そんなバーミヤンのラーメンである『バーミヤンラーメン』(¥399・税抜)が最近リニューアルされたのはご存じでしょうか。
今回の『バーミヤンラーメン』リニューアルで大きく変わったのはなんといってもダシ! 醤油ベースのタレを使い、かつお節・サバ節の混合節を使用している点はこれまでと同様。旧タイプでは「ニンニク風味を加えた背脂」だったのが、新バージョンでは「煮干しの香りを豊かにしたラード」に変更されてます。
結果、ダシの旨味、煮干しの香りと醤油の風味がガッチリと手を組んだ、昔ながらの醤油ラーメンに仕上がっているのです。
●オーソドックスだからこそ、"乗っけて"もかなり美味い
今回の『バーミヤンラーメン』は、醤油や煮干しメインのダシを武器とした直球・正統派な美味しさ。変なクセが無いからこそ、ほかのメニューとの相性も良いはず。
”ちょい足し”レシピが一時、流行ったことがありましたが、今回はバーミヤンラーメンでの“ちょい足し”を実践してみたいと思います。
今回試したのは、多くのメニューからピックアップされたこちらの6品。
・海老の濃厚チリソース・蟹入り天津飯
・四川麻婆豆腐
・たっぷり野菜炒め
・バンバンジーサラダ
・ユーリンジー(油淋鶏)※50音順
単品でも美味しいこれらのメニュー、試しておなかいっぱいでしたが楽しい検証作業となりました(笑)。
それでは、ベスト3から順に、発表していきたいと思います。
第3位:バンバンジーサラダ
使用したメニューは『豆腐のバンバンジーサラダ』(¥499)。ゴマダレのかかったバンバンジーとトマトやレタス、キュウリなどの具材を載せてみました。
このゴマダレとあっさりした鶏肉が本当にスープによく合います。ゴマダレ部分は担々麺方向の風味として楽しめますし、鶏肉と醤油スープの相性は言うまでもなくバッチリ!
新鮮な野菜はシャキシャキとしたアクセントとして、思いのほか醤油ラーメンに合うのは新発見でした。
第2位:蟹入り天津飯
こちらで使用したのは『蟹入り天津飯』(¥599)。今回は天津飯の上の部分である、あんかけ卵と青菜、蟹の身をバーミヤンラーメンにトッピングしてみました。
この蟹入り天津飯のあんかけが実に絶妙なのです。中華ダシがしっかりと効いたあん、塩味は控えめなのでダシの旨味、そしてほのかな甘みが楽しめる上品な味わいです。
味のしっかりしたラーメンのスープと、このあんの組み合わせは、互いの良さを保ちながら深みを増す相性の良さです。また、魚介風味にトッピングの蟹の身がたっぷりで満足感も高め。あんのしみたライスと麺、スープでなかなか箸が止まりません。第1位:ユーリンジー(油淋鶏)
堂々の一位に輝いたのは『2種ソースで仕上げた油淋鶏(ユーリンジー)』(¥599)との組み合わせ。何が素晴らしいって、このさっぱり甘酢と醤油スープとのハーモニー、そしてパリッパリに揚がった衣と鳥皮の食感です。甘酢のしみた油淋鶏をスープに浸してガブリ(サクッ)。二つの味が口の中で冷やし中華のスープに似た味わいに変化しつつ、消えていきます。
これだけでも十分なのですが、それにとどまらず追加の「特製ゴマソース」も素晴らしい。ラー油の効いたゴマソースも一緒に戴くと……(バンバンジーサラダの時と同様)担々麺のような味も楽しめてしまいます。
1000円程度で楽しめてしまうこれらの「コンボメニュー」は、是非是非おススメしたいです。惜しくも選外となったものも悪くない組み合わせでした。
海老の濃厚チリソース:エビチリの個性がどうしても強いのでエビチリ一色になりがち。魚介なので相性はとても良いです。たっぷり野菜炒め:完全にタンメンになります(笑)。ただし野菜が普通のタンメンより多めになるので、あえてこちらの組み合わせを試すのはアリです。
四川麻婆豆腐:想像通りの味わいになります。麻婆豆腐自体はダシ重視の旨味を中心とした味付けなので、トッピングとしての違和感は無いです。辛味が心地いい。
どれもこれも非常に美味しくいただきました。ごちそうさまでした!
本格中華を違った角度から楽しめる、"乗っける"メニュー。
ひとりで出かけて、セットメニューよろしくガッツリと食べてみるのも良いですし、友人や家族とシェアしあいながらいろいろ乗っけてみるのも楽しいですよ。お試しください!
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