片山祐輔被告が河川敷に埋めたスマートフォンから自作自演メールを送信した出来事は、本人が「私が犯人です」と自供する事態に発展した。真犯人を別に仕立てる計画だったようだが、墓穴を掘る形となった。
片山被告はスマートフォンで外国人向けのプリペイドSIMを使い、自作自演メールを送信したという。日本には外国人用に特化したプリペイドSIMは販売されてないが、外国人が使えるよう数カ国の言語で解説されているプリペイドSIMがある。
片山被告がタイマー機能で送信した自作自演メールは、経路がmp76f1fa5d.ap.nuro.jp(118.241.250.93)である事が判明している。プリペイドSIMでこの経路を使用しているのは「Prepaid LTE SIM by So-net」のみ。
この「Prepaid LTE SIM by So-net」は、非常に限られた場所でのみ販売されており、インターネット販売はされていない。つまり店頭に足を運んで買うしかない。
関西国際空港 1F国際線到着階(自動販売機)
成田国際空港 第一ターミナル・第二ターミナル、モバイルセンター
新千歳国際空港
あきばお〜 各店
BOOK OFF 新宿西口店
ビックウエスト・インターナショナル(池袋)
ラオックス 秋葉原店
九州全域のココストア・エブリワン
実際に購入してみたが、店頭で身分証明証を見せたり、個人情報を記入する事なく買えた。スマートフォンタブレットPCに入れて利用登録すると使えるようになるのだが、名前や住所、電話番号、メールアドレス、どれもデタラメを記入しても認証される様だ(規約違反かもしれないが調べようがない為)。
世界各国にはプリペイドSIMカードが普通に売られており、特に個人情報を必要とせず利用できる。なので「Prepaid LTE SIM by So-net」の認証が甘いと言う訳ではないし、プリペイドSIM自体になんら問題はない。
しかし、プリペイドSIMがこの様な出来事に使用されたとなると、規制が発生するかも知れないのは事実だ。
余談だが、「Prepaid LTE SIM by So-net」は100MBプランで価格は2778円、30日間有効だ。500MBプランだと4630円で60日間有効。後から追加でチャージすると、大幅に割引された価格で利用を継続できる。
※この記事はガジェ通ウェブライターの「太郎改太郎」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
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