仮想通貨『ビットコイン』を巡る混乱は未だ収束する気配がない。この2月に入ってからだけでも
・ロシア当局が『ビットコイン』の取引禁止を通達
・『ビットコイン』のシステムにハッキングされる恐れのある脆弱性が見つかる
・主要取引所の1つにサイバー攻撃が仕掛けられ現金との交換業務が停止される
・日本最大の取引所『Mt.Gox』が「技術トラブル」のため払い出しを停止
など、『ビットコイン』のもともとあやふやな信用を毀損するニュースが相次いでいる。これを受けて『ビットコイン』価格も暴落。2月10日には1万枚近い成り売りによって、瞬間的に1BTC=102ドル(2か月前の高値の12分の1)の安値を記録するなどメチャクチャなチャートになっているところもあり、一部では取り付け騒ぎのような混乱も起こっているようだ。
そして雪の降りしきる本日、日本最大の『ビットコイン』取引所を運営するMt.Gox社に対して、ユーザーによる抗議デモが行われた。デモと言っても、報告を見る限り参加者は2人だけなのだが……。イギリスからの参加者を含む彼らはMt.Gox社が入居する渋谷のビルの前で、
「俺たちの金を返せ!」
「お前のとこのクソなシステムをビットコインのせいにするな!」
と英語で書かれたプラカードを掲げ、「技術トラブル」の詳しい説明と、現金との交換業務の早期回復を要求した。
1月上旬に250枚のビットコインをMt.Goxに預けたKolin Burges氏は、はるばるロンドンから駆けつけた。Tシャツ姿にスタバのカップを持って出社したMt.GoxのCEO・Mark Karpeles氏に、「まだビットコインは残っているのか?」と詰め寄ったが、納得のいく回答は得られなかったようだ。
画像:抗議デモ参加者(@The_K_meister)の動画より引用
動画:MtGox_Protest_FEB2014(Vimeo)
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