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ガケ書房ってこんなイメージなんだろうなぁ【この日のガケ書房】(7月18日)
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ガケ書房ってこんなイメージなんだろうなぁ【この日のガケ書房】(7月18日)

2014-07-19 15:30
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    前回から始まりました本当の「この日のガケ書房」。毎日、マイナーチェンジを繰り返す実際の本棚の並びの中から、ある一日のある棚を切り取って、紹介します。

    今回は、雑誌棚から。その中でも、ガケ書房の在庫のパブリックイメージはたぶんこんなんだろうという感じのラインナップを撮影しました。

    まず、一番左上。『WYP Vol.0』。特集は、働きながらインドを探る。この冊子は、現在Vol.0.5号まで出ているのですが(つまりまだ創刊にはギリギリ至っていないということか?)、2号とも<働く>ということをテーマにした冊子です。前口上には、こんなことが書いてあります。

    この『WORLD YOUTH PRODUCTS」というリトルプレスにも、テレビやネットを賑わすような著名人は載っていません。ただそんな世界にも(そんな世界だからこそ)、自分の人生を考えるきっかけや、あわよくば踏み出せなかった一歩を踏み出せるきっかけがあると思うのです。

    言葉の通り、この号にはインドの地元の起業家や大学や若者、神父などが登場します。インドに行かなくても、ここからインド人の生の声や考えが聞こえてくるのです。誰かも言ってましたが、紙の発明は距離や時代を超えて、ひとつの思想が、遠くの人・違う時代の人にまで伝わるという<思想を運ぶメディア>になり得たという点ですね。この冊子はそれを強く実感できる一冊です。

    次は、その隣。うって変わってこれはとても身近すぎる場所からのメッセージです。タイトルは、『築地ツイート』。これは、築地卸売市場の中にある公衆便所に侵入してそこに書いてある落書きを冊子としてまとめたものです。ダジャレ、イラスト、思いのたけ、イタズラ書き、意味不明の言葉など。書かれた内容は、基本的に全部小学生レベルです。用を足していて、目の前にある壁やボードがなんとなく目に入ってきて、何にも考えずに思いつくままに書いてしまったんだろうなぁという感じです。これは新しい形の自動書記か? 天からの啓示的ことば? ・・・・あきらかに考えすぎですね。

    その隣。『ナポリタン』。なんと、どストレートなタイトルでしょう。その名の通り、あのナポリタンについての本です。全体的に昭和テイストのデザインでかわいオモロく紹介。なにより著者自身がナポリタン初挑戦という設定で、試作品初期・中期・後期と作っていきます。ほかにも誕生秘話や紙粘土のナポリタン製作法、ナポリタン激戦区グラビアなど、にぎやかな1冊。

    一番右。『恋と童貞 第5号』。この誰もがピクッと反応してしまう青春なタイトル。かつて創刊号が入荷したとき、このタイトルをツイートしたら、これまでにないくらいリツイートされた伝説があります。この冊子のコンセプトは、以下です。

    「乙女心よりも純情なドウテイ心をむやみに追求する雑誌」。

    今回の特集は、恋するパンツ学。最初から最後まで全部、ドーテイのことに関係することが書かれています。例:ドーテイコラム「なぜパンツに名前を書いてはいけないのか。」

    その下いきましょう。『けもの道 7月号』。ここ最近で反応の多かった雑誌です。狩猟人のための専門誌。内容も凄いですが、広告ページも凄いです。犬のベスト(チョッキ)の広告。銃の広告。射撃場の広告。猪犬訓練所の広告。動物のはくせい制作会社の広告。

    この道に入ったらなかなか出てこれないでしょうね。けもの道。

    その左。『ミック博士の昭和プロレスマガジンVol.33』。こちらはもうすっかりガケ書房では定番です。いつも個性的な方々が買っていかれます。特集は、「決定版!国際プロレス外国人レスラー大全科 上」。表紙は、オックス・ベーカーですね(実は僕もかなりの昭和プロレスファン)。大人気雑誌で、公式サイト上のバックナンバーはすべて完売しています。でも、ガケ書房には店頭にひっそり17・20・21・23・26・27・28・30号がありますよ。ほしい人は急いで。

    その左。『コトノネVOL.10』。これは、社会を楽しくする障害者メディアという副題を掲げた雑誌です。ダウン症や知的障害、身体障害のある人たちにスポットあて、彼らの働きぶりなどを紹介していく1冊です。いつもゲストインタビューがあり、今回は「あまちゃん」の音楽で一般的認知度がグッとあがった音楽家・大友良英さんが登場。彼は、インタビューの冒頭で「障害者の人というニュアンスの言い方はおかしい、なるべく固有名詞でいきたい」と発言しています。

    最後!『レポ 15号』。この冊子は、ライターの北尾トロさんが始めたもので安定した内容を保っています。特にここ最近の特集は「ライター特集」や「八十年代エロ本文化特集」など人気が高かったです。この号は、ムショ暮らしや性犯罪、裁判所ルポなど社会派ネタですがノリはどこか軽妙です。現在の最新号は、「女の土俵際特集」。本音と現実を女性たちが語った真実に迫る内容ですがこれもまたどこか軽妙で救われる1冊です。

    あああああああああぁああああかああぁあんっば! 終わった!

    また次回。

    ↓         ↓          ↓

    上記の商品は、ガケ書房遠方販売サイトにて購入できます。

    http://gake.shop-pro.jp/

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