今回はうさみのりやさんのブログ『うさみのりやのブログ』からご寄稿いただきました。
■中野区の田中大輔区長がプーチン化している件
中野区の田中大輔区長が同区の「多選自粛条例」を廃止しようと画策しています。この条例は田中区長みずからの任期である平成17年に、民主党会派の提案で中野区自治基本条例を改正して7条として全会一致で以下の条項をを付け加えて制定したものです。
(区長の役割及び在任期間)第7条 区長は、区民の信託にこたえ、区の代表者として、公正かつ誠実な行政運営を行わなければならない。
2 活力ある区政運営を実現するため、区長の職にある者は、連続して3期(各任期における在任期間が4年に満たない場合もこれを1期とする。)を超えて在任しないよう努めるものとする。
3 前項の規定は、立候補の自由を妨げるものと解釈してはならない。
上記のようにあくまで「多選を自粛する」ものなので、別に田中区長が出馬したところで法律上は問題なく倫理的な責任が問われるに過ぎないわけです。それにも拘わらず、自分のご都合で区の基本となる条例の改正を提案するのはいかがなものか、と思わざるを得なく、憲法を改正してまで大統領に返り咲いた「現代のツァーリ」ことプーチン大統領を彷彿させてくれます。参考までに当時の提案者である藤本やすたみ区議の演説を以下に掲載しておきます。
【平成17年3月25日:中野区議会における藤本やすたみ】この区長の多選の弊害をなくすことを目的として、私たちは過去二度ほど条例案を議員提出議案として提案させていただきました。前議会には、1つは禁止条例という形で提案をさせていただきましたが、皆様方のなかなか賛同を得ることができず、継続審査のまま議会が変わりまして廃案になりました。新しい議会構成のもとで、禁止条例から自粛条例、努力規定として皆様方の理解を得るために内容を変えて新しく提案をさせていただきました。
現在、地方分権の問題がさまざま国会でも論じられる中で、小泉首相もその地方自治体の長の制限について、その趣旨に賛同である旨の意思表示をした記事を読まさせていただきました。今回、中野区自治基本条例の中に長の多選自粛の趣旨が盛り込まれたことは、まさに地方自治体における構造的、すなわち根本的な政治改革であると思います。総務委員会では、この第7条に関しては、全会一致で賛成されたとお聞きをしております。修正案が否決をされ、原案が残り、それに賛成をされるということで、少なくとも全会一致で賛成をされたとお聞きをしております。ぜひ本会議におきましても全会派の賛同を得られることを願って、賛成討論といたします。
いや私もおっしゃる通りだと思いますよ。さすがに中野区議会がこの田中区長の提案を通すとは到底思えないのですが、しばらく動きを注視したいと思います。っていうかインターネッ党の出番なのか。
ではでは今回はこの辺で。
執筆: この記事はうさみのりやさんのブログ『うさみのりやのブログ』からご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2014年03月26日時点のものです。
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