2012年に公開され、全米で歴代オープニング記録を塗り替えるなど、映画を超える社会現象を巻き起こし、日本でも大ヒットを記録した『アベンジャーズ』。そして新たなる『アベンジャーズ』に向けて、マーベル・スタジオが総力を結集した最新作が、アベンジャーズ最強の男“ソー”とその弟にしてアベンジャーズ最強の敵“ロキ”を主人公にしたアクション超大作『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』です。
2月1日(土)より全国公開となった本作は前作『マイティ・ソー』のケネス・ブラナー監督と異なり、新たにダークファンタジー大河ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で世界的大ヒットを収めたアラン・テイラーが監督が就任。公開前から世界中の注目を浴びたました。
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』は10月30日より全世界70の国と地域で順次公開され、週末のみの成績で早くも1億ドルを突破し各国初登場1位。続く11月8日の全米公開時にも2週連続で1位となり、全米を含む全世界の興行収入が現在までの合計で6億1,992万ドル(約614億円)となり、今なお記録を伸ばし続けています。
本作のヒットを実現したアラン・テイラーが監督に抜擢された理由とは? その答えはマーベル映画の名プロデューサー、ケヴィン・ファイギからの熱烈ラブコールにあるという。この度、ケヴィンの貴重なインタビューをはじめ、テイラー自身のコメントも初公開! ケヴィンの想いに加え、『ゲーム・オブ・スローンズ』での監督実績を買われ、製作に関して絶大な信頼と自由を与えられたテイラー。2015年公開予定の『ターミネーター』の監督候補にも選出されている話題の彼が、「アベンジャーズ」プロジェクト最新作にしていまだかつてない壮大な物語を如何にして描くのか。その答えに迫ります。
<ケヴィン・ファイギ(製作)>
Q.今回の監督に起用したアラン・テイラーですが、これまでテレビ番組や映画を監督してはいますが、こういうハリウッド大作を監督するのは初めてだと思います。なぜ、彼を起用したのでしょうか?
A. なぜなら、僕は彼がこれまでにやった仕事の大ファンだからだよ。僕たちが大好きだった質感が、彼が手掛けた「ゲーム・オブ・スローンズ」にはある。そして、僕たちはこの新しい映画で、アスガルドの黄金の王国をもう少しリアルなものにしたかったんだ。それで、彼の経験をもとに、僕たちは彼に一緒に仕事をしてもらいたいと頼んだんだよ。
いつも、大作をもとに選ぶのではなく、彼らが以前手がけた質の高い仕事に基づいて雇ったとき、彼らは素晴らしい仕事をしてくれた。ジョン・ファブローは、「アイアンマン」くらい大規模の作品をやったことはなかったし、ジョス・ウィードンも、「アベンジャーズ」の規模に近い作品はまったくやったことがなかった。でも、彼らはものすごく才能がある。彼らには素晴らしいビジョンがある。これらのキャラクターのストーリーを語るための僕たちのスキルや、どうやれば大きな特撮や大きなセットを作るかがわかっている驚くべきアーティストやテクニシャンと、ジョスやシェーン・ブラック、そしてアラン・テイラーといったユニークなボイスを持った監督たちを組み合わせれば、とてもスペシャルな映画が出来ると信じているんだ。
<アラン・テイラー監督>
Q. すでにいろいろ決まっているものに飛び乗り、自分らしさを出すためにどういうことをしたんですか?
A. そうだね。それぞれ違うよ。今作で、僕にどれだけの自由が与えられたかについては、驚いたよ。ソーのコスチュームや、アスガルドのルックスをデザインし直していいと言われたんだ。その他の多くのキャラクターも考え直してよいとね。マーベルから、そういうことに対するサポートをもらえたし、彼らに情熱があった。それは驚きだったよ。まったく好き勝手にできたというわけじゃないよ。マーベルはとても強いブランドで、彼らはどう感じているかちゃんと言ってくる。でも、彼らが僕を今作に参加させ、この映画の世界に僕らしさを出すことにとても熱心なことに感謝しているし、驚いたよ。
Q.撮影期間はどのぐらいかかりましたか?
A.長かったよ。そうだなあ……4ヶ月くらいかな。
Q.セットなどもたくさん組んだのでしょうか?
A.うん、一作目の時よりももっとたくさんのセットを組んだよ。理由の一部は、出来ることなら、僕はグリーンスクリーンで撮影するよりも、ロケーションや本物のセットで撮影するのが好きだからだよ。シェパートン・スタジオにたくさんのセットを組んだ素晴らしいデザイナーがいるんだ。ロンドンのシーンはロンドンで撮影し、アイスランドは、スヴァルトヘイム、ダークワールドになった。そして、主要なセット、アスガードはシェパートンに作ったんだ。巨大な王の部屋も含めてね。
Q.役者にとっても本物のセットがあると:分違うものなんでしょうね?
A.僕は本当にそうだと信じている。もしリアルなセットがあればね。もし、本物の場所で撮影することが出来るリアルなロケーションを使えれば、さらにいいよ。
Q. 前作に比べてアクションシーンは多いのでしょうか?また、撮影をしていて難しかったところはありますか?
A.アクションシーンがもっと多いかどうかはわからないな。アクションはより大きくなったと思うよ。もっと壮大だ。僕の義務の一部は、ものごとをもっと大きくすることだったからね。ただ、最後の戦いを抑えたものにしようと努力したよ。軍隊が軍隊をたたきつぶすということはしたくなかったんだ。最後には、一人の男対一人の男(の戦い)にすることが出来たよ。もし、もっと大きく、もっと大きく、とやっていると、あまりに一般的な感じなってしまうおそれがあったからね。
そしてもっとも難しかったことは、そうだなあ、脚本を変えていく作業以外には、撮影のしかたが難しかったよ。こういったプロダクションでは、ある要素は人工的なものになる。そこには何もないのに、役者はそれとインターラクトしないといけないんだ。役者たちのスケジュールの関係で、二人の役者が(撮影現場に)来れなかったりした。だから、後で彼らを撮影して、入れ込まないといけなかった。それはすごく大変だったよ(笑)。
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』ストーリー
「アベンジャーズ」の戦いから1年──再び迫る地球の危機に、アベンジャーズ最強の男ソーは、義理の弟にして最大の宿敵であるロキと共に立ち上がる。二人は敵の侵略を回避できるか? そしてロキを待ち受ける衝撃的な運命とは…?
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
http://www.marvel-japan.com/movies/thor/
原題:Thor: The Dark World 監督:アラン・テイラー
出演:クリス・ヘムズワース/トム・ヒドルストン/ナタリー・ポートマン/アンソニー・ホプキンス
(C)2013 MVLFFLLC. TM & (C) 2013 Marvel. All Rights Reserved. 配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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