■機材は整った だが問題は山積している
3Dテレビと3Dビデオカメラは整いました。
ただ、3Dビデオを作る上に於いて、よくよく考えなければならない問題があります。
例えばブルーレイやDVDにオーサリングする場合、どういった形式で保存・再生するか、という問題です。
※AVCHD 3D
現在、最新の3Dビデオ動画のフォーマットです。HDR-TD20Vもこちらの録画方法で通常撮影されます。
画像劣化をする事無しに、フルハイビジョンの解像度のまま、再生を行う事が出来ます。
「だったらこれでいいじゃん」…と仰る方も多いかと思います。
但し、これには重大な問題が有り、「この方式に対応しているブルーレイレコーダーでないと再生が出来ない」という問題です。
わが家のブルーレイレコーダーは、この規格が出来る前に購入した古いものなので、AVCHD 3Dでオーサリングしたディスクは、実質再生出来ない、という事になります。
これでは困りもの。
※サイドバイサイド動画
ずばり、この様な動画形式で保存、再生するものです。
この再生形式で保存したブルーレイやDVDメディアは、旧来の古いブルーレイプレーヤーでも再生可能です。
3DTVで再生すると、TVの方が自動的に動画を3Dと判断して再生してくれます。
「だったらこれでいいじゃん」…と仰る方も多いかと思います。
但し、これには重大な問題が有り、「ハイビジョンの動画を左右に分割してオーサリングする為、動画の縦の解像度が半分になってしまう」という事です。
要は、サイドバイサイド動画形式でオーサリングした動画を3DTVで再生すると、フルハイビジョンではない、所謂、多少眠い(ぼやっとした)動画になってしまう事が否めません。
ブルーレイプレーヤーの問題は、どうすればよいのでしょう。教えて物欲の神様~!!
…いや、今回、神様に聞くだけヤボでした。
現在使用しているブルーレイレコーダーはまだまだ現役で、壊れる気配がありません。当面は「ブルーレイレコーダーは買い換えない」という方向で考えていかなければなりません。
もし壊れてくれたら(!)こいつを狙っています。わくわく。それまでじっと我慢です。
http://www.stereosound.co.jp/media/panasonic/201406/diga/
色々考えあぐねた結果、
「AVCHD 3Dと2Dの2種類の動画を当面オーサリングする。ブルーレイプレーヤーを買い換えて、AVCHD 3Dが再生出来る環境になったら、AVCHD 3Dのオーサリング1本に絞る」事に決めました。
動画を撮影する度に、2種類の動画を作らなければいけないのは少々面倒くさいですが、SONYのビデオカメラを利用している事もあり、動画管理ソフトの『PlayMemories Home』はそのあたり、ワンタッチで3D、2D動画ディスクを作成する事が出来るので非常に助かります。
PlayMemories Home
http://www.sony.jp/camera/playmemories/home.html
ちなみに、このソフトは無料につき、他メーカーのカメラ(スチルカメラも可能)でも、誰でも動画・画像管理機能を利用する事が可能な様です。
但し、SONYのカメラを接続した場合、機種情報を認識して、よりオーサリング機能が拡充する様です。
※これまで構築した4Kの動画はどうするんだろう、という問題は残っていますけどね。現状、TVも再生プレーヤーもまだ全然揃っていない状態です。当面は動画データをHDD内にベタで持っているしかないんでしょうねぇ。
いずれ、次回購入するTVは「4K対応3DTVでサイズは65インチ以上」になってしまいますね。まだまだ敷居高いなあ。将来4K対応の3Dビデオカメラが出たら、ビデオカメラも買い換えですね。お金がいくらあっても足りません。関係各位様、お仕事頂戴。
●オーサリングソフトはどうしようかなあ
オーサリングソフトはどうするか。
『PlayMemories Home』でも、カンタンな動画の結合等は出来る様ですが、やはりちょっと凝った事を行おうとすると、専用の動画編集ソフトが必要になってきます。
色々調べた結果、一番直観的で分かりやすく使えそうな、『CyberLink Power Director12』を購入する事にしました。
http://jp.cyberlink.com/products/powerdirector-ultimate/features_ja_JP.html?affid=2581_1052_104_13Sep24_0_3&gclid=CjwKEAjwpIefBRCuir7wy-f1kCwSJADXBi2aEtDZbulhPoBdbfzVAYj1HWzFfdJSLNGASq1GprylMxoCgqjw_wcB
https://www.youtube.com/watch?v=VepSoxVR4aQ
私が一番気に入っている機能として、「マルチカムデザイナー」機能が有ります。最大4台のカメラを、テレビ番組のカメラの様に切り替えて、1本のビデオに出来るという優れものです。
https://www.youtube.com/watch?v=kBiuTKdodaI
最大4台のビデオを切り替える?どゆこと?
「…何か企んでますね。もしかして、以前記事で取り上げた某商品と関係がある?」
…お察しの通り。刮目して待て!!
…続く。
※CyberLink Power Director12 の記事の執筆に当たっては、サイバーリンク株式会社 様から執筆の承諾を頂いております。
※PlayMemories Home の記事の執筆に当たっては、ソニー株式会社 様から執筆の承諾を頂いております。
※この記事はガジェ通ウェブライターの「FURU」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
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