2011年初頭にカリフォルニア州知事の任期を終え、『エクスペンダブルズ』シリーズや『ラストスタンド』『大脱出』でハリウッドへの完全復帰を果たしたアーノルド・シュワルツェネッガーが、2014年7月30日(水)で67歳に! 『ターミネーター』シリーズをはじめ、『プレデター』『コマンドー』『コナン・ザ・グレート』……と映画マニアでなくても一度は耳にしたことがある名作の数々を世に送り出してきました。
古希まであと3年、さらに進化を追い求める我らがシュワちゃんの伝説の一部をご紹介。
●【伝説1】肉体年齢はマイナス20歳?!
シュワちゃんは元々、世界No.1クラスのボディビルダー。15歳の頃からボディビルに打ち込み、ミスター・ユニバースなど数多くのタイトルを獲得するほどの実力で、俳優に転向してからも、その圧倒的なボディを数多くの作品で披露してきた。その姿勢は67歳になっても全く衰えを見せず、来年全米公開予定の映画『ターミネーター: ジェネシス(原題)』に出演するにあたり、体を鍛え直したとのこと。「今でも気分は45歳」と豪語する彼は、「一日も欠かさずトレーニングするんだ。俺にとっては、それも人生の一部って感じさ」と、この年齢にして、このボディをキープする秘訣を明かしたという。
●【伝説2】この歳で、新境地。
シュワちゃんと言えば、なんといっても印象強いのが唯一無二のパワフルアクション。一部からは彼の演技に厳しい意見もある中で、世界中のファンを魅了し続けてきた世界最高の大スターであることは紛れもない事実である。最新作『サボタージュ』では、麻薬戦争の神とも称されアメリカの麻薬戦争において多大な功績を挙げてきたDEA(麻薬取締局)最強の特殊部隊を率いるリーダー、ジョン・ウォートンを演じる。屈強な外見と、不屈の精神から仲間から“ブリーチャー(破壊屋)”の異名を持つが、そんな外見からはうかがい知れないダークなトラウマを内に秘めた、善と悪の二面性を併せ持つ複雑なキャラクターである。殺しのターゲットにされたチームの面々が同時に容疑者でもあるという怪奇的な状況のもと、一挙手一投足に何か“裏”を感じさせる演技力は、67歳にして新境地を切り開いたことを認めざるを得ない。
●【伝説3】今後も話題作への出演目白押し!
『サボタージュ』:2014年11月TOHOシネマズみゆき座ほか全国ロードショー
『エクスペンダブルズ3』:2014年11月1日より全国公開
『ターミネーター:ジェネシス(原題)』:2015年7月1日より全米公開予定
『マギー(原題)』:2014年11月14日より全米公開予定/2015年全国公開予定
●『サボタージュ』最大の魅力は、“奇妙な美しさ”/シュワちゃんインタビュ―公開!
Q.『サボタージュ』で主演を務められていかがでしたか?
A.観客は驚くと思う。作品が持つ深さと厚みのおかげで、並外れた予想外の映画になっている。見事に書かれたすばらしい創作劇だと思う。それにこの映画を作ってみて一番驚いたのは、奇妙な美しさがあることだ。絶えずつきまとうような雰囲気があるうえに、登場人物全員がそれぞれの歴史を持ち、複雑に壊れたキャラクターになっている。美しく、幸せで、悲劇的でもある。そうしたすべてが優れたドラマを作り出しているんだ。
『サボタージュ』ストーリー
アメリカの麻薬戦争において多大な功績を挙げてきたジョン・ウォートンは、DEA(麻薬取締局)最強の特殊部隊を率いるリーダー。8人の部下を指揮し、麻薬カルテルのアジトへの奇襲作戦を実行したジョンは、見事な戦術で敵の制圧に成功する。しかし一味の隠し金1000万ドルの札束が忽然と消え、ジョンの部下たちが1人ずつ何者かに惨殺される不可解な事件が発生。それはジョンへの恨みを晴らそうとする麻薬組織の仕業なのか、それともチーム内の何者かの犯行なのか。ジョンと地元の女性刑事が捜査を繰り広げるなか、チームのメンバーは疑心暗鬼に陥り、猟奇的な連続殺人はさらなる異常な展開を見せていくのだった……。
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