4月9日の記者会見で「STAP細胞はあります。もう二百回以上作成に成功しています」と語っていた理化学研究所の小保方晴子さん。
先日、ガジェット通信の
『指原莉乃「ピンクの部屋で研究する? 割烹着着る?」 小保方晴子さんへの疑問を語る』
http://getnews.jp/archives/555774
という記事で、
「男の人は小保方さんに対して優しい。女の人は厳しい」
というニュースキャスターの安藤優子さんの言葉を紹介したが、それに対して同意する声も結構ある模様。
会見では「悪意はなかった」「未熟だった」と語っていた小保方さんだが、いかんせん科学論文においての「画像を切り貼り」といった行為等は、研究者の世界でどういった意味を持つのかよくわからないという方も多いようだ。
そんな中、サイエンスライター佐藤健太郎さんのブログ『有機化学美術館・分館』の
『STAP細胞の「不正」とは何だったのか』
http://blog.livedoor.jp/route408/archives/52144365.html[リンク]
というエントリーが話題になっている。
「若手新聞記者が事件報道をする際に、同じような行動をとったらどうなるか」という具合にたとえて、今回の件を解説しているもの。
(1)ある若手新聞記者が、数年がかりの取材の末、大事件の真相をスクープした。この新聞社は事件を連日トップで扱い、若手記者をスターに祭り上げた。(=STAP細胞の最初の記者会見)
(2)その記事では、ある場所に犯人が潜んでいると報じられていた。しかし、多くの人がその場所を訪れて探索したが、誰も犯人を見つけられなかった
(=世界中の研究者が追試するも、STAP細胞は再現せず)
(3)記事において、大きな証拠のひとつとして挙げられていた現場写真は、実は記者によって切り貼り加工が行われていた
(=電気泳動の写真に切り貼り加工)
(4)記者は「犯人の写真」として、別人の写真を貼り付けて記事にしていた
(=STAP細胞から生じるテラトーマの写真は、全く別の条件で行った実験のものだった)
……
といったように、今回の会見までの行為をたとえている。4月15日正午現在、『Facebook』のいいね!が6500近くついて、『Twitter』では4200件以上ツイートされているようである。『Twitter』上では、他の専門家からも「このたとえはわかりやすい」といったようなツイートがいくつもなされていたりするようである。
※画像は『有機化学美術館・分館』より
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