もう来週には2014年を迎えるわけですが、来年のカレンダーは用意しましたか? ふだんのスケジュールはパソコンやスマートフォンのカレンダーで管理しているという人も、「紙のカレンダーがないと落ち着かない」「家族の予定を共有するなら紙のカレンダー」という人は多いのでは。これから入手するという人には、ヤクルトレディが無料で配布している『ヤクルトカレンダー』がオススメ。こちら、全盛期には「発行部数世界一」でギネスにも載った、隠れた人気カレンダーなのです。1部手に入れたので、ヤクルト担当者のコメントを交えてその魅力に迫ってみましょう。
『ヤクルトカレンダー』は2002年からイラストレーターに山本祐司さんを起用し、「後世に残したい風景」をテーマに、そこに暮らす人々と風景をほのぼのとしたタッチで描いた月めくりカレンダーです。2014年版『2014年みんなの風景~日本を彩る色風景の旅~』は、「訪れる人の心を躍らせる、未来に残していきたい色風景」がテーマ。
表紙の山梨県・笛吹の桃源郷を筆頭に、奈良県・東大寺のお松明、埼玉県・巾着田の曼珠沙華など全国13か所の“色風景”をイラストで紹介。各地の解説も詳しく記載されているので、見ているだけで全国を旅している気分になります。ヤクルト担当者によると「毎年のように、お客様からこのカレンダーを見てその土地を訪ねました、というお手紙もいただいています」とのこと。確かに自分でも行ってみてくなる風景がピックアップされています。
筆者のお気に入りは、4月の宮城県・白石川堤の一目千本桜。ベンチに腰掛けたカップルや桜の木の下に座る親子連れ、風景を写真に収める人など、集まった人たちの様子も生き生きと描かれていて、なんだか和んできます。イラストの魅力についてヤクルト担当者は「風景といっても景色だけでなく、“人々の生活とともにある風景”ということにこだわっています」とコメント。「山本さんの温かいイラストのタッチを活かし、季節感・人のぬくもりを感じられるようにしています」。うーん、確かに。
カレンダーとしての使い勝手もよくなければ、ギネスに載るほどの人気は出ないはず。使い勝手のよいポイントの一つは、その大きさです。縦171×横203mmの大きさはちょっとした場所に貼りやすく、予定もしっかり書き込めるちょうどよいサイズ感。
書き込めるスペースも使い勝手のポイント。1日に2~3件は予定を書き込めるスペースが用意されています。ヤクルト担当者も使い勝手へのこだわりについては「なるべく、書き込みスペースを大きくとるようにしている」とのこと。
1か月が6週間にまたがる場合にもちゃんと6週分表示したり、日曜・祝日は色覚が異なる人でも見やすくグラデーションが入っているなどの工夫は、ヤクルトのお客様相談センターに寄せられた意見を基に盛り込んでいるそうです。
全盛期には807万2272部を発行してギネスに載った『ヤクルトカレンダー』。2014年版も約640万部発行されており、人気のほどがうかがえます。その人気の秘密は「二十四節季などの記載があり、カレンダーの玉の部分が使いやすいのだと思っています。それに加えて、もちろんイラストのオリジナリティとテイスト、きっちりとした取材に基づいた文章なども人気のヒミツだと思っています」とヤクルト担当者。これがタダでもらえるなら1部は手に入れておきたいですよね。人気のあまり在庫がなくなる場合もあるため、仕事納めまでにオフィス街などでヤクルトレディを見かけたら、迷わずゲットしておきましょう。
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