天皇杯全日本サッカー選手権の三回戦が開催された2014年8月20日。J1のチームが下位カテゴリーのチームに敗れる試合が続出。前年度覇者の横浜F・マリノスもJ2リーグ戦4位のギラヴァンツ北九州に延長戦の末2-3で破れ、トーナメントから姿を消しました。
F・マリノスは、2014年度天皇杯特別ホームユニフォームを製作・販売。これが「生産上の理由」により発送が9月上旬となっており、購入予約をしたサポーターの手に届く前の敗退という思わぬ事態となっています。
特別ユニフォームは、右袖に前大会王者の証である天皇杯優勝マークが入るなど、前身の日産自動車サッカー部時代を含めて史上最多の7度の優勝を誇るディフェンディングチャンピオン仕様。精悍さあふれるデザインは評判が良かったぶん、早期の敗退が悔やまれることに。予約のサポーターからは「最悪」「キャンセルしたい」といった嘆きの声が『Twitter』などネットでも上がっています。
国内最大のトーナメントである天皇杯は、プロ・アマ問わずにエントリー可能な大会で、例年下位のカテゴリーによる大物食いに敗れるJ1チームが出てきます。2014年は既に鹿島・神戸・仙台が二回戦で敗退。三回戦では、J1首位の浦和が群馬に、2位の川崎が愛媛FCに苦杯を舐めており、6位柏もPK戦の末千葉に敗れ、10位新潟も延長戦で長崎に逆転ゴールを決められて敗戦…。J2のチームによるジャイアントキリングが頻発しています。
リーグ戦を重視するチームの中には、天皇杯を出場機会の少ない選手の実戦の場とするところが多く、F・マリノスもこの試合で中村俊輔選手をベンチに置き、移籍で獲得したばかりのFWラフィーニャ選手も登録メンバー外となっていました。過密な日程の影響もあり、J1各チームがより総合力を問われるようになっている中、下位カテゴリーのチームにも充分にチャンスのある大会となっています。判官びいきのサッカーファンにとってはリーグ戦とは違った魅力がある天皇杯ですが、ジャイキリを食らったチームのサポーターとしては「たまったものではない」というのが正直なところではないでしょうか。
※画像は横浜F・マリノス公式サイトより
http://www.f-marinos.com/news/detail/2014-04-17/130000/112019 [リンク]
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