最近、花盛りとも言えるHD画質以上のウェアラブルカメラ。『GoPRO』シリーズが、じわりじわりとこのブームを盛り上げてきた印象があるが、ここにきてソニーの『アクションカム』や、Panasonicの4Kカメラ『A500』など、様々なタイプのウェアラブルカメラが登場してきている。
シマノの『CM-1000』は水中撮影にウェイトを置き、より専門性を高めた機種と言えそうだ。
●明るいレンズ
『CM-1000』にはF値2.0という、非常に光を取り込みやすい(≒少し位暗くても撮れる)レンズが採用されている。水中での撮影では、必ずしも十分な光量が得られない可能性がある点を考慮した設計であろう。
もちろん、通常のウェアラブルカメラとして水中以外でも使用することが可能だ。この場合、画作りは魚眼による独特の歪曲したものとなる。
ちなみに水中で撮る場合には、レンズに専用のアダプタを取り付ける。この場合、可視範囲は丸くトリミングされ画面の四隅は黒くなってしまうが、歪曲はない。
(もちろん、水中用のアダプタを付けたまま、歪曲の無い映像を通常のカメラとして使うこともできる)
●使い方はいたってシンプル
本体操作に使うボタンは「電源ON/モード切替ボタン」と「録画/電源OFFボタン」の2種類。
電源ONした後、このボタンを押すごとに録画モードが切り替わる。
・1920×1080、 30fps、18Mbps
・1280× 720、120fps、24Mbps
・ 640× 360、240fps、18Mbps
・Photo
あとは録画ボタンを押すだけ。電源を切るときには、録画ボタンを長押しする。
シンプルなユーザーインターフェースで、記録はMicroSD/SDHCに対応している。Wi-Fiでスマートフォンに接続することも可能。
手のひらサイズ(44.2×70.8×30.3mm)で86g、連続撮影時間は約2時間だ。
●かなり鮮明に魚を撮影できた!
今回は奥多摩の管理釣り場にて撮影検証してみた。水質が良いこともあり、かなりクリアにニジマスやヤマメの様子を撮影することが出来た(ヒットする瞬間が撮れればなお良かったのだが)。
こうした釣りなどでの撮影はもちろんのこと、スキューバダイビングなどで実際に潜っている様子などを撮影する場合にも活躍しそうだ。
シマノ 水中ムービーカメラ 『cm-1000』で水中を撮影してみた
http://youtu.be/U2qtREpCTbo
このサイズのボディで、水中をフルHD・高ビットレートで撮影できるというのは他のカメラにはないアドバンテージである。『CM-1000』は水中をきれいに撮影したい場合の強力な選択肢となりそうだ。
メーカー希望小売価格は¥27,500(税別)となっている。
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