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自殺する人は弱い(grshbの日記)
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自殺する人は弱い(grshbの日記)

2014-05-13 14:30
    自殺する人は弱い(grshbの日記)

    今回はgrshbさんのブログ『grshbの日記』からご寄稿いただきました。

    ■自殺する人は弱い(grshbの日記)
    「「自殺」に関して〈個人〉と〈社会〉の両側面から考えたい」 2014年05月10日 『ぐるりみち。』
    http://yamayoshi.hatenablog.com/entry/2014/05/10/000117

    読みました。

    「自殺をするのは弱い人間だ」という人がいる。が、それは全くもってナンセンスだ。問題に立ち向かう勇気がなかった。それ以外の選択肢を選べなかった。それらは個人の〈弱さ〉に起因するものではなく、“たまたまそうなってしまった”からではないかと。

    「「自殺」に関して〈個人〉と〈社会〉の両側面から考えたい」 2014年05月10日 『ぐるりみち。』

    http://yamayoshi.hatenablog.com/entry/2014/05/10/000117

    俺はこの記述にいまいち納得出来ない。弱いでしょ、自殺する人。はっきり言って弱い。クソ弱い。

    この記事にこんなブコメがついていたけど、やはりこれにも納得がいかない。

    id:Soregasi

    自殺を選ぶ人はある意味強いと思うよ。ガチで死にに行ったのなら、それって死の恐怖に打ち勝ててるじゃんね。俺は勝てなかったよ。

    「「自殺」に関して〈個人〉と〈社会〉の両側面から考えたい」 2014年05月10日 『ぐるりみち。』

    http://yamayoshi.hatenablog.com/entry/2014/05/10/000117

    自殺を図る時点で、死の恐怖と死の利得を秤にかけて後者が勝ってるわけで、死の恐怖はそもそも自殺をする時に打ち勝つべきものではない。

    だから、自殺を決行する人が「強さ」をもってして死の恐怖に打ち勝ったなんてことは全くない。逆に言えば、id:Soregasiさんのように怖くて死ねなかったという人も、弱いから死ねなかったわけではない。この段階で強弱は関係ない。

    冒頭の引用部分では、id:ornithさんは自殺は「弱さ」に起因するものではなく、成り行き上の偶然によるものだと述べている。ここはある程度わかる。自ら死を選びたくなるほどに大きなストレスを抱えてしまう人は運が悪かったということもあるだろう。だけど、そうした状況に陥ってしまうことが完全に運によるものだと言い切ることが出来るだろうか? 俺はそうは思わない。

    昨年だか一昨年だか、イジメ問題がメディアで取り上げられて、ネットでも話題になってたことがあったじゃないですか。毎年のようにそういうことがある気がするけど。んで、その時によく「逃げるのは悪いことじゃない」みたいな意見を見かけた。全く正しい意見だ、と俺は思う。

    自殺したくなる程どうしようもない状況に陥る前に、何かしら打つべき対策はいくらでもあると思うんですよ。逃げたければ逃げればいいし、逃げなくても環境を変えるために出来ることは沢山ある。でもそれをしなかったから、自殺なんて選択肢が浮かび上がってくるような状況に陥ってしまう。

    誰がどう見ても、自分で自分の首を絞めているだけだ。出来ることがありながら何もしない。だから「自殺するしかない」と思い込むような状況に陥る。何もしないのも、何をするべきか分からないのも馬鹿だからだろう。分かっていても出来ないのは弱いからだ。そういう馬鹿で弱い人間だから、自殺なんてしようと考える。馬鹿でもないし弱くもないなら、そこまで追い詰められる前に何とかするだろう。

    ついでに言うと、「自殺するしかない」というのも思い込みでしかない。今までに見てきた自殺のケースにおいて、自殺以外に手の打ちようがなかったケースなんてついぞ見たことがない。人間追い込まれるとまともに頭が働かなくなるのは仕方ないとして、そういう状況で少しでも頭を働かせることが出来るか否かの分水嶺は、やはりその人が強いか弱いかにあるだろう。

    自殺を試みた人や自殺したい人は、「お前がそんなことを言えるのは運が良いからだ」と思うのだろうか? 世の中の大半の人は自殺しないわけで、彼らが自殺しないのは運が良かったからだと言うのは少し無理があるだろう。生きていれば普通、誰だって不運な事態に巻き込まれることがある。それでも自殺なんてしないで済んでいるのは、そうした状況にその都度まともな対策を立ててきたからだ。それだけの強さがあったから生きていることが出来た。

    結局のところ、人間を動かすのは感情だ。論理だけで人は動くことが出来ない。どんなに優れて正しそうな論理も、感情を支えるための要因の一つにしかならない。そうである以上、絶対的な正しさというものはない。価値は常に流転し続ける。根源的に自身の感情を支えるのは自らの意思だ。だから、独善的に良し悪しを決定し、その決定の責任を負わなくてはならない。自らで考え決定しその責任を負える強さが人を生に近づけ、それを退ける弱さが人を生から遠ざける。

    つまり、自殺する人は弱い。

    執筆: この記事はgrshbさんのブログ『grshbの日記』からご寄稿いただきました。

    寄稿いただいた記事は2014年05月12日時点のものです。

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