この夏、タカラトミーアーツが送る次世代アミューズメントマシン2機種が発表された。新機種は男の子向けの『ブキガミ』と女の子向けの『プリパラ』の2機種で、どちらも新機能『プリチケ』を導入した筐体となっている。今回の発表会では株式会社タカラトミーアーツ代表取締役社長の鴻巣崇氏、同じく常務取締役ライブエンターテイメント事業本部長の盛岡俊広氏、『プリパラ』のアニメ制作を担当する株式会社タツノコプロ代表取締役社長の桑原勇蔵氏、同じくプロデューサーの依田健氏、『ブキガミ』にモモ役で出演する声優の小林ゆうさん、主題歌を担当する湯毛さん、『プリパラ』で主題歌とメインキャストの声優を担当するi☆Risが登壇した。
まず、鴻巣社長からの挨拶では新筐体の特徴である『プリチケ』について「従来のように筐体から排出されるカードにもう一枚“プリチケ”というカードがついている。このカードによって遊びも情報もコミュニケーションも更に大きく拡大されるという商品。ワクワクドキドキするような商品を積極的に導入していきたい」と挨拶をした。
そもそも『プリチケ』とは一体なんなのだろうか。業界初の“チケットスタイル”のアミューズメントマシンである『プリチケ』は、盛岡氏の説明によると以下のような特徴を持った新筐体だという。まずはオンデマンド印刷。ユーザーがプレイしたゲームプレイが瞬時に反映されて、その結果が印刷されてカードに記載されるというもの。プレイしたユーザーの思い出がそのままカードに残せるという。そのカードは全てスナップオフ、切り離せる仕様となっており、1枚はメインカードとしてゲームプレイに使用し、切り離したものは友達との交換用やサブアイテムとして使用することが想定されている。切り離す時の小気味良い音もまた楽しい。また、全てのカードはキラカードとなっており、コレクションする喜びも増える。
マルチサイズスキャナーにも対応しており、例えば立体物のスキャンにも対応している。さらに、充実したオプション機能やオンライン通信にも対応しており今後様々な展開が期待される。
今回紹介された『ブキガミ』では、通常の2倍サイズのカードである“ドデカード”やスナップオフしたチケットがサポートアイテムになることが発表されている。『プリパラ』では、筐体に付いているカメラでプレイヤーを撮影したものがカードに印刷されるオンデマンド印刷などが既に導入決定となっている。
それではそれぞれのゲームについて見ていこう。
●『ブキガミ』~デカイ武器 集めて鍛えて ブッ倒せ~
『ブキガミ』はタカラトミーアーツが送る完全新規オリジナルコンテンツ。小学校高学年の男児をメインターゲットに、王道バトルゲームをお届けする。キャッチコピーは「デカイ武器 集めて鍛えて ブッ倒せ」というシンプルなもの。プレイヤーは武器召喚士“ブキガミ”を操り、ゲーム内のキャラクターたちに武器を与える。武器の強化・進化・合成などにより強い武器を手に入れ、より強い敵を倒していくゲームだ。毎回のプレイ後に強くなった成果がカードに反映されて排出される。武器は剣、ハンマー、銃の3系統があり、今後も増えていく予定。
カードはミシン目で2つに割ることが出来るスナップオフカード。強くなった成果がプリントされた“ブキガミカード”とバトルに役立つアイテムや武器の進化に必要な素材がプリントされた小さい“ボーナスチップ”の2枚に分割することができる。
発表会では『ブキガミ』から、声優の小林ゆうさんと歌手の湯毛さんが登壇した。湯毛さんは『ブキガミ』にちなんでデカイ武器をもって登場。小林ゆうさんは画伯ならではの芸術的なイラストを描いた。小林ゆうさん曰く「紫色のキャラクターをそのまま描きました」とのことであったが、その判断は見るものに委ねられた。また、小林ゆうさんは自身の演じるモモのセリフで「武器をください!」というのをパネルの裏に隠れながら披露し、声優としての実力も発揮した。
湯毛さんは主題歌『ブキガミ!!』を披露。男子なら大盛り上がりのアツい曲で、ゲーム中に流れるとテンションが高まること間違いなしだ。
また、『ブキガミ』は『ニンテンドー3DS』でのゲーム化やカプセルトイなども予定されている。無料トライアルカードも配布するので、興味がある方は1度遊んでみてはいかがだろうか。稼働時期は2014年7月以降を予定している。
ブキガミ
http://www.takaratomy-arts.co.jp/specials/bukigami/
●『プリパラ』~カメラでパシャッと誰でもデビュー!~
『プリパラ』は『プリティーリズム』シリーズの流れを汲む、女子小学生を対象とした作品。ファッションとダンス、音楽をテーマにした主人公がスターを目指しながら成長してくストーリーだ。アイドルテーマパーク“プリパラ”を舞台に、小学5年生の女の子“らぁら”がアイドルチームを結成してトップを目指す友情と成長の物語。シリーズではおなじみの「ストーン」ではなく、今回はプリチケを使っておしゃれなステージ衣装にコーデをする。
今後のアニメについては4月より『プリティーリズム・オールスターセレクション』が1クール放送され、7月より『プリパラ』が放送される。『プリパラ』の主人公であるらぁらは『オールスターセレクション』にも出演し、歴代の主人公からアイドルの教訓を教わって7月からのアイドルデビューを目指すというストーリーになっているようだ。ちなみに、『プリパラ』にもプリズム空間でお馴染みの赤井めが姉ぇが登場するという情報も。シリーズファンにはうれしい情報だ。
発表会には作品で声優と主題歌を担当するi☆Risが登壇。『§Rainbow』の披露と作品に対する意気込みなどを語った。i☆Risは茜屋日海夏(あかねやひみか)、芹澤優、久保田未夢、山北早紀、若井友希、澁谷梓希の6人が登壇。作中でも声優として活動することが決定しているi☆Risだが、真中らぁら、南みれぃ、北条そふぃの3人のキャストにはそれぞれ茜屋日海夏、芹澤優、久保田未夢が担当することが発表された。
これからレコーディングするという主題歌について澁谷さんは「アイドルらしさとi☆Risらしさが詰まった曲を期待しています」と、山北さんは「『§Rainbow』では一緒に手を振るところがあったんですが、アイドルファンのみなさんが好きな指差しが出来るところがあるといいなと思います」と、若井さんは「これから聴いてくださるたくさんの方に一緒に歌って踊ってもらえる歌を歌えたらいいなと思います」と新曲への期待をコメントした。
役を演じるにあたってらぁら役の茜屋さんは「声優として最近やっとスタート地点に立ったので、らぁらちゃんもこれからアイドルを目指していくので一緒に1年間成長していけたらいいなと思います」とコメント。みれぃ役の芹澤さんは「私は『プリティーリズム』シリーズが大好きで、今回またシリーズに関われたことですごく嬉しいです。詳細はお楽しみですが、1人の女の子の人生を背負う気持ちで一生懸命演じていきたいです」とコメントした。最後にそふぃ役の久保田さんは「私もそふぃちゃんと一緒に私自身も成長して、最終回を迎えた時に久保田未夢がやってよかったなと言われるように成長したいと思います」とコメントした。
『プリパラ』は、監督が森脇真琴、シリーズ構成が土屋理敬、キャラクターデザインが原将治という布陣に一新。アニメスタッフは引き続きタツノコプロが担当し、『プリティーリズム』シリーズ3年間で積み重ねた3DCGの技術を駆使したアニメーションが期待される。また、物語途中から新ユニットの参入があるということも発表され、今後の展開にも期待高まる。
放送は2014年7月より、テレビ東京系列にて放送。
プリパラ
http://www.takaratomy-arts.co.jp/specials/pripara/
タカラトミーアーツ公式サイト
http://www.takaratomy-arts.co.jp/
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