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福岡は、柳川に出かけてきました。

柳川といえば、南の有明海に注ぐ温暖な場所で、

川下りなどの観光スポットが昔から有名です。

最近は、リーズナブルに利用できる温泉もあったりして、

ゆったりと過ごすには、なかなかよい感じ。

DSC_0967DSC_0964はあー、のどかでよい感じですね。

でも、松沢的には、こちらのほうが……

DSC_0980そう、柳川名物「うなぎのせいろ蒸し」です。

タレをまぶしながら焼き上げた、うなぎのかば焼きを

ごはんに乗せて、せいろで蒸し上げたもの。

蒸すことによって、うなぎの脂とうまみがごはんに

しみこむ調理法ですね。

ごはんにも、うなぎのタレを混ぜ込んであります。

蒸されて、ふっくらと仕上がったうなぎと

濃厚なうなぎのうまみがしみこんだごはんのコントラストが

最高ですわん。うるうる。

DSC_0985肝吸いもついて、あたしゃ大満足でございました。

DSC_0979地元のお店の中では、お値段ちょっと高めらしいです。

注文を受けてから、うなぎを焼いてくれるので、少々お時間かかります。

とはいえ、お座敷で川下りの様子を眺めながら、のんびり過ごす場所代を

考えると、コスパは高いように思います。

ちなみに、松沢は、西日本鉄道さんが発売している

「往復の電車」+「川下り」+「うなぎ屋さんでの食事つき」の

「柳川特盛きっぷ」という企画切符を使いました。

西鉄福岡からだと総額5150円なので、これだけ楽しめれば、

かなりお得ですね。

うなぎを堪能したあと、おいしいものを探して、柳川の町を散策。

「まだ食うのかよ」とおしかりを受けそうですが、仕事なんです、仕事。

柳川は、南に面した有明海に、川が注ぎ込む場所でもあります。

有明海は、魚や海苔がおいしい場所として有名なのですが、

まずはその前に甘味のものでも。

ふらりと入った和菓子屋さんで、面白いものを見つけました。

DSC_1035あら、おひなさま。

4月なのになんで?

「このあたりは、旧暦でお雛祭りば、お祝いするとですよ」

和菓子屋さんのおばあちゃんが、にこやかに説明してくれました。

「へー、そうなんですか。お雛様もきれいですけど、この飾り物もきれいですね」

「この上からぶら下がっとるのはね、「さげもん」ち言うて、

こどもが健康に育つように願って下げるとですよ。

柳川のおうちは、お雛様よりも、さげもんのほうが立派なくらい

飾り付けするおうちが多いですね。」

「さげもん」に似た飾り物をするのは、日本中に数か所あって

静岡県の稲取、岐阜県の飛騨高山などが有名なのだそう。

ただ、これだけの数の人形をつるすのは、他の地域では見られないらしい。

つるしてある人形にも、いろいろな意味があるそうな。

サル―母猿が子猿を片時も離さないことから、母子の愛情がはぐくまれるように。

エビ―腰が曲がる年まで元気に過ごせるように。

セミ―セミが木にしがみつくように、根気強い子供になるように。

DSC_0992「それにしても、きれいですよね。」

「せっかくやけん、この近くの旧家さんが、立派な飾り付けしとるけん、

見てきたらよかよ。」

なるほど。昔から、旧家って、ひな祭りとかだけじゃなくて、

年中行事の飾り付けすごかったからなあ。

和菓子屋のおばあちゃんに、教えてもらった旧家に足を運んでみたら、

快く取材に応じていただいた。

「遠いところからよくお越しくださいました。さあ、上がってごらんになってください」

奥様にご案内いただいて、おうちに上がらせていただいたのですが……

ここからは、説明不要でしょう。

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DSC_1057DSC_1059DSC_1061DSC_1050DSC_1047DSC_1070DSC_1062DSC_1063DSC_1036まさに豪華絢爛!!

飾り付けをされているお部屋の全景を、撮影できないほど、

お人形と「さげもん」が飾り付けしてあって、

とても幻想的でした。

残念ながら、飾り付けの時期は過ぎてしまいましたが、

ゴールデンウイークから夏場は、川下りと有明海の珍味が旬を迎える時期。

関心を持たれたら、お出かけしてみるのもいいかもしれませんね。

※この記事はガジェ通ウェブライターの「松沢直樹」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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