チーズバーガーが食べたくなる小説」です。」
とツイート。また、「悠木碧と鹿目まどかを混ぜたのかな」というRTに
「タイトル会議に参加していた者全員が、「まどマギ」を知らなかったんです。後で知らされてびっくり。その時点ではもう印刷も進んでいて。読んでいただければ、模倣や盗作でないことは分かっていただけるとは思うのですが。」
と返信している。また、『悠木まどか』というワードをつぶやいた人をサーチしているようで、読んだ感想等をリツイートしていたりするのだが、その中で
「あんまり信じてはもらえないでしょうが、著者も担当編集者もその上司も「まどマギ」を知らなかったんです。ほんとにたまたまなんです」
と返信してたりもする。
実際のところ、12月2日の15時現在、「悠木まどか」でググると悠木碧さんの『Wikipedia』が一番最初にヒットする次第で、「『まどマギ』を知らないってのも業界的に問題なのでは」といったツッコミも『Twitter』で寄せられているようだが、果たして。
※画像は『新潮社』のサイトより引用
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